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これは、小説好きでないと理解出来ない物語。
注意
·純文学視点で行く為ライトノベル等を批判する場面が出ますが、決して貶すような意図があるわけでは御座いません。
·戦闘描写が御座います。
·過去の文豪が出ます。
「やったぁ!見てみて、此処が文謳町だよ!」
隣町からやってきたトラックが、ガタガタと酷く揺れたあと、プシューというエンジン音と共に停止する。運転士が運転席から降りて、荷台の扉を開くと、中から歓喜の声が上がった。
「よし、おめえら出てこい。家まで案内してやる」
ガタイの良い青年__海斗がゴーグルを外しながら、中の子供達に声をかける。その声を合図に子供達は一斉に荷台から飛び降り、海斗の周りに群がった。
「よし、これで作戦が実行出来るようになったな!」
中学2年生だろうか。胸元に『凪斗』と書かれた名札をぶら下げた少年が、小学2年生あたりの少女の手を握りながら笑った。海斗はその声を聞いたあと、クックックと喉を鳴らしながら笑い、こう叫んだ。
「今此処に居るおめえらは、今日からどれだけ本を読もうが構わないんだ。どんな思想を持ったっていい。
その代わり、日本文学を滅ぼすな!」
「はい、海斗兄!!」




