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異世界魔術師  作者: 白兎
2/6

~旅の仕度はしっかりと~

「はーいじゃあ一つ目!

 双葉くんはどんな魔術系統が欲しいのかな?」


そんなのは決まってる


「ソロモン王の魔術でお願いします」


憧れの魔術師になれる…

この時の俺は年甲斐もなく

心が躍るようだった。

正直心の中では鼻歌交じりでスキップまで

しているぐらいだ。

不意に体の奥でじわりと暖かい何かが

芽生え、体を巡るのを感じる

何だこの感じは?


「はーい1つ目のプレゼン終了!

これで君も魔力を手に入れたんだよー」


よくは分からないが体の奥から感じる

流れが魔力というものらしい。


「でもでもー、魔力の種を植え付けただけだからね?

これじゃあソロモン王に仕えし72柱の悪魔達は

従わないよー?」


そういえばそうだった…。

悪魔達を召喚するには魔力そして

ソロモンの五芒星が必要になる。

元より悪魔が一介の人間に仕えるわけがない。

魔術師が悪魔に魔力を与え現界させ、

悪魔はその代価として絶大な力を与える。

だが稀に悪魔は脆弱な魔術師には牙を向くことがある

それを防ぐために五芒星を身につけ契約を履行させるのだ。

五芒星は魔術師と悪魔との契約書みたいなものだった。


「いきなり自分の悪魔で死なれても困るし

 しょうがないからこれはサービスねー」


だ女神がそう言うと、

いつの間にか俺の首には

特徴的なネックレスが巻かれていた。

胸元まで届くチェーンの先には

銀のサークルその中央には黄金比で描かれた

銀の星があった。

俺としても呼び出したらいきなり頭をガブリ!

なんてことは避けたいので正直助かった。


「はいじゃあ二つ目いってみよう!」


どうしよう全然決まらない…

一番の望みは叶えて貰ったしなぁ

異世界に行って困りそうなことといえば?

あぁこれがあった!


「今から行く異世界の基本的な知識が欲しい」


「それが二つ目の願いなのね」


だ女神の手がそっと俺の額に触れた

その瞬間膨大な量の情報が流れてくる。

あまりにも多すぎる情報量に脳が悲鳴をあげ

頭が割れるほどの頭痛を訴えている


「あぁ、ごめんごめん

 いっきに送りすぎちゃった…てへ❤」


うぜぇぇほんとこのだ女神使えねぇぞ

もう一度だ女神が触れると嘘みたいに痛みが消えた

いちいち問題起こさないと話しが進まない

ゴーーン

鐘の音が鳴り響いた


「大変もう出発の時間だね

 さぁ双葉くん貴方の旅路が良きものになるよう

 祈ってるよー!」


まてまて!三つ目のプレゼント貰ってねーぞ!


「おい旅に困らないだけの…!」


最後の願いを言い終わる前に俺の目の前は

またしても目の前は暗転したのだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


行った行った

さあ迷える子羊ちゃんはあの世界で

どんな事を成し遂げるのだろうか?

たのしみだなぁ


彼女は暗闇のなかで新たなおもちゃを貰った

子供のように笑っていた

二話目投稿しました

こんな拙い文章読んでくださる方もいて

嬉しい限りです。

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