20,修行と新たな大切
あの後陛下が来たけどその時に「身体の半分消し飛んだのにそれが3日で完治するなんて俺でも無理だぞ?いくら始祖クラスの吸血鬼とはいえ再生力おかしくないか?」って言われた。そしてそれを言った時よく見るとちょっと引いてた。ううむ、解せぬ。
更にその後何故かここで外の2日分陛下から色々教わることになった。
そしてその結果、模擬戦の時に足りないと言われた魔法陣の展開速度の向上、魔法正確性の向上、陛下基準で普段使いできるレベルまで魔法の威力の向上、そしてそれらを十全に扱えるだけの技術を習得した。加速倍率30倍倍での修行だったから魔王様直々に2ヶ月分の修行をつけてもらったことになるな。
まぁさすがに2ヶ月分の時間ぶっ通しで修行してた訳じゃないよ。アマテラスと戯れたりネロ様のお願いを聞いたり色々した。そしてついさっきその長い修行は終わった。
そして2ヶ月分の修行を終えた結果ステータスも結構変わった。レベルは一切上がってないけどスキルがかなり育った。
name:九條 真緒
種族:吸血鬼(始祖級•根源種)
mainjob:魔神
subjob:神剣使い
種族Lv:256
体力 A(S)
魔力 A(SS)
筋力 A(S)
知力 A(SS)
スキル─────────────────
・ノーマルスキル
『肉体超強化 Lv54』『魔力武器化 Lv69』
『重金剛 Lv60』『飛翔 Lv56』
『龍王鱗 Lv90』『咆哮 Lv50』
『身体超強化 Lv54』『立体機動 Lv59』
『空中機動 Lv55』『無尽走破 Lv56』
『体力超速回復 Lv57』『召喚魔法 Lv50』
『呪術 Lv91』『礼儀作法 Lv20』
『家事術 Lv20』『料理人 Lv29』
『書類作成 Lv20』『書類処理 Lv20』
『魔法陣 Lv24』
・マスタースキル
『死霊魔法 Lv39』『闇支配 Lv84』
『恐怖支配 Lv56』
・エクストラスキル
『全言語理解EX』『融合』『交換』
『紫灰の焔』『天霊化』『万纏』
『肉体変化:龍』『瘴気生成 』
『魔剣召喚』『聖剣召喚』
・レジェンドスキル
『風神雷神 Lv15』『森羅万象 Lv11』
『覇王 Lv9』『魔術 Lv8』
・ユニークスキル
『降神装・陽炎』『神剣召喚:叢雲剣』
『神眼』『神剣召喚:神焔剣』『炎天下』
『万物創造 Lv9』『スキル合成』
『自己改造』『始祖吸血鬼 Lv8』
『魔神 Lv5』『空間侵蝕』『万魔殿』
『七元徳』『七大罪』
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称号──────────────────
『光の加護』『創造神の加護』『異世界人』
『精霊と絆を繋ぎし者』『絶望に抗いし者』
『槍嵐神の加護』『太陽神の寵愛』
『狂気に抗う者』『虹を宿す者』
『武の神髄』『魔導の神髄』『吸血鬼始祖』
『夜の王』『影を統べる者』『不死王』
『神剣の担い手』『陽の下を歩く者』
『神格』『魔神』『戦の神髄』『万魔殿』
『臨界者』『覇王』『聖剣の担い手』
『魔剣の主』『勇者の卵』『魔王の卵』
『究極従者』『魔術師』『魔術王の弟子』
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修行中は魔法関係の他に純粋な近接戦闘の修行もしたから全体的にスキルが育っている。さらに学園試験を受ける前に制限が1部外れ全ステータスAランクまでの力を出せるようになった。陛下相手に従者していたおかげで執事も最上位になったし収穫は多い。一応七大罪と七元徳も完全ではないけど多少自力で使えるようになったし学園前に戦力アップ。
そして修行が終わったからあとは試験当日まで勉強勉強。倒れてた期間と修行してる間は勉強なんて何もしてなかったから今日からやらないと。
そして明後日は学園の入学試験日か。試験は各国の首都で受けられるから僕は移動しなくていいのは楽でいいな。このまま何も無ければ万全のコンディションで試験を受けられそうだ。
夕食も食べたしあともう少し復習したら今日はもう寝ようかな。明後日が入試ってことでメリアさん共々ほかのメイドさん執事さんに勉強に集中するように言われ従者としての仕事は最低限しかしていないから睡眠時間も地球にいた頃くらいはあるし。
コンコンコンッ
「真緒さん、今お時間よろしいですか?」
ネロ様か、なんか修行中アマテラス達はたまに来てくれたりしたけどネロ様1度も来なかったからなにか嫌われたかと思ったけどそうじゃなかったみたいだ。
「はい、大丈夫ですよ。今開けますね」
それにしてもこんな遅くにどうしたんだろ?ちょこちょこ晴空とルキウスに分からないとこ教えて貰ったりしてたから全員僕の中じゃなくて外にいるけど全員戻す?
「あっ、ネロちゃん来たんだ。真緒くん、私達おしゃべりしてるから行ってらっしゃい」
は??え、部屋に来たのに外に行くのかよ。
そしてネロ様はそれでいいのか?見た感じだとなにか言おうとしてるけどそれを言葉にできてないみたいな感じ?こんなところまであの後輩に似てるとは。
こういう時は無理やり聞き出すんじゃなくて相手が自分の力で言うまで待つ方がいいと思うから後輩の時と同じで口を開くまで待つ。
「あの……真緒さん、よければ一緒に来てくれませんか?」
「はい、かしこまりました。それでは行きましょうか」
ネロ様が口を開いて出てきたのは誘い文句だった。こんな夜更けにどこに行こうというんだろう。そして今本来なら後ろをついていくはずなんだけど何故か横に並んで歩いてる。
そのまま歩いて行った先は城の屋上だった。今が夜の遅い時間だってこともあって空には大きな月が出ている。
そしてネロ様が前に出て月背負って僕の方を向いた。そして今度は時間をかけずに口を開きました。
「マオさん、私は貴方のことが好きです。
初めて出会った時に一目惚れでした。別の世界から来た人でいるのともわかってますしアマテラス様が既にいることもわかっています。それでも私はこの気持ちを諦めることは出来ません。
私は貴方がいつか元の世界に帰るとしてもこの気持ちは変わりません。アマテラス様と一緒に貴方と一緒にいさせてください」
嘘ん……まじで?
嫌、嬉しいよ、嬉しいけど……僕この世界では平民……いや、勇者だから最下級貴族?ハーレムなんて普通は貴族以上の人くらいだろうし……
でも僕自身ネロ様のことは嫌いでは無いし……てかむしろ好きなんだと思うし……
あーもういいや。まず僕はネロ様のことが好き、ネロ様も僕のことが好き、そしてここでは平民でハーレムはいないとしても地球は他国より制度とか遅れてる日本でさえ一夫多妻制、多夫一妻制、同性婚まで認可されてるんだから地球に帰ったあとのことは問題ない。
ネロ様と婚約することで一部の貴族が五月蝿そうだけどそれは力ずくで黙らせればいいだろ。僕は初代勇者に初代魔王、太陽神に魔国王女が後ろ盾みたいなものだし。それならその権力でもなんでも使って面倒事は力ずくで黙らせられるだろうよ。
面倒の度が過ぎてそれを力ずくで解決できるならそれをしないては無い。
ネロ様告白してから僕が返答しないからずっと下向いてるしそれによって髪が垂れて表情が見えない。だけど細かく震えてるからその感情はだいたいわかる。
「ネロ様。僕も貴女のことは好きです。こんな僕で
よければこれから恋人としてよろしくお願いします」
そう言うとネロ様に抱きつかれた。
顔を僕の胸元に押し付けてるから表情は分からないけど回してる腕からかかる力が強いから今の顔は見られたくないのかな?まぁ終わるされるがままになってよう。ここの周りに人はいないし無理やり引き剥がすのもどうかと思うし。頭撫でながら落ち着くのを待とう。
そして顔を離して再び口を開いた。
「あの、マオさん、よければ様付け無しで話してくれませんか?」
うグッ身長差で上目遣い……これ本人がおそらく無意識でやってるのがタチ悪い。敬語は……まぁやめようと思えばやめられるし今から恋人で対等なわけだからそれなのに敬語ってのも変だしやめるか。
「あ、あぁわかった。ネロs……だけどネロは敬語のままなのか?」
「えぇ、私は幼い頃からこの言葉遣いですしね。今さら変えるのも大変ですし」
あー、そっか。魔国の第1王女だから幼い頃から色々勉強してるだろうしその中にはもちろん礼儀作法とか言葉遣いの勉強もあったろうし。地球にいる他校の幼なじみのうち1人も敬語がデフォルトだったな。それと同じって認識でいいか。
「それじゃ帰るか」
「んー、ふぁい……わかひましたー……」
・・・・・・めちゃくちゃ眠そうにしてんな。仕方ない、
パチンッ
修行で習った動作による詠唱、それによってネロより一回り大きいくらいの楕円形をした水塊が生まれる。
さてと、あとは風の膜を貼って、ネロにかかる重力をちょっと弄れば・・・・・・よし、おっけー。
もうほとんど寝落ちしかけてるネロをいわゆるお姫様抱っこのように抱えウォーターベッドの上に下ろす。
恋人になったとはいえさすがにいきなりお姫様抱っこで部屋まで連れていくのは恥ずかしいからね仕方ないね。
ウォーターベッドは軽く沈むがそれによってネロの体にぴったり合うようになり安定感が増したことで完全に夢の世界に旅立った。
それじゃウォーターベッドを魔力制御で動かして部屋まで連れて行くか。
ネロを部屋に連れて行ってベッドに寝かせてから自分の部屋に戻って寝ようと思ったんだけど……ネロさん裾に伸びてる手を離してくれませんかねぇ。
がっちり掴んで離してくれそうにないなぁ……このままここで寝るしかないか……
「水・風・氷複合便利魔法『空調機』」
ネロを起こさないように小声で詠唱したらこれで冷風を出してから軽く加湿したりして部屋の環境を改善してと、それじゃぁ、すやぁ……
もちろんネロがベッドで僕が自分用に作ったウォーターベッドだよ。ちなみに寝てる間の魔力制御は"森羅万象"さんにお世話になります。万が一制御がズレて床が水浸しになったりしたら申し訳なさすぎるからね仕方ないね。
「んミュ……ふあぁ〜〜……あ、マオさんおはようございます」
朝から恋人の満面の笑みを見て起床……これは浄化される。
「あぁ、おはよう。ちょっとやる事あるから待ってな」
加湿に使った水分を魔法で右手に集めて左手に火を灯す。火関係はアマテラスのおかげで全体的に効果が底上げされてるから操作もしやすい。
そして右手の水と左手の火を合わせて圧縮して潰してどちらも消滅させたらこれで後始末完了。
「よし、これで完了っと。それじゃぁ行こうか」
「はいっ!」
ネロってこの国の王女様なんだよな……隣で歩いてる姿からは全然想像できない無いけど。今もにこにこ笑みを浮かべて何が楽しいのかわからないけどなんか楽しそうに歩いてるし。
雰囲気も身分の高い人ってすぐわかるようにキッチリした感じじゃなくてふわふわとかそんな擬音が合う感じだし。
そしてこの城で過ごし始めて僕に割り振られた部屋の前に着いた。
ノックをしても何の反応も無し。鍵は・・・・・・開いてるな……自分で開けるか。
扉を開けると木製の丸机に突っ伏しているアマテラスと後ろに倒れたまま寝てるルキウス、そしてルキウスを枕に寝てる晴空がいた。そして机の上にはチェス盤のようなものも置いてある。
あの後チェスみたいなことをして待ってたのかな?でもそろそろ起こさないと。強制的に僕の中に戻せればこういう時楽なんだけど……
とりあえずカーテンを全開にしてっ
「んっ……ん……もう朝?」
おっ、晴空が起きたか。晴空は日光当てれば大抵起きるから起こすのは楽。アマテラスは太陽神なのに日光当てても無反応だからなぁ……ルキウスに至っては朝カーテン全開にしても光が届かないところで寝てるし。
しょうがない。なんか無駄遣いしてる気もするけどこの際それも気にしない。
「晴空、ネロ、目と耳塞いでて。
・・・・・・魔術、起動
パチンッ
『発光』『反響』『増幅』『共鳴』『集束』━━━━━━『再現魔術・音響手榴弾』『再現魔術・閃光手榴弾』」
本来の威力のものを創造しても良かったけどさすがにそれを目覚まし代わりとして気軽に使うのはねぇ……いくら対象が神と魔王とはいえそれはどうかと思うから威力を下げた魔術で代用。
魔術はやっぱり便利だわ。ちょっと魔力消費が重いけど自由度が段違い。消費が重いって言っても魔法に魔力を無理やり注いで威力上げるよりか効率いいし。
そこでのたうってる神と魔王が復活したら朝食食べに行こうか。
アマテラスは嫁の増加についてはむしろ好意的。ネロが真緒のこと好きなの知ってその気持ちを無くさせようとするんじゃなくて後押しする。




