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Elements  作者: まそほ
消えた少女の捜索依頼編
41/81

極秘任務、ロストプリンセス

やめて

題名はその

アレナノアレ!

「現女王陛下は、長女クリス…様。そしてミリス様の間の…ティリス様。彼女についてのことです。例の噂はご存じですか?」

そういえばスィエルが何か言っていたような。確か…、

「行方不明だとか」

フララが言った。そう、それだ。

「…その通り。残念なことに、それは事実です」

「なっ…」

唖然とするチエ。フララは、驚いた様子はなく、冷静だ。

「私の第六感には嘘じゃないみたいだね」

「第六感…。ふふ、なるほど」

僅かに微笑むメア。先程から思っていたが、どうも不思議なオーラを纏っているような気がしてならない。

「それで…調査をしてほしいのは、もう想像が着くと思います」

もちろん、ここまでの情報だけでも容易だった。

「ティリス様を探す、ということだね」

「ええ。ミリス様は…無事であることが確認できればそれで良い、と仰っております」

連れて帰るわけではなさそうだ。

もし無事だったとしても、行方をくらますぐらいの事情があったことに違いない。そこを無理矢理連れ帰るのもよろしくないだろうというわけだ。

「うん、わかった。確かに承ったよ」

「…くれぐれもお気を付けて。継承時の事件なんて、ロクなことじゃないでしょうから」

「…エルスメノス王国憲法第一章第二条。それに触れるようなことがないことを切に願うばかりだねぇ」

「??」

「…王位は、継承法典に基づき受け継がれる。この厳粛な継承が汚された場合、司法の定める法により厳しく罰せられる」

「ああ…なるほど」

よく覚えているものだ。それにしても、暮らしている土地のルールを知らないのによく生活出来ているな、と思う。

世間で言う真っ当な人間として生きてゆけば、触れることは無いのだろう。

とは言っても。

「憲法…軍隊を持たないなんてのもあったっけ。でも、元素が集まれば軍隊みたいなものだな」

「だからこそ、非武装を宣言できたようなものだが。敗戦国だけが軍を奪われることに異を唱えた唯一の大国。まさか自分も軍を捨てちゃうとはね」

「その代わり、国境警備とかが強化されたけど」

海は海上警備隊がパトロールし、孤島には積極的に人を住まわせ、陸の国境は陸上警備隊が目を光らせている。

そしてそこに、元素が集まっていることでの圧力のようなものが加わる。

どこの国も侵入してこない。

「国境警備隊は立派な軍隊だから無くせーと言う奴もいるが、要は国土を危険に晒せと言っているようなものだな。周りにある国を考えてみろという話だ」

「憲法で定められているからね、自衛のための戦力の保有のみを許すって…と、無駄話が過ぎたね、失礼」

「構いません」

メアはくすりと笑う。

「…ビアンカは、良い所でしょう?」

「そうだな…」

「元素が集まる地としては、最高さ。あそこを見捨てて他の国に行くことなんて、私にはできないね」

それを聞くと、メアはとても嬉しそうな顔をした。

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