大都会からの手紙
ここは新しいやつですね
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突然のお手紙、失礼致します。
私は、ミデレーリアに暮らすもので
す。この度、あなたがたにお頼み申
し上げたいことがあり、このような
形でご依頼させていただくこととな
りました。
というのも、私は事情があり、ミデ
レーリアから出られないのです。
さて、それでは本題に入らせていた
だきます。
実は今、極秘に調査していることが
あるのです。ある方からの頼みで、
口外は厳禁だと言われています。
その方は、あなた方に直接ご依頼す
ることが難しく、こうしてわたくし
が代わりにお頼み申し上げているの
でございます。
このような状況なのですが、もしあ
なた方がこのお手紙を読み、お話を
聞いてくださるというのであれば、
どうかミデレーリアにお越しいただ
けはしないでしょうか。
明日午後八時、以下に示す場所で─
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その場所を確認して、手紙を畳む。
もとの古びた封筒に戻して、目の前の女性に渡す。
「へえ、それで、その任を私にということかい?」
「そうマグ。君たちが適任マグ」
「…私がか。別にいいけど」
フララとチエ。突然呼び出されて都会風の服を着せられたと思ったら、今の手紙を読み上げて聞かされた。
「マグナに文句言うんじゃないマグ。二人を指名したのはスイジーマグ」
「ほう?」
「フララを挙げた理由は教えてくれなかったけど、チエはもしものための常人枠って」
「知ってた」
チエちゃん強く生きて。
「とにかく、頼むマグ」
時計の針は、もうすぐおやつの時間を指そうとしている。
「りょーかい」
「はいはい、承知した」
二人分の列車のチケットを渡され、出発する。




