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天才なシンキョウ?


大声で叫んだその地で俺は……落ち込んでいた。

その目はどこを見ているのか虚ろであり、仰向けの状態で寝転んでいた。


「ステータス……。雑魚。チー…ん?…。あ!あぁ!なんてこった!」


驚きのあまり跳ね起きてしまった。それだけでは飽き足らず一定の場所でぐるぐる周り続ける。


「やってしまった、俺としたことが。異世界転移でおなじみの、、、、、、、、









チートもらってないや。」


ぐるぐると素早く動いていた体が、最後の言葉を言い終わると同時にピンッ!と直線になり、固まった。勢いよく走り、急に体だけ固まると、もちろん前に勢いが逃げようとする。しかし足を踏ん張ってもいないのに止まる道理も無く、そのまま木に顔からぶつかってしまう。


「ブギャ!」


まるでマンガのギャグシーンのように顔を木の表面に擦り付けながらずり落ちていった。

それで落ち着いたのかうつむけから半回転し、青々と茂っている木の葉っぱを見上げながら今の状況を整理して行く。


「もう、いいよ。ハーレムでも目指すさ。体が小さくなったんだから顔も違うだろ。そういえばどんな顔なんだろう。イケメンだったらいいな。ハーレムのためにもまず状況把握しないとな。ええっと、ここは異世界で、あの神が誰かに襲撃されたせいでここに落ちて、誰が襲撃したんだ?不明か。で次はーーーーーーーーー。」


シンキョウは気づいていないが、こいつ結構、て言うか、かなり頭がいい。妹を守る為に地元の高校に行ったが、学力だけで言ったら有名な学校でも首席を取れるレベルなのだ。因みに運動に関しては一応、野球部に入っているが全てに置いてプロまでとは行かないが高校で世界に行けるだけの実力はある。野球においては全世界が注目している。これもシンキョウは最強の勘違いとテレビを見ていないため気づいてない。

そんな奴がただただ、状況整理するだけなのだ。何事もなくすぐ終わるのは当然であーーーーー


「な、な、なんじゃこりゃぁぁぁぁあああ!!!!」


ーーーーーることもなかったようだ。





少し時間をさかのぼり、整理し始めていたころから。



「もう、いいよ。ハーレムでも目指すさ。体が小さくなったんだから顔も違うだろ。そういえばどんな顔なんだろう。イケメンだったらいいな。ハーレムのためにもまず状況把握しないとな。ええっと、ここは異世界で、あの神が誰かに襲撃されたせいでここに落ちて、誰が襲撃したんだ?不明か。で次は、ここはどこだ?確か神さんは落っことしたって言ってたけど、気絶する前に見たときは森ぽかったが…。

な、な、なんじゃこりゃぁぁぁぁあああ!!!!」


起き上がり、周りを見渡してみるとそこにあった、いやいたのは血塗れ(俺ほどじゃないけど)で、ぐったりしているドラゴンだった。因みにそこら辺にクレーターや溶岩などの戦ったあとがあり、普通なら真っ先に気づくのだがシンキョウはいろいろありすぎて全く眼中に無かったのである。

して、シンキョウの気づいた後の感想はどうだろう。


「か、か、か、超かっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!」




・・・。一つ、訂正したいことがある。





こいつは正真正銘のバカであると!


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