6 馬の馬装
こんにちは。昨日は乗馬クラブで忘年会でした。がっつり鍋を頂いてきました。
私が始めて十年ですが、指導員も十年目と言っていました。私が初心者のレッスンに出ていたころは、まだ本当に新人さんだったんですね。もう一端の指導員だと思っていたのですがw。メンバーには二人、今年半額になったと報告してくれた人がいたのですが、ということはもう七十歳越えってことなんですよね。元気な人が多いです。
さて、今回のテーマは、馬装について。
つまり、乗るための準備ですね。競技に出る時とは違って普段の装いです。競技に出る時は、鬣を編んだり、肢巻を巻いたり巻かなかったり、美しくなったりするんです(大ざっぱなのは、私が部内競技以上のものに出ないからです)。
入会してすぐは、スタッフがやってくれるのですが、馬装が出来てやっと半人前って感じです。鞍を持ちあげて馬の背中に乗せるのは中々大変です。慣れるとコツもわかるのと筋肉がついてきているので平気ですが、最初は鞍を運ぶのから重くて大変でした。腰骨のところに鞍のお尻のほうを乗せて運ぶのがバランスが取れなくて、フラフラしていたのが懐かしい思い出です。
鞍には、競技によって千差万別、私が使っているのは馬場鞍と総合鞍ですが、障害鞍やエンデュランス系の鞍もあります。一番違うのは重さでしょうか。馬場鞍は障害鞍の倍くらいの重さがあるように感じます。総合鞍はまぁ、どちらでも足りず、どちらにも使えるようで使えないイメージがありますが(勝手なイメージです。総合鞍でも素敵な乗り心地のものがあるのは確かです)、障害をやりたいっていう人以外は、馬場鞍でいいんじゃないでしょうか。迷ったら、馬場鞍をお勧めします。高いんですよ。正規に揃えると五十万はザラです。ものによっては、軽く超えるそうです。私? 馬場鞍はクラブを止めた人がくれまして、総合鞍はお安く中古で知り合いから買いました。クラブで用意してくれている鞍も勿論ありますから、揃えなくても大丈夫です。
まず、馬を馬房から出します。以前書いたように初心者さんは、そこから大変です。なんとか無口をつけて、洗い場(馬装する場所)に着いたら、水を上げます(というか飲まなくてもいいので上げて欲しいです)。脚を上げてもらって、蹄鉄がずれていないか確認しながら敷き粉をとります。ブラシを全体にかけます。
脚にはプロテクターという脚を保護するものを着けます。背中には、人によってそれぞれですが(指導員によって違うので)鞍傷保護のためのゲルを乗せ(夏は先にゼッケンを敷きます)、ゼッケンを乗せ、ボアを乗せます。どれも馬の背中を護るためのものです。そして、鞍を乗せ、ゼッケンのキ甲の部分を上げます。そこに隙間を作るとキ甲が擦れないのです。ここが傷むと走るのも辛くなるし、痛めやすい場所なんです。その後で、鞍を馬体に固定するための腹帯を締めます。しっかりと、でも皮一枚挟んだりしないように丁寧に。
最後に頭絡、馬の顔につけるやつです。これが、また慣れるまで大変なんですよ。馬によっては広げただけで口を開いて馬銜をくわえてくれる仔もいるんですが・・・・・・。
なんというか、暇な馬達にとっては、一番初心者さんをおちょくれる時間・・・・・・。
「はい、アーン♪」
馬銜を差し出します。銜えてくれたら、耳をいれて、口回りを止め、顎のところを止めて終わりなんですけどね。
プイッと横を向きます。
「あ、だめじゃない~」
横にあるニンジンが入っている袋を物色中。
『知ってるねん、ここにあるねん♪』
「もう、ニンジンはあーとで~」
『いや、無理』
鼻でフンフンしている分には可愛いのですが、カバンごとカブリっ!
「ああ! だめだって!!」
いや、駄目なのはあなたですから~。
馬の鼻面を離しちゃ駄目なのです。そして、「だめじゃない~」じゃなくて、「駄目!」と毅然と怒らないとダメなのです。ほら、上下関係は、そこから始まってますから。
頭を上げて、頭絡をつけさせてくれない馬もいます。頭絡をつけるときに怖い想いをしたことがある仔は仕方がないのですが、上に逃げて『へへへーん!』と見下ろしてくる馬の目つきの悪いこと・・・・・・。『つけれるもんなら、つけてみろ~』と目で言ってくるのです。
洗い場でどれだけその馬の上に立てるかで(殴るとかそういう意味ではないです。馬の言いなりにならないということ。毅然と対処できるか、そういうことです)馬場の最初が違うんですよ。そこで下に見られると、馬場でも苦労します。
馬は群れの動物ですので、従うことにも慣れています。上に乗る人間が下になると関係が崩れて、弱い馬だと不安になるのです。不安になると、大きな物音で走る、真ん中の指導員の元に逃げるなどの人間も困る行動を起こすのです。
まぁ、馬も慣れというものがあるので、一概にはあてはまりませんが、少なからず影響はあると思われます。
横に慣れた人が来るだけで頭を下して来る馬は、おちょくっているだけだと思われます。
やはり上下関係の話になってしまいました。乗馬はそういうスポーツです。
では『バイバイヒヒーン』。