5 寝違えている
こんにちは。今日は雨なので、ゆっくりしています。読んで下さってありがとうございます。評価やブックマークいただけて、とても嬉しかったです。
馬は一日平均三時間くらいの睡眠らしいです。本来野生動物だからでしょうね。
でも乗馬クラブの馬たちは、結構寝てたりします。馬は立って眠れます。が、寝転んで眠ることも出来ます。安心な場所だと四肢を投げ出して眠っていたりしますが、今は朝七時ごろにクラブに行っているので眠っている馬をみたりしますが、昔は早くても九時くらいにいっていたんですね。その時に横になって寝ている馬は二,三頭しかいませんでした。
何度、死んでるんじゃないか? とお腹の動きをみたり、覗き込んだりしたことか。それくらい静かに眠っています。眠り方も色々あって、四肢を折って、座った格好で顔を敷粉(藁じゃなくて、木の鰹節みたいにしたやつを馬房に敷いています)に突っ込んで眠っている仔、四肢を放りだして、それこそ死んだように寝ている仔、脚が上を向いている仔にもあったことがあります。それを見て、慌ててスタッフを呼びました。
寝違えといいます。敷粉の窪みにはまってへそ天で起き上がれなくなることを言います。四肢を放り出した状態のときもあります(横向き)。最初はもがいて、何度も立ち上がろうとしますが、何度かやって無理だと、諦めます・・・・・・。
もうちょっと頑張れよ! 諦めるな!
と声援を送りますが、『もう疲れたし、自分じゃ無理だし』といいます。その時の情けない目といったらありません。
そうなると、人間の出番です。馬房なんかだと狭くて大変なんですよ。起き上がるときに人間に脚がひっかかったら大けがしますからね、人間が。
ごっつい紐をを脚にひっかけて、反対側に転がせたら成功です。三人くらいで引いていました。
周りから「おお~!」と歓声が上がります。
十年間で寝違えに出会ったのは、三回くらいなので、結構回数は少ないと思います。
何故、寝違えの話を書いたか・・・・・・実は、昨日私が放牧した馬が砂場で寝違えたからなんです。
まず、放牧場が狭いので、大体決まった場所でしか馬はゴロンゴロン出来ないんですよ。昨日は、放牧場が湿っていた(前の馬が転んでゴロンゴロンしたので窪みができて固まっている)、朝に疝痛を起こしてあまり元気がなかった。そういう条件が重なったからでしょうか。転がった馬が起き上がろうとしても起き上がれない。
焦ってスタッフを呼びにいき、しばらくしたら自力で立ち上がってくれました。そして、その嵌った窪みの浅さに「こんなところで、起き上がれないって・・・・・・」とスタッフを呆然とさせておりました。
怪我しなくて良かったです。
『えへへ・・・・・・』
困り顔で寄ってくる馬が、凄く可愛かったです。ちなみにその仔の顔は、基本困り顔なんですけどね。イケメンです。イケてるメンズじゃなくて、イケてる面のほうですが。
馬は、寝転ぶときに地面を何度か掻きます。そして確かめて寝転ぶんですけど、それは、きっと寝違えしないように確かめるんでしょうね。慎重に何度も掻く馬もいれば、入って1、2、3ゴロンの馬もいます。慎重な馬は以前に嵌ったことがあるのかもしれません。
「ブラジルまで掘る気?」
『うん! 頑張る!』
いやいや、止めてください。蹄痛みますから~。
ボロをして、広げた上に寝る馬、両面くまなくゴロゴロする馬、一回転する馬(これは中々いない)立ち上がった後に跳ねまくる馬、これも個性ですね。
ちなみに、これをさせる人間側の理由としては、ストレス解消、背中の凝りをほぐすためとか、元気すぎるので発散させるためと色々あります。
私が書く話では、馬はとても広い放牧場で自由に暮らしていますが、それは私の願いというか希望が表れていると思います。
では、今日はこの辺で、『バイバイヒヒーン』。