馬にも都合があるのです
こんにちは。お久しぶりです♪ 秋です、いい乗馬日和になりました。そして文章を書くにもいい季節です☆よろしくおねがいします♪
馬にも旬というものがあるのです。馬場馬は十六歳過ぎてからとか(話してくれた人の見解かもしれませんが)障害馬はそれなりに若い方がいいようだとか(馬は歳いってても速く走ってくれるのでそれもその人の見解かもしれませんが)。
いえ、そんな深い話をしたいわけではないのです。
これはまぁ、何かに挑戦している人ならば、よくある話なのですが・・・・・・。
夏の間、H君は夏が弱いので朝運動はなかったのです。ひたすら放牧、お手入れ、マッサージ。
T君は朝一番のレッスンに出ることが多いので乗ることが出来ず、大体週一くらいの騎乗でした。ですが、T君とても良かったのです。レッスンでも真面目に皆と一緒に走っているし、私が乗ってもとても素晴らしい動きをしてくれていました(私なりに・・・・・・なんですけどね)。馬銜にノッテくる、収縮も駈歩なら出来る、ゆっくり走ることが出来る、苦手だった右手前の駈歩もちゃんと出せるようになりました。歩度を伸ばすと踏方変換していたのに、かなり我慢出来るようになっています。
知らぬうちに成長している・・・・・・何故?(笑)。
馬は知らないうちに成長するものなんだね、と感慨深く思っていました。
それこそ夏の間経路は全く踏めませんでしたから、三カ月振りのA2経路。最後の方に練習したのがA3経路だったせいか、ちょっと何でそこで・・・・・・止まるのか謎な場所が二ヵ所、私が経路を忘れていた場所が一ヵ所あって、ギリギリでも経路練習できてよかったなと思いました。少し歩度を伸ばした速歩も出来たような気もしますし、夏前はブレイク(駈歩の歩様が混ざる)ばっかりだったのに一度だけでした。
これは結構いい点数狙えるんじゃないの? 欲望に満ちた声が聞こえました。正直、馬の訓練度や体格の違いなどもあるので、内部競技とはいえ私達に優しくはありません。が、自己点数を超えることは出来るんじゃないのと思ったわけです。
で、それが一昨日でした。
昨日は一日寒かったですよね。半袖だと寒気がするほどで。ご存じでしょうか、馬は寒くなると元気になるのです。
たった一日で・・・・・・元気になっておりました。ヒヒーン。
元気になると走って行く馬ではないT君。どうなるかというと、走らないほうに全力を使うわけです。気合を入れて走らせると、爆走し、私の息が切れると止まる。入り口という入り口で「帰ろう」と駄々をこね、バックバック・・・・・・。
ああっ、なんで一昨日が明日じゃなかったの? と嘆くに至ったわけです。そう、明日が部内競技会。
T君の兄貴にあたるお馬さん、一緒に出るのでその話をすると・・・・・・「私は二週間前が明日だったらよかったのに」といいます。最近調子いい感じだったので不思議に思っていましたが、帰りに経路を踏んでいる彼女達をみると頷ける感じでした。
いつもレッスンを見てもらっている先生にも同じように言うと、「よくあります。ああっ今、ピークが過ぎた・・・・・・」って。先生は勿論部外競技にも出ます。その時のことでしょう。
瞬間、私は悟りました。ああ、先生だってそうなんだもの、私なんかがおこがましいわ。
それに、元気があるということはいいことです。まだ明日の朝がある。明日頑張れば、もしかしたら戻ってくるかもしれない。
そう、旬というのはそういうことです。
今日はストレッチを念入りにして、明日に備えたいと思います。ええ、今日頑張りすぎました。ではバイバイヒヒーン!