部屋替えは計画的に
こんにちは。読んでくださってありがとうございます。素敵な乗馬日和を経て、既にやばいくらいに暑い時期がやってきました。体力と虫との戦いが始まります。とはいえ、お話しは二月の頃のものなんですけどね。
おお・・・・・・五か月も更新していません・・・・・・。そっかもう五月も半ばになってましたね。更新が滞って一月立つとお知らせとかくるシステムがあるといいんですけどね(笑)。
はい。がんばってますよ。色々ありました。
一番は二月にT君のお部屋が変わったことでしょうか。よくあることなんです。お部屋が変わる事なんて。沢山のお馬さんがいますからね。お腹痛によくなるこは目の届くところで温かい場所に。とか緊張しいのお馬さんの横は穏やかな仔だったり。
T君は、所謂問題馬列にいたのです。結構狭い通路なもので、お馬さんが前を通ったら噛みにいったり(突くだけとかもありますけど)、通り過ぎざまに止まってるお馬さんを蹴りにいったり・・・・・・(ゲフッ・・・・・・思わず咳き込みました)。で、そういうお馬さんは、前に馬が通らない、個別の馬装場所があるところにお部屋を持っているのです。
最近T君はやっと隣に馬がいても襲って来ない、前を通る馬が蹴って来ないということに気付いたようで、緊張はするものの大丈夫だろうということで、順番待ちしていた仔と交代することになったのです。
いいことです。いいことなんですが・・・・・・。
次の日から荒れました。そう、色々やらかしてくれていたT君、最近真面目になってきたねと言われていたのです。私が乗っても最高だわ、ヒャッハー! と叫びたくなるくらいの名馬ぶり。ええ、お部屋が変わるまで・・・・・・。
もちろん、気遣ってくれて、隣は両方大人しい仔です。とても静かなT君。いつもお隣さんとは格子ごしに歯で牽制しあっていたのに、めちゃ大人しい。
なのに、乗ったら、動かなくなりました・・・・・・。ええ、もう何をしても動かなくなりました。鞭も拍車も何もきかなくなり、ただ前脚でダンダン! と不満をぶちまけます。その様は、まるでお笑い芸人のよう「そんなの関係ねー!」と地面を叩きます。そして、行けというと立ち上がります。
その場から一歩も動けないのです。拍車を突き立てろといわれ、嫌ということもあるけれど怖いからやりたくなかったけれど、そのままレッスンに出すわけにも行かず、突き立てましたが、その場から動くことはなかったです。
レッスンでも嫌だと真ん中に入っていることが多くなります(が、よくあることなので、それほど驚かれることはなかったようです)。この状態では無理だと、ずっと出ていたクラブの部内試合もキャンセルしました。二週間ほどそんな状態でした。
何が悪いんだろうと、乗り方を色々変えてみたりもしましたが、乗ってもらった指導員には、「別段変わらない」と不思議がられます。自分が乗って動かせないから調馬索をしたりもしました。
もう一月の間地面の底を掘り続けて、一縷の希望を見つけるのに必死でした。
レッスンでは動くのですが、普段驚かないことで驚いたリ、テンションが高すぎたり、いつもの楽しい時間はすごせませんでした。
ええ、一月。まるっと一月。
何があったのか、もとのT君にもどりました。何事もなかったかのように。あれは私の見ていた夢だろうかと思うほどに、普通になりました。その後は、普通から、ちょっといい状態が続いています。
たかが部屋替え。されど部屋替え。神経質なT君が慣れるのに、一月が必要だったということでしょう。
だって、馬だから!
悩みぬいているときに、指導員に訊ねました。何が悪かったんだろう。どうすればいいのだろうかと。
だって、馬だから! そんなこともよくある!
と言われました。そうか、よくあるのか・・・・・・。治った今だから言えるけど、その時は、そんな訳あるかい! と切れかけていたように思います。
時間が解決してくれることも確かにあるんだ、と、気付かされた冬の出来事でした。