いつか勝つよ
こんにちは。いつも読んでくださってありがとうございます。こんな日記を更新がなくても読んでくれている人がいるようで、申し訳ないやらありがたいやら。中々知識を仕入れられなくて、更新も滞っているのですが、よく考えたら、日記だった(笑)。
温暖化かと思われた日本列島にやっと冬が来ましたね。もう、春でいいのに・・・・・・。
お馬さんたちも元気一杯といいたいところだけど、今日は具合の悪いお馬さんが続出しました。ポンポン(お腹)が痛いという仔が五頭も。人間だって冷えたら、お腹いたくなりますからね。仕方がないことなんでしょう。
今日は厩務の人が診察しているのを横で見ながら、聞いていました。
その仔は、それほど痛そうではなかったのですが、様子を見ていると前掻きをしています。そして、少しぼんやりとした目をしているのです。
しんどい時は、人間だって顔色が悪かったりしますよね。顔色っていうのは、ただ単に色ということもあるけれど、全体にぼんやりしていたり、顔がむくんでいたりと、いつもと違う様子をいいますが、それと一緒。口には出さなくても、見ていればわかります。
そして熱を測ります。三十七度三分。馬にしては平熱です。でもこの時点で熱が出ている仔もいたりします。もしくは、熱が先にあって疝痛になることもあるようです。
心拍は三十七。心拍は聞いたことがないのですが、人間の半分くらいなんですね。左腕の後ろあたりを図るようです。
様子をみて、大したことがないようだということで、厩舎に(お家)帰されました。良かったです。
今日のように突然雨が降ると急激に冷えるので、とても心配になります。天気の流れがわかるようになってきました。ほぼ半室外なものですから。
身体が冷えるから、風邪をひくこともありますしね。馬によっては、元気一杯になって我慢できずに走って行く仔もいるものですから。
それにしては、大人しく走っていましたが、週末は寒波が来るらしいので、ドキドキしています。
去年、よく目ヤニが出ている仔がいました。目薬を差してもらっていて、治ったのだと思っていたのですが、最近その子が噛むということをするようになりました。ぼんやりしているのに突然噛むそうなんです。
変だなと思っていたら、なんと目が悪くなっていて、急に視界に入るので、噛んだのではないかということを聞きました。可哀想に。でも、もちろんお仕事は頑張っています。何度も呼んであげて、こうするよ、あっちいくからねとか声をもっとかけて上げようと思いました。
元々驚いたりしない馬だったので、良かったです。これでビビりな馬だったら、乗馬クラブには置いてもらえないでしょうし。
目、良くならないのかなぁ。
最近は、このお馬さんによく乗っています。私が良く乗っているのは二頭です。
T君とH君。どちらも乗るとすごく疲れます。体力がないのが一番の原因なんですけどね。どちらも気合がいる馬なんです。どちらも上の人間が疲れたと思った瞬間に『終わったね。もう終わりだよね』と帰ろうとする馬です。まぁ、よくいる馬です。
「終わってないし~!!」
と何度馬場で叫んだことでしょう。
さてこのH君、上記の目の悪い疑惑のお馬さんです。
筋肉が落ちていると心配になって、乗り始めたのですが・・・・・・。
最初は、常歩で沢山歩かせるといいと聞いて、「それなら私でも出来そう」と思ったんです。二日目に「ハミを掛けて乗るほうがいい」と言われて、やり始めたのが運の尽き・・・・・・。私の疲れる原因です。まだ私はちゃんと馬銜受けが出来ないのです。もうちょっとらしいのですが、多分、そのもうちょっとは一年とか二年とかかかるくらいの距離だと思われます。
そして、そのH君は、馬銜受けが苦手・・・・・・。もう、逃げる逃げる。横にも後ろにも逃げて逃げて追いかけて追いかけて・・・・・・。人様の迷惑をかえりみずに、戦っているのですが、今のところ、ほぼ敗北。一日だけ、先生が見本に乗ってくれた後はうまくいったのですけどね。もはや、常歩で筋肉をつけたいのか、馬銜受けさせるために常歩をしているのかわからない状態です。
ただ、仲良くはなれてきたような気がします。
この馬は、何だか色々疲れていたようで。触られるのも嫌だし、表情の少ない仔だったんです。一月弱ですが、放牧していると、甘えてくるようになりました。まだまだ距離はありますが、少しでも仲良くなれるといいなぁ。