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最後の日

僕達はもうすぐ三年生


受験まで一年


君はそれに集中したい


だから一年間別れよう




僕はそれを聞いて、


突然で


受け入れるしかなかった


でも、例え時間があっても


君が大好きだから


別れたよ




君は僕の家に来たいと言った


いつ頃が良いかなと話したら


明日しかなかった


結局そうなった


急で君に申し訳なかった




夜は緊張して眠れなかったけど


朝早くから君を迎える準備をして


君を駅まで迎えに向かった


駅に着いたらすぐに君が来た


いつもジャージが好きな君


今日は僕の我が儘でスカート姿


僕には可愛い過ぎたな




バスの中で


初めて手を繋いだね




バスから降りて、暫く歩いた


君と初めての散歩


初めてのデートかな


今日は初めてだらけだな


日下で見る君は


いつもより眩しかった




家に着いて我が家の猫とご対面


猫は君にすりよっていった




楽しい時間は過ぎて


あっという間に君の帰る時間


家を出てバス停まで歩いて行く


空は曇り空になっていた


今日の空は僕の心の鏡かな


そんなことを思った




バスに揺られ駅に着く


電車が来るまで少し話した



良い別れ方だね



君が言った


僕は



うん



と頷いて


君の頭を撫でた


その時僕は君の涙を思い出した


別れたくないと思ってくれてるのかな




電車の時間


君は改札口を過ぎて


階段を下り


振り向いて手を振った


僕も振った


そうして君は見えなくなった

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