表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

三ヶ月

十二月十五日


これは一生の記念日かな


君が僕と付き合ってくれた日




君は少し意地悪で


僕をいじめるのが好きだった


君に思いを伝えても


すぐにはぐらかしたね


とてももどかしかった




君は人に依存しないと言った


連絡は君のしたいときに


そう約束したから


いつ来るか分からない


それに僕は何時も


ですます口調



何時も君に僕は振り回されていたのかな


君はまるで猫みたい


だけど君も知っている通り


僕は猫が好きなんだ



君は時々甘えてくれたね


そんなときはとても嬉しかったよ


僕は愛したい人で


君は本当は愛されたい人だったから




付き合ってからデートなんてしたのかな


君と直接会って、二人きりで話したのは


覚えている限り四回


それ以前にも少しだけあるけど


付き合ってからはそれくらいかな


それも三回は塾で


僕は何時も家の中が好きで


君は外に出るのが好きだったから


何処にも連れていかれなかった


それに話す時は何時も声がうまくでなくて


噛んだり、聞こえづらかったよね


ご免なさい


だけど


君に触れているとき


君といるとき


君と話してるとき


君を見てるとき


君を考えてるとき


僕は幸せだった




何時だったかな


君は手紙をくれたよね


他人から手紙なんて貰ったことなかったから


凄く嬉しかった


だけど、結局僕の方から手紙は書かなかったね


実は書いたんだけど、恥ずかしかったんだ






桜の蕾が膨らんできた三月


君が明るく別れようと言った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ