三ヶ月
十二月十五日
これは一生の記念日かな
君が僕と付き合ってくれた日
君は少し意地悪で
僕をいじめるのが好きだった
君に思いを伝えても
すぐにはぐらかしたね
とてももどかしかった
君は人に依存しないと言った
連絡は君のしたいときに
そう約束したから
いつ来るか分からない
それに僕は何時も
ですます口調
何時も君に僕は振り回されていたのかな
君はまるで猫みたい
だけど君も知っている通り
僕は猫が好きなんだ
君は時々甘えてくれたね
そんなときはとても嬉しかったよ
僕は愛したい人で
君は本当は愛されたい人だったから
付き合ってからデートなんてしたのかな
君と直接会って、二人きりで話したのは
覚えている限り四回
それ以前にも少しだけあるけど
付き合ってからはそれくらいかな
それも三回は塾で
僕は何時も家の中が好きで
君は外に出るのが好きだったから
何処にも連れていかれなかった
それに話す時は何時も声がうまくでなくて
噛んだり、聞こえづらかったよね
ご免なさい
だけど
君に触れているとき
君といるとき
君と話してるとき
君を見てるとき
君を考えてるとき
僕は幸せだった
何時だったかな
君は手紙をくれたよね
他人から手紙なんて貰ったことなかったから
凄く嬉しかった
だけど、結局僕の方から手紙は書かなかったね
実は書いたんだけど、恥ずかしかったんだ
桜の蕾が膨らんできた三月
君が明るく別れようと言った