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出会った頃

君に出会ったのは高校に合格して、暫くたった頃のはず


その頃のことはもう良く覚えていない


なんたってその頃の君と僕の関係は、同じ高校に通っていて、同じ塾に通っている


それだけだったから


そこからまた時は過ぎて、秋の終わり頃だったかな


塾から帰る為のバス停まで歩く途中


君が話しかけてくれた


その時は、僕は学校でも塾でもあまり人と喋らなくて


少し寂しかったから


とても嬉しかったんだよ


久しぶりに声の調子が良く喋れたんだ


その時肩ぶつかって


少しどきどきしたよ


女々しすぎるかな




君としっかり話をしたのは


一年生のときはそれくらいかな


君と話す前に数学を教えたけど


あまり覚えてない


だけど君が言うには


その時僕が



自分にも分からないところあるから



そう言ってくれたのが


嬉しかったんだってね


今その時の僕に感謝しているよ


連絡先も交換したけど


僕は間違って消しちゃって


そのままだったね


ご免なさい


そうして僕達の一年は終わったんだ

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