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廃鉱の入り口

「ア、アニキー。一回休憩にしようぜー。俺、もう疲れたよ。」


「ああ、休憩にするか。」

 俺達は今、廃鉱の入り口に座り休憩を取ることにした。

 森を通って廃鉱に向かったため、魔物との遭遇頻度が多くなり、進むのに時間が掛かってしまった。

 そのため、日が暮れてきていて、すぐ近くに廃鉱があるので少々不気味だ。

 今日は中に入らず、明日入ろうと思う。

 それでも出て来たら直ぐに闇騎士達が首を刈り取り、たまにダリアが弓で仕留めていた。

 なので俺は凄く楽だったが、倒した魔物を毎回捌き、アイテムボックスに入れていくのが大変だったがこれは仕方がないことだ。




「そう言えばダリア。食べるものとかあるのか?」


「あ。途中で獲物を狩るつもりだったから、火種と乾パンとかしかないや。」

 どうやら、あまりきちんとした食べ物を持ってきていないようだ。


「なら、俺が今から作るからそれを食べるか?」


「いいのか!?助かるよ、アニキ。」


 さて、今回は何を作ろうかな?ピカタもどきにでもするか。

 ピカタとは、イタリア料理の一つで、薄切りの肉などに食塩、コショウなどで下味をつけてから小麦粉をつけ、今はないがチーズを卵にいれソテーしたものを言う。よく家で作ったものだ。


「アニキー。何作ってるんだ?凄く美味しそうな匂いがしてきて腹が減ってくるよ」


「もう少し待ってて、すぐに出来るから。」

──ジュー!

 タレなどはないが下味をつけてあるので美味しく出来たと思う。

 凄く美味しそうに出来た。


「ダリア。出来たぞ。」


「やったー!早く食べようぜ、アニキ。」


「急ぎすぎて喉詰まらせるなよ?」


「ふぁいぞぉうぶだっふぇ」

───大丈夫だって


「聞き取りずらい!つか、口の中に入ったまま喋るな!」


「おかわり!」


「早!もう食べたのか!」


「これ美味しくて。それに、誰かと食べるの久し振りだし。」


「そうか。それ食べたら今日は寝るぞ。」


「早くないか、アニキ?」

 時間はまだ夕暮れ時なので寝るには早い。


「ここが廃鉱になった理由は二つある。一つは採れる量。正直ここで採掘してたって商売にならない。一つは魔物。ここには多くの魔物が出る。魔物を倒しながら採掘するには割に合わないだろう?さらに、中にいる魔物は夜行性が多い。」

 イルートはダリアに勉強を教えるかのように説明する。


「んー。早く寝るのは魔物が夜行性が多いから?逆に寝るのは危険なんじゃないのか?」



「ここには闇騎士達と白鉄と黒鉄がいるからな。こいつらを一瞬で倒すほどの魔物なら別だが、そうじゃなければ戦闘音で目を覚ます。まぁ、一瞬で倒せるような魔物がいたら俺達も即死だろうけどな。」


「そうだよな。あのデッカいミノタウロスを倒す程だもんな。」

 そう言ってダリアは目をキラキラさせる。


「ほら、寝る準備するぞ」

 イルートからしたら、木馬で移動する予定が、慣れない森を歩かされたのだ。

 何故、早くに寝るのかは曖昧に返事をして、寝てしまうつもりだ。

「アニキー。テントは?」

 

「あのな?魔物が近くにいるかも知れないのにテントで寝るはずないだろ?」

 闇騎士達がいるとは言っても流石に駄目だ。


「そっかぁ。おやすみアニキー。」

 そう言って寝袋に入り寝てしまう。


「まだ、食器とか片付けてないだろ…」

 そう言いながらも食器を洗い片付けてあげる。

「俺も寝るか。闇騎士は出来るだけ遠くで魔物を片付けろ。白鉄と黒鉄は、ピンチの時以外は、動くな。五月蠅いから。」


 そう命令をして、イルートも寝袋に入り寝る。

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