弱点
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俺が寝た後、魔物は来なかったようだ。
起きた俺はまず、昨日のホーンラビットを捌き、アイテムボックスに仕舞った。
その後、生活魔法を使い顔を洗い、闇騎士を呼び戻す。
「闇騎士達は影の中に戻れ。」
闇騎士達を影に戻した後、木馬に跨がった。
──パカラッパカラッパカラッパカラ
昨日と同じくゆっくりとしたで木馬を走らせていく。
今回の依頼はミノタウロスの討伐だが、ミノタウロスの目撃場所の近くに村がある。だが、村からの依頼ではなく。これは街からの依頼だ。元々、村ではミノタウロスを倒す為に依頼するお金がない。
それにミノタウロスが街道などに現れた場合、商隊などに被害が出るかも知れない。そうすれば街にも影響を及ぼす。
なので、街が依頼を出したのだ。
とりあえず、俺は村に寄り、情報を集めるつもりだ。今の時点で分かっているのはミノタウロスが出た場所だけで、村人の話しでは角が生えていたと言う者もいれば、生えていないと言う者もいるらしい。雄なら角が生えているし、雌なら角は生えていない。どちら証言があっているのか解らないのが現状だ。そこで、新たに情報がないか話しを村人に聞きに行く。
ん、まだ遠いが村が見えてきた。今は夕暮れだ。
今日は情報を聞いたら外で野宿しようかな?
「このまま村に向かったら木馬を見られてしまうから一度どこかに木馬を隠さなきゃな。」
異世界でも木馬に乗って移動する人は俺くらいだろうから見られるのはまずい。
あれ?闇属性付与したら木馬も影に入れるのかな?
よしやるか。
木馬が影の中に入って行くのをイメージしながら付与する。
……………
─────ボォッ!
ヤバい。
木馬の全身が黒くなり、さらに黒いの炎を纏ったような姿になった。
確かに格好いい。格好いいけど…
これって完璧に見られたらヤバいんじゃね?
まぁ、今はとりあえず影に入っててもらう。
ちなみに、俺の影に入っているときは大きさからか一体づつしか出てこれないようだ。
ただ、中に入れる数は決まっていないと思う。今までに入った数は闇騎士達とこの木馬だけである。
さて、村に行くか。
ここはかなり小さな村で兵はいない。門番をしているのは自警団みたいだ。門番の服装が狩人である。
あ、どうやって中に入れてもらおう…
はぁ、仕方ないからこのまま村から離れて外で野宿しよう…
そう思って街道を少し外れた所で今日は休むことにした。
夜飯は肉と野菜をパンに挟んでサンドイッチもどきにして食べた。
────カサカサッ
「ん?魔物か?あ、闇騎士達を警戒に当たらせるのを忘れてた…」
食器などはアイテムボックスにしまい、音のした方を警戒する。
「闇騎士、あまり離れずに周囲に散らばって音のした方を影から出て警戒しろ。1号はそのまま待機。」
静かに、小さい声で闇騎士達に指示する。
─────ドンッ!
闇騎士の一体が攻撃を仕掛けられる。
だが闇騎士はかわし相手の攻撃が木に当たる。
「あれはコボルトか?」
コボルトが持っていた武器、斧は木から抜けなくなっているようだ。その隙に闇騎士が真っ二つにしていた。
コボルト程度では闇騎士に攻撃を当てる事は出来ないだろう。
そして、今思ったが、俺は索敵能力を高めるべきかもしれない。
普段だってそんなに低い訳ではない。ただ、それは警戒している時だけだ。
イルートはこれが自分の弱点だと思った。気を抜けばコボルト相手に接近されるとはな。
────とりあえず今日は寝てしまおう。
名前 イルート・シバイア
level 33
性別 オトコ
種族 ハーフエルフ
称号 研究者 ブラコン
スキル 『ゴーレム作成level4』『体術level5』『結界魔法level3』『アイテムボックス』『付与魔法level5』『魔力操作level6』『剣術level6』『生活魔法level3』『隠密level4』『無属性level3』
加護『地球神の加護』『創造神の加護』




