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まさかの大金

意見やアドバイス等ありましたらドシドシお願いします。しるばでした!




どうやら、この獣人族の少女はエリシアと言う名前で、弓を使って単体の魔物を仕留めていたら5体のゴブリンと戦闘している子供がいたので危ないと思い、加勢しようたが俺がアッサリと斬り伏せたことで呆けてしまっていたらしい。

そのとき地面の枝に気づかず踏んでしまったらしい。


とりあえず俺達は此処で話すのも危険なので一度街に戻ることにした。




「それより、エリシアさんは凄いですね。あそこまで近くに来ていたのに全く気づきませんでした。凄く隠密能力高いですね。」


「私は猫の獣人族ですし、孤児なため昔から狩りをしていましたから。それよりイルート君の方が凄かったです!ゴブリン5体相手に無傷で倒してしまうなんて!あんな戦い方が出来て凄いですよ!」


「いえいえ、まだまだですよ。相手はゴブリンでしたし、隙を突いたり攻撃をよんだりするぐらい簡単です。それと、呼び名はイルでいいですよ。家族はそう呼んでますし。敬語も無しでいいですよ。」


「うん、分かった。だったら私もエリって呼んでいいよ!敬語も無しでいいよ!イルはフード脱がないの?」


「あぁ、これ?」


「あ!無理には脱がなくていいよ!」


「ごめん。人の多い所で顔は出したくないから。」


「そっかー。なんか大変そうだね。」


「別に顔を出してもいいんだけど。エリは冒険者登録してるの?」


「うん!まだEだけど。イルは?」


「俺もEだよ。」


「同じだね!イルは10歳?」


「うん。エリも10歳?」


「そうだよ!ねぇ、パーティー組まない?私、弓だから1人だと複数を相手に出来なくて。」


「あー。とりあえず明日と明後日だけならいいよ。そのあとはギルドで試験があるから。」


「試験?」


「うん。それより、1回ギルドに報告しに行くか。」


「あ!そうだね。イルはゴブリンの討伐でしょ?」


エリにうん。と答えて雑談をしながらギルドに向かった。




イリスさんの所に向かい報酬を貰った。


「では、ギルドカードをお返し致します。」


「はい。あ、それとイリスさん。今日少し魔物が多かったみたいです。街を出て直ぐに5体のゴブリンと遭遇しましたし。多分ドラゴンの影響ではないでしょうか?」


「はい。他の冒険者さんからも同じような情報が結構ありました。情報ありがとうございました。他にも何か気になった点などありましたら教えて下さい。」


「はい、分かりました。」

イリスさんにそれでは、と言い他の列で報告しに行っていたエリとギルドを出た。




「そうだエリ、一度防具店に寄っていい?」


「いいよ!何か買うの?」


「買うと言うかちょっと素材を売れないか聞いて見ようと思うんだ。」


「ん?ギルドで売らないの?」


「あまり、ギルドでは売りづらいのもあるからね」ギルドだと買い取りする人の他にもギルド内には冒険者達が多い。

もし

ギルドで売れば他の人にも見られて騒がれる危険がある。

ここなら今いるのはこの俺を含めて四人だ。

変な噂も広がらないだろうし。子供だと思って金を取りに来る輩もいない。

エリは分かっていないみたいだが、あとで分かるだろうから気にせずシモンさんの防具店に向かった。




「いらっしゃいませー!」


「あの、イルートと言いますがシモンさんいらっしゃいますか?」


「ん?店長ですか?あ!この前店長がお世話になった人っすね!今呼んでくるっす!」

そう言って青年が走っていった。


「おう!もう来たのか!ん?その嬢ちゃんは誰だ?」


「あ、エリシアと言います!」


「おう。宜しくな嬢ちゃん。」

エリシアは緊張した様子で名前を言う。

それに対してシモンはガハハっと笑い出しそうな様子で応える。


「明日から少しの間パーティーを組む予定なんです。それで今日はお願いがあって来たんですが。」


「ん?なんだ?」


「此処で素材の買い取りとかしてます?」


「?ギルドから素材を買ったり、此処に来た冒険者からも良い素材なら買ったりするぞ?」


「なら此処で素材を売りたいんですが。」


「ギルドでは売らないのか?」


「はい。物がこういうのなので。」

俺はアイテムボックスから素材を出す。


「な!これは!」


「初めて見る素材です。」


「何すかこれ!」

上からシモン、エリシア、青年だ。


「ジャイアントスネークの皮や牙、それにこれはサンダーファング。電気の所為で倒すのが困難なやつじゃねぇか。他にも討伐ランクAAのやつまでいるし…皮の剥ぎ取り方はどれも一緒だし、倒し方も同じだ。盗品なら1人の人物からこれだけ盗めるとも思わねぇ。つか、これだけの実力者から盗めないだろうしな。どこかの店から盗んだのなら倒し方が全部同じな訳がねぇ。」


「こんなの大量に子供がギルドに売ったら騒ぎになるっすね…」


「そんな大物なの!?イル!」


「アハハハ…」

実はこれ、闇騎士達が森の奥や廃鉱に住み着いていた魔物を倒して持って来てくれた素材なのだ。ちなみに魔石はシモンさんに出していない。ゴーレム用に取っておきたいのだ。


「よし、これらは俺が買い取ろう。いや、むしろ滅多に手に入らない素材だからこっちが買い取らせて貰いたいぐらいだ。」


「ありがとうございます。」


「いや、気にすんな。それよりほら、白金貨1枚に金貨72枚だ。」


「そんなに!?」


「いいんですか?シモンさん」


「いや、どれもこれも首を一撃で落としてる。しかもかなり切り口が綺麗だ。素材の状態を考えるとこれぐらいが妥当なんだ。」


「そうなんですか。それはじゃあまた来ます。行こう?エリ」


「う、うん。」


「じゃあな坊主と嬢ちゃん!」


「また来て下さいっすねー!」


疲れた様子のエリと思った以上に大金が手に入ったことで使い道を考えているイルートはとりあえず街の広場に向かうことにした。



名前 イルート・シバイア

level 31


性別 オトコ


種族 ハーフエルフ


称号 研究者 ブラコン


スキル 『ゴーレム作成level4』『体術level3→4』『結界魔法level3』『アイテムボックス』『付与魔法level5』『魔力操作level6』『剣術level5』『生活魔法level2』『隠密levelup!1→2』


加護『地球神の加護』『創造神の加護』




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