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ドラゴンと目標

少しこれから展開が変わってきます。何かアドバイス、意見等ありましたらドシドシお願いします。しるばでした。



「今日はリーシュ先生が魔法について教えたいと思います」


「は、はい母「今は先生です」」

どうやら今日は先生ポジションで進めるらしい。

「はい先生!」マイルはニコニコと言う。


「よろしいマイル君」


「それで何故俺まで?」


「いい質問です。イル君は確かに基本属性である、火、水、風、雷、土、闇、光この7つが使えませんでした。ただ何故か生活魔法は使えるし魔力も王宮魔術師並みにあると言う微妙な感じですが。もしかしたら使えるようになるかも知れないですし、敵や魔物に魔法を使えるものがいたとき、知っているだけで違うと先生は思います。」


「そうですね。」


「では、イル君。魔法に一番必要な事は?」


「イメージです。」

このイールという世界では詠唱で魔法を発動したりはしない。無詠唱で魔法をイメージして発動させる。魔力だけが必要な魔法陣は発動キーが必要なので詠唱する。


「正解です。ただ、自分の苦手な属性や使えない属性だったりするとイメージ出来ていても発動しない人もいます。例がイル君ですね。」


「先生!逆に得意な属性だと強くなるんですか?」


「そうですマイル君。ドワーフ王国の防壁は初代ドワーフ王が1日で作ったと言われています。それは確かに魔力量が多いと言うのもありますが、強固で高い防壁はその属性が得意でなければ無理でしょう。」


「得意な属性だとレベルが上がりやすく、イメージ力が高いと一気にレベルが上がったりする人もいるんですよね。」

俺が思うに、例えば

得意な属性=得た経験値×2

イメージ力=必要経験値÷2

みたいな効果があるのではないだろうか。今回は2と入れたが3だったり4だったりする人も中にはいると思う。


「その通りです。なので得意な属性以外を伸ばす人はあまりいません。今日は以上です。」


「ありがとうございました。」


「ありがとうございました先生!」


「はい。あ、それとイル。特殊属性である時魔法の本があったんだけど試してみるならこの本貸す?」どうやら先生モードは終わったみたいだ。


「ありがとうございます母様。今度試してみます。」

時魔法か…切り札は多い方がいいから覚えたいな。


「それよりギルドに行きますか!」


そう思って来たけど今日は騒がしいな。どうしたんだ?


『おい聞いたか?森を越えた所にある山にドラゴンがいたらしいぞ。』

『な!ドラゴンだと!こっち来るのか?』

『いや、ドラゴンは卵を守っていたそうだ。』


『やられたのはSランクパーティーらしいわよ?』

『まさか上位のドラゴン!?』

『そうみたい。ただこちらが卵を守っているドラゴンに手を出さなければ安全らしいわよ?』

『卵をとられたドラゴンの親2匹によって街がなくなったって事があったわね。確かあれは中位だったわよね?』

『上位のドラゴンを怒らせたら国が危ないわよね。』


『あの山、今はSSランク以上じゃないと入ることすらダメらしいぞ。』

『まじかよ!山の麓にいる魔物を狩りたかったのに』

『諦めとけって。今はどの魔物も気が立ってて危ない。暫く護衛の依頼でも受けてようぜ。』

『そうだな。もし入ったりしてギルドカード取り上げられたらそれこそ食っていけなくなるからな。』


…SSランクか。ドラゴン会ってみたいな~

「まぁ、先にランクを上げきゃな。今日もゴブリンでいいか。」

受け付けにはドラゴン騒ぎで人がいないし行くか。


「こんにちはイルートさん。今日は昼からなんですね。それと、申し遅れましたがイリスといいます。ギルドカードを提示してください。」

イリスさんは15歳位だろうか。こっちでは10歳辺りから働いてる人も多いからな。イリスさんはこの前、ゴブリン討伐に行く時に受け付けしてくれた人だ。


「はい。宜しくお願いしますイリスさん。あと、一つ聞いてもいいですか?」


「なんでしょう?」


「出来るだけ早くランクアップする方法ってありませんか?」


「…あるにはありますけど。あまりオススメは出来ません。」


「どんな方法ですか?」


「上位ランクの方との1対1の勝負をして、勝てばランクアップです。例えば、CランクになりたかったらCランクの人と試験場で勝負します。勝てばCランクになれますが、高額のお金が必要になりますし、負ければお金だけなくなります。しかも、Cランクの人に勝つと言うことはBランク近い強さがなければなりません。この試験が出来るのはAAAランクまでです。それ以上のランクは戦闘力だけではなれませんので。」


「では、やろうと思えば一気にAAAランクまではなれるんですね?金額は幾らですか?」


「金貨五枚です。もしかして、やるとか言いませんよね?」


「アハハ。やると思いましたか?」


「そ、そうですよね。」

苦笑いしか出ないイリス


「はい。今はお金がないので止めときます。」


「え?あ、Dランクのですか?」イリスはドンドン顔が真っ青になっていく。


「いえ、AAAランクのです。因みにするとしたら最短で何時ですか?」


「ほ、本気で言ってるんですか?10歳の子供が受けたら相手によっては殺されますよ!?この試験は上位の相手となので事故により死んでしまう人もいるんですよ!?」


Eランクの子供がAAAランクに挑むのは普通に考えて自殺行為だ。


「多分ですけど大丈夫です。」


「はぁ。その自信はどこからくるのか不思議です?まぁ、いいです。指定なら 、相手次第で何時でも良いのですが、此方でAAAランクで受けて頂ける方を探してからなら最短で3日後ぐらいだと思います。」


「3日ですか…」

3日あれば金貨五枚ぐらい集まるかな?いや、あのアイテムボックスに眠ってる素材を売ればいいか。


「では、AAAランクの方に挑戦します。お金は当日でいいですか?」


「はぁ。当日で大丈夫です。」


「心配して下さってありがとうございますイリスさん。それでは行ってきます。」


イルートがいなくなったあとイリスは思った。あの子に関わると危ないと。

第一印象は礼儀正しいから多分貴族だと思った。剣術スキルもそれならあり得ると。

今では礼儀正しいといった印象はなく、フードを被った何を考えているのか分からない子供という感じだ。





名前 イルート・シバイア

level 31


性別 オトコ


種族 ハーフエルフ


称号 研究者 ブラコン


スキル 『ゴーレム作成level4』『体術level3』『結界魔法level3』『アイテムボックス』『付与魔法level5』『魔力操作level5』『剣術level4』『生活魔法level2』『隠密』


加護『地球神の加護』『創造神の加護』

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