家族団欒
どうもしるばです。
感想、アドバイス等ありましたらドシドシお願いします。
「お帰りなさいませイルート様」
ここに勤めている兵達は皆いい人だ。
この街は冒険者が集まる街なので、勤めている兵士1人1人がCランク以上ある。
なのでこの街には盗賊やごろつきなどが来たがらない。たまに来る盗賊などは不定期で週1回の駆除活動で一掃される。
庭では見回りの兵士が必ず10歳の俺に対して挨拶してくれる。まぁ、貴族だからと言うのもあるかもしれないが。
「イル坊ちゃまお帰りなさいませ。帰り次第ハイン様の書斎に来るようにとの事です。」
執事筆頭のロージさんが教えてくれる。
「わかりました。」
何だろう?とりあえず行ってみるか。
コンコン
「失礼します。」
「お帰りイル。さて、話なんだがな。イルはカーテリア学園を知っているか?」
この国一番の学園で貴族の間などでは一種のステータスになっている。
「はい、知っています。」
「そこの学園長とは知り合いで、イルの事を話したら推薦状を書いてくれてな。半年後に試験があるんだが。行ってみるか?」
「学園…ですか。」
「あぁ、リーシュが普通は学園が1日かけてやる卒業試験の問題を1時間で終わらせたとはしゃいでいたぞ。しかも満点で。昔からイルは頭が良かったからな。しかもイルは剣の腕も立つ。アイテムボックスも使えるだろう?まぁ、行くのは半年後だ。1ヶ月前までには考えといてくれ。」
父様は俺がアイテムボックスを使えると知っている。冒険者として使っていたらどちらにせよバレるから先に怪しまれないように教えた。ちなみに母様とマイルも知っている。
「分かりました。とりあえず、しばらくは冒険者活動をしながら考えます。」
「あぁ、王都に行くならランクCぐらいあった方が何かと便利だしな。それに、イルならすぐだろう。さて!リビングに行くか!リーシュとマイルが待っているぞ。」
父様と話しながらリビングに向かう。
「お兄様!お誕生日おめでとう!」
「お帰りなさいイル。お誕生日おめでとう」
「ただいまマイル。母様。」
それにしてもマイルはブラコンだな。嬉しいが1人立ち出来るか兄ちゃんは心配だ。
「お誕生日おめでとうイル。それとプレゼントだ。」
「短剣?」
「それはシバイア家の家紋が入ったミスリルの短剣だ。冒険者になったからには必要になるだろう。それは父さんとリーシュからだ。」
「ありがとう。父様、母様。」
「お兄様!これあげる!」
「これは俺の人形?ありがとうマイル。」
「うん!」
「マイルにはお礼にこれをあげる。」
「ネックレスだー!」
「父様と母様にも。」
「このネックレス…何か魔法がかかっているの?」
元々魔法を習っていた母様には分かるか。
「話によれば、身を守ってくれるネックレスだそうです母様。御守りみたいなものです。」
「ありがとうなイル」
「はい父様。マイルも無くさないようにね。」因みに3つとも物理結界に魔法結界+雷属性を付与しておいた。
「はいお兄様!」
その後、目をキラキラさせたマイルに今日のギルドの話しや、ゴブリンの話し、防具店の話しをした。ランクがアップした話しやゴブリンを15体倒したと話しをしたら父様と母様がびっくりしていた。
父様と母様は最初なので薬草採りかと思っていたらしい。父様の言っていたゴブリンぐらい大丈夫とは、もし、遭遇しても、と言う意味だったらしい。
とりあえず今日は色々あったな。人形は部屋に飾って置こう。俺以外には弄れないように結界付与して。
名前 イルート・シバイア
level 31
性別 オトコ
種族 ハーフエルフ
称号 研究者 new!ブラコン
スキル 『ゴーレム作成level4』『体術level3』『結界魔法level3』『アイテムボックス』『付与魔法level5』『魔力操作level5』『剣術level4』『生活魔法level2』『隠密』
加護『地球神の加護』『創造神の加護』