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ゴブリン退治と出会い

何か感想、アドバイス等ありましたらドシドシお願いします!しるばでしたー

「そういやこの外套来てても暑くないな?何でだろ」

 帰ったら聞いてみよう。そう考えながら街道を歩くイルートの今の格好は父様との剣術稽古の時に使っている革の部分鎧だ。稽古の時に使っていたとはいえ、普通の革の部分鎧より性能は良い。

 素材はホワイトウルフを使っていて全身真っ白だ。これは母様の趣味で、銀髪に似合うからと言うことらしいが正直、女の子っぽさが増し、かなり目立つ。

 多分マントの色は母様指定で可哀想に思った父様が特殊な顔の見えなくなる外套にしてくれたのだろう。

 武器は普通の鉄で出来た片手剣を使っている。


「初めての依頼ぐらいは自分で達成しなきゃな。それにゴブリン位本気を出さなくても殺せるだろう。」

 ゴブリンはスキルが無くてもlevel1が2~3人いれば勝てるぐらいの魔物だ。下手したらlevel1が1人でも倒せるかもしれない。


「level31あるんだ100体位きても余裕だろう。いざとなったら闇騎士達がいるし。」

 闇騎士は今まで一度も壊されたことがない。それを考えたら妥当だろう。


 そんな事を考えながら歩いていたら街道から少し外れた場所に、肌が緑で俺くらいの身長のゴブリンがいるのが見えた。


「よし、やるか。」

 まずはバレないように背後から近づいた。ゴブリンは2体だがこの程度問題ないだろう。

 まずは全身に魔力操作で身体強化をする。


「はああ!」

 ゴブリンはいきなりの大声にびっくりして立ち止まる。その隙に錆びた短剣を持ったゴブリンの首をはねる。


「ギギィ!」

 固まっていたゴブリンのもう一体が仲間を殺されたことに怒り棍棒を振り回してくる。


「そんな雑な、攻撃が、当たるかよっと!」

ゴブリンの攻撃を避け、心臓に突きを放つ。


「ギィ…」

 ゴブリンは力なく倒れる。


「なんか呆気なかったな~」

 そんなイルートは返り血すらついていない。


 その後も見つけ次第、ゴブリンを狩り、15体目を狩った所で帰ることにした。






 帰るために歩いていると、前方に馬車が一台止まっているのが見えた。


「お~い!」

 イルートが声を掛けると荷台からガタいの良い1人の男性が出てくる。


「お!ちょうど良い所に来た!ちょっと来てくれ!」


「何かあったんですか?」


「実は、馬車の前輪が壊れちまってよう。中には大量の鍛冶道具が入ってはいるが、直すにも材料がねぇ。だから街までいって誰か呼んできてもらえねぇか?」


「そう言うことなら俺が運びますよ?」


「運ぶ?どういうこった?」 


「俺、アイテムボックス持っているんで馬車ごとアイテムボックスに入れてしまって、後は馬で街までいきましょう。」


「アイテムボックス持ってんのか!?それにしたってよく馬車ごと入れれる空きがあるな」


「え?」


「アイテムボックスつったら、魔力量に比例して大きくなるだろ?だから馬車ごと入れれるって言うんならお前エルフ辺りか?エルフなら魔力量も多いし、見た目と年齢が違ってもそうおかしくねぇだろ」


(そ、そうだったんだ。多分神様がくれたアイテムボックスと普通のアイテムボックスは違うのだろう。俺のは最初から無限に入るし…)


「と、とりあえず街まで行きますか!」


「あぁ、そうだな。ついでだから俺の店まで持って来てくれねぇか?」


「はい、良いですよ」



 そのまま街に入り、店に寄ったら防具店だった。


「どうだ、結構良いのが揃ってるだろ。」


 中に入ったら全身鎧、部部分鎧、革鎧、盾、ガントレット、すね当てなど様々な防具が置いてあった。しかも、ミスリルで出来た全身鎧が白金貨150枚でガラスケースに入り売られていた。


 白金貨150枚は屋敷が2~3個建てられるレベルだ。


「は、はい。凄いですね!どれも質が良く1つ1つ丁寧に作られている。」


「お!わかるかい!お前も何か防具が入り用になったらここ、シモン防具店に来い。シモンってのは俺の名前だ。そういや、お前名前はなんて言うんだ?」


「イルートと言います」


「そうか!今はいねぇがいつも店番してる奴に伝えとくから何時でもこい。今回の礼に安くしてやる。」


「ありがとうございますシモンさん」


「いいってことよ!それよりイルートよ、お前魔法使いか?」


「いえ、剣士ですけど?」


「ん?エルフにしては珍しいな。しかもあの魔力量で魔法使いじゃないなんて」


おっと、そうだった。俺、エルフと思われてたんだった。


「いえ、俺は人族とエルフのハーフです」

そういいながらフードをとる。

ハーフエルフは耳が長い人もいれば人族と変わらない者もいる。俺は人族と変わらない。


「なっ!ハーフエルフの嬢ちゃ「男です!」そ、そうか、男だったとは…」


「はい、オ、ト、コ!です」


「す、すまんねぇな」


「いえ、もう慣れましたのでお気になさらず」


「そ、それよりも、だ。この店はオーダーメイドで作ることも素材を持ち込んでもいい。お前さんの体格じゃどっちにしろオーダーメイドだろ。作って欲しかったら来い。接近戦で一流の装備を作ってやる。」

シモンが話しをそらし本題に戻る


「はい、お金が貯まって素材が手に入ったらまた来ます。じゃあ、馬車は馬小屋の前に置いておきますね。」


「おぉ、そうだった!馬車を運んでくれてありがとうな!」


「いえ、たいしたことはしていませんので。それじゃあ」


「おう、何時でも来いよ!」




「しっかし、ただ者じゃねぇ坊主だったな。多分元Sランクの俺よりつえぇな。しかもあれだけの魔力量。昔なら勝てただろうが、今なら微妙だな。場数を踏んだらあの坊主、現役時代の俺を軽く超えるんじゃねぇか?」


 イルートはそんなことをシモンが思っているとは知らず、日が暮れる前に、とギルドに向かった。





名前 イルート・シバイア

level 31


性別 オトコ


種族 ハーフエルフ


称号 研究者


スキル 『ゴーレム作成level4』『体術level3』『結界魔法level3』『アイテムボックス』『付与魔法level5』『魔力操作level5』『剣術level4』『生活魔法level2』


加護『地球神の加護』『創造神の加護』




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