こんな死に様になるとは…
初めてって緊張しますね(-_-;)
漢字間違えや、アドバイス等をどしどし下さい!上手くなるために宜しくお願いします!
俺、頼『より』は普通の子供だったと思う。
少なくとも幼稚園までは…
幼稚園の時に作った粘土の人形が動いた。いや、動いてしまった。
どうやら俺には作った人形は思いを込めれば込めるほどそれに見合った時間、人形が動くみたいだ。
俺はこの能力は嫌いじゃない。周りがなんと言おうと。周りの大人が気味悪がり子供を近づけさせなかった。そのため俺は1人だった。
東京から北海道に引っ越し、高校生になった。ただ、今まで1人だった俺が馴染める筈もなく授業は進級出来る程度には出ていたが、殆どサボっている。
授業をさぼって人があまり来ない(使われていない)西校舎の4階にある空き部屋で寝ていた。結構お気に入りの場所だ。
「ふぁー、あれ?もう夕方じゃん帰るとするか」
ガチャガチャ
「あれ?鍵締まってね?」
ガチャガチャガチャガチャ!
「ま、まぁ誰かが通報でもしてくれるよな」
とは言いつつも元々親からも気味悪がられ一人暮らし、さらには仲のいい友人もいない。
学校をサボっている程度にしか思われないだろう。友人がいないため携帯も持っていない。
「ど、どうしよう」
2日目…
「腹減ったなー」
案外のんきな頼だった。
3日目…
「最終手段にでるか。」
頼は窓を使い、他の部屋に移ろうと思ったのだ。
「高!これ、落ちたらヤバいな。」
4階から落ちたらまず助からないだろう。
それでも、殆ど掴むところが無い中、隣の部屋の窓の外に移動した。
「つ!あとちょっとだ!ん、あれ?どうやって窓割ればいいんだ?」
北海道の窓は雪対策のため、二重窓だ。それを、ぶら下がった状態だから片手で割らなければならない。だが、今いるここは、非常に滑りやすい。片手では落ちてしまうだろう。
「仕方ない戻る、っつ!!やべっ!」
戻ろうとしたが、その前に滑ってしまい、人生を終えることとなった。
この校舎は撤去が決まり、入る警備員などが居なくなったため鍵を閉められてしまったのだ。
もし頼が始業式に参加していたら、この校舎の撤去が説明され、落ちて死ぬことも無かっただろう。
どちらにせよ、他の部屋も鍵が掛かっていて、出ることは出来なかっただろうが。
そして死んだ後、彼はある人物にあった。だが、まさかあの能力を持って異世界に行くことになるとは彼は思いもしなかった…