ゴブリンと満月の一夜
満月の晩。バザウの部屋から明るい少女の声がする。
「夜の中庭ってなかなかロマンチックね。月明かりが幻想的だわ」
「……あまりその窓から、外を眺めない方が良い」
「あら、どうして?」
中庭で秘めやかにおこなわれる大人たちのお楽しみ。
もしこの少女が目撃してしまったら……。
そう思うとバザウは気が気ではない。だが正直にそういうわけにもいかない。それでは本末転倒だ。
「ここからは……、忌み星の千匹獣座が目に入ってしまうぞ」
ジョンブリアンはそそくさと窓から離れた。
月夜の晩でも煌々と輝くあの禍星は人間の世界でも不吉の象徴らしい。
あのルネ=シュシュ=シャンテでさえ、夜空に指を立てた時、千匹獣座を指さすことはしなかった。
「はあ……。せっかくのお泊りなのに、ひどい悪夢を見たらどうしましょう」
途方に暮れるジョンブリアン。
膝の上にはヒツジのぬいぐるみ。彼女が持ちこんだ私物だ。
「……それにしても大荷物だな」
パジャマ一式。翌日用の着替え。羽毛の枕。ぬいぐるみ。お肌のお手入れセット。その他細かなものが諸々……。
着の身着のままで旅をしていたバザウには信じられない。
「ワタクシ、この子がいないと眠れないの。ああっ、それから、枕が変わるのも嫌だわ」
ジョンブリアンはもう寝巻姿だ。淡い桃色の布地でゆったりしたワンピースのようになっている。
巻き髪にしている髪がほどかれて自然な感じだ。
(わざわざ髪をあんな風に巻くより、この方が良いのに……)
「お泊まり会って大好き! 仲良しな相手と夜までいっしょにいられるなんて、最高よね! 枕投げしたり、真夜中までおしゃべりするの! あまり騒ぐと、そのお家のメイドさんから注意されちゃうんだけど」
同性の友達の家に泊まるのと、異性の人外の部屋に泊まるのでは、だいぶ意味合いが違うはずだ。
だがその違いをジョンブリアンはハッキリ認識していない。
好意を寄せられていることは明確だ。
だがどこまでの好きなのかがわからない。
それが、バザウを悩ませ、困らせ、苦しませる。
(ジョンブリアンは……、俺のことをどう思っているのだろう?)
初めは真実の愛の箱庭にメンバー入りするための、形式上の恋人役にすぎなかったのだろう。
バザウの方でも厄介な相手につかまったものだと思った。
それでも交流を重ねるうちに心の距離は縮まっていく。
横暴に見えた彼女が、本当は相手へ気配りのできる娘だったこと。
スカーレットに仕返しをするために、二人で協力してあれこれと工夫したのは……楽しかった。
黄色い髪のジョンブリアンは、いつの間にか、バザウの心に入りこんでいた。
彼女のことを考えると、甘くてくすぐったい気持になる。
「……」
バザウは机の上の花を見る。
花瓶にいけられた青い花。
鉢植えに植えられた紫の花。
コボルトの少女プロンの面影が花々の影にちらついた。
しっかり者で知的なコボルト。森狼の堂々たる統治者。ゴブリンの群れを守ろうとした彼女。
そしてもうこの世には存在しない娘。
バザウはゴブリンの大集落での暮らしを振り返る。
プロンは、その手を差し出してくれていた。
バザウは、差し出された手をとらなかった。
当時のバザウは他者と深く関わることを避けていた。
この世のすべての問題に、自分一人で対処しようと、対処できると、本気で思っていた。
無謀で尊大な小賢しいだけのゴブリン。賢者気取りの愚か者。
プロンは、バザウの心に肉球つきの小さな足跡をしっかり残している。
彼女のことを考えると切なくて苦しい気持ちになる。
「バザウは、お花が好きなの?」
ジョンブリアンの声でバザウは回想から現在へと引き戻される。
彼女の視線の先にあるのは机の上の花だ。
花瓶の青に鉢植えの紫。二つも飾ってあるのだから、花が好きだと思うのも当然だろう。
「それは……、特別で」
「特別なお花? 変わった品種に興味があるの? それならお父さまがあつかっている珍しい異国の花の苗をプレゼントしようと思うのだけど、どうかしら?」
利用価値のない植物をただ育てて楽しむという、園芸などという趣味は理解できない。
バザウの関心は役に立つ薬草などにむけられている。
野草なら自分の手で摘み取るし、野菜なら畑から奪い取れば良い。
「いや。いらないな」
「あら、遠慮しなくても良いのよ」
ジョンブリアンは親切だが、同時に押しが強い。
「……普通の花は、特に好きじゃない。あの花だけが、特別で……。思い出……、なんだ。親しかった娘のことを思い出させるから」
「ふーん。そう」
素っ気ない相槌。その後、すぐに質問。
「ねえ? その子って、どんな子? 可愛かった?」
バザウは少し間を置いてから。
「……ああ。可愛らしかった」
プロンの姿を思い浮かべる。
「聡明で現実的。俺と違って、周りの者との関係を大事にしていた」
「あの、バザウ……。もしかして、って思ったんだけど……」
困惑気味にジョンブリアンが問いかけた。
「ワタクシ、強引にあなたをここに連れてきてしまったわよね? それで、その女の子とあなたを無理に引き離してしまったんじゃ……?」
深刻な顔で動揺している。
「……それはない。安心しろ」
プロンを遠くに追いやったのは、もっと途方もない力。
もう二度と取り戻せない。
「彼女は、死んでしまったのだから」
「あの、バザウ。悲しい話をさせてしまって、ごめんなさい」
ジョンブリアンの声には元気がない。これが普通の反応だ。
(普通でないのは、ネグリタだ)
愛する者との死別を称賛した童女。
「でも、その女の子は幸せね」
「……っ!?」
驚愕する。
ジョンブリアンの声に、一瞬ネグリタの言葉が重なって聞こえた。
「こうしてバザウがちゃんと大事に覚えてくれているんだもの。ね?」
「あ、ああ……。そう、だな」
不安は杞憂であった。
ジョンブリアンは、いたってまっとうな慰めを口にしただけだ。
ごく普通でありふれてさえいる。
死んでしまっても、覚えていてくれる人がいれば幸せ。
(これを……極端な形にまで突き詰めると、ネグリタのような発想にいきつくのだろうか)
気分を変えようとしたのか、ジョンブリアンがこういってきた。
「バザウ! せっかくのお泊りなんだから、何かそれらしいことをしましょうよ! 楽しい思い出がほしいわ」
「それらしいこと……」
バザウが想像しているようなことには、絶対にならない。
きっと枕投げとか、お菓子を食べるとかだ。
「そうね。この箱庭でささやかれている、怖いウワサ話。……なんてどう?」
(やっぱりそうだと思った)
バザウは話好きの少女のおしゃべりにつき合うことにした。
「ビアンキさまがお人形好きなのは、もう周知の事実よね」
「ああ。いつも何かしら持ち歩いているな」
いったいどれだけの数の人形を所有しているのかはナゾである。
「あのお人形の中には特別な子もいるのよ。それも……いわくつきっていうのかしら? とびきり怖いウワサがあるの」
人形の髪の素材には、毛糸や絹糸、カットされた人毛などが使われている。
美しい髪は商品価値がある。金銭のために長い髪を切る女性もいるという。彼女らは納得した上で自分の髪を切っているのだ。
「でも、ある日。ビアンキさまは、街でとてもキレイな黒髪の女性を見つけてしまった。東の異国の出身だったとか。なんとしても、その髪がほしかったのね。人形用に切り分けてもらえるよう女性に熱心に頼みこんだけど、拒否されてしまったわ。まあ、仕方がないわよね。そんなにステキな髪なら、バッサリ切りたくなんてないでしょうし」
「で、どうなったんだ?」
どうせ陳腐な怪奇話だ。そうたかをくくっていたが。
ジョンブリアンは声をひそめた。
「後日。その女の人は川で発見されたわ。水死体となって」
ビアンキは貴族としてかなりの力を持っている。
「ビアンキさまはね。死んだ女の人から黒髪を丁寧に引き抜いて、お人形に使ったの」
「……人形のために、殺人までおかしたのか?」
ジョンブリアンは慌てて訂正する。
「ウワサよ、ウワサ! ホラーで刺激的でスキャンダラスな、ただのウワサ!! ビアンキさまが、女の人の死に関与した証拠はどこにもないの」
「根も葉もないウワサなら、少々性質が悪すぎる……」
軽くジョンブリアンをたしなめる。
「そ、そうなんだけど。でもビアンキさま自身が死体から髪を抜いたのは事実よ。その黒髪を使ったお人形が、一番のお気に入りだってことも」
舞踏会でビアンキが抱えていた人形だ。
黒い髪。特徴的な目鼻立ち。和風の衣装。
独特の雰囲気があったので印象に残っている。
「黒髪……」
この箱庭にも黒髪が印象的な者がいた。ネグリタだ。
(ビアンキの人形と……、ネグリタ)
気にはかかる。
が、黒髪という符合だけで、二つを結びつけるのは、あまりに短慮。
ただ黒髪という単語を聞いて、バザウの頭が勝手に連想しただけだ。
「死んだ人の体の一部をお人形の材料にするなんて、ワタクシには恐怖でしかないわ! よくビアンキさまは、そんなお人形を愛せるわね。不思議でならないわ」
「その辺りの感覚は個人次第だろうな」
あるゴブリンは死んだ家族の骨でアクセサリーを作った。
普段は大事に保管して、祭りの時など特別な日にそれを身につける。
バザウはそれに対して特に嫌悪はいだかない。
ちまたにあふれるポピュラーな怪談話の中にも、愛情と猟奇が表裏一体となっているものは多い。
愛する者の死体を保存。
恋人の幽霊につきまとわれる。
異様な愛情によって、相手を食べてしまう、などなど。
猟奇的というほどでもないが、恋愛は恐怖とも関わりが深い。
よくしられているのが吊り橋効果。
それに、人質が犯人に愛着をいだいてしまう事例もある。
こられはバザウが箱庭の書庫から得た知識だ。
(興味深いな)
一般的に人間の社会において、愛は尊ばれるものだ。性愛を否定する文化圏であっても、博愛や慈愛は肯定される。
それが猟奇や恐怖と隣合わせだなんて。
(……一歩間違えれば……、幸福の絶頂から真っ逆さまだ)
机の上にある二つの花を眺めながらバザウは昔の自分を嘲笑った。
「
ねえ、バザウ。ワタクシ、とても大切なことを忘れていたの」
「忘れものか」
あれだけ荷物を持ってきても、まだ足りないものがあるというのか。
「違うわよ! 茶化さないでほしいわ。大事な、ことなんだから」
「……」
バザウのすぐそばで、少女がもじもじしている。
こういう雰囲気は苦手だ。
心がざわめき、落ち着かなくなる。
「まだ……。ちゃんと、してないから」
「!」
バザウの耳がピクッと立った。
(何もしらない娘に手を出すわけにはいかないと耐えてきたが……)
ゴブリン族は人間族ほどにお固くない。
互いに好意を持っているゴブリンの異性が二人きりになったら、すぐさま愛の営みが開始する。
バザウはそんなゴブリン族として産まれついた。
彼は理性によって種族の本能を抑えつけてきた。これまでに、いくどとなく辛抱に辛抱を重ねてきたのだ。
ゴブリンと人間の種族の体格差で、バザウとジョンブリアンの背丈がほとんど変わらないのも、相手がまだ子供であるということを忘れさせる。
(むこうにその覚悟があるのなら、何も悩むことはなかったのだ!)
「初めて会った時のこと、覚えている? 狼に追われているところを助けてくれたでしょ? ワタクシ、気が動転して、ちゃんとお礼をしてなかったわ。それが本当に気がかりだったの……。こういうことって、一度いうタイミングを逃すと、どうしても不自然な感じになってしまうじゃない? ああっ、やっといえるわ。助けてくれて、ありがとう!!」
「……どういたしまして」
完全に気をそがれた。
やっぱりジョンブリアンは何もわかっていない。
(いいさ……。もう少し大人になるまで、待っておいてやる)
ジョンブリアンがうとうとし始めた。ソファにもたれかかっている。
「おい。そこで寝るな」
「うー」
ぼんやりとした声が返ってくるだけだ。
「……仕方のない娘だな」
バザウはソファで寝るつもりだった。
どうにかして、ジョンブリアンをどかさなければならない。
肩をゆすってみる。でも、起きない。
持ち運ぶしかなさそうだ。
ジョンブリアンの膝と肩に、腕を回して抱き上げる。
俗にいうお姫さま抱っこ。
(う、腕がつかれる。重心も安定しないし……)
見栄えはキザったらしいが、意外とマッチョさが要求される抱き方だった。
油断するとバランスを失いそうになる。
ジョンブリアンを落っことしてしまう前に、ぽすんとベッドにおろした。
「うん……。バザウ?」
「ああ。起こしてしまったか」
まだ眠気でぼんやりしてる彼女のために、愛用だという枕とぬいぐるみを持ってきてやる。
「今夜はそこで寝ると良い。この部屋には、ベッドはそれ一つだけだ」
「あら、二段ベッドや予備の寝台はないの? ビアンキさまは……」
ジョンブリアンはそこで小さくアクビをした。
「あふ……。バザウといっしょの部屋に泊まれるようにしてある、って。そうおっしゃっていたのに。おかしいわね?」
(……ビアンキめ)
目をこすりながら、ジョンブリアンは不思議そうに尋ねた。
「なら、バザウはどこで寝るの?」
「そこのソファ」
ジョンブリアンはビックリしたようだ。
「ええ? そんなのダメよ! ちゃんとしたベッドで寝ないと、体を痛めたり、風邪をひいたりするわ」
バザウは吹き出しそうになった。
「大丈夫だ」
旅の途中では贅沢はいってられない。
粗悪な場所で平気で寝泊まりしてきた。
ふかふかのマットと清潔なシーツは、旅慣れたバザウにとって居心地が悪いぐらいだった。
「つめれば、二人で寝られるかも! 前にお友達とそうやっていっしょに寝たわ。その子はイビキがうるさくて、ワタクシはなかなか寝つけなかったんだけど。でも、朝になって起きてみれば、その子がワタクシに文句をいうの。ワタクシの寝相がひどかった、って! おかしくて、二人で笑っちゃったわ」
「ジョンブリアン」
き然とした声で名を呼んだ。
「いっしょには、寝られない。俺は……、お前の女友達とは違う。成人したゴブリンの男だ」
キッパリと告げる。
「お前がまだ大人ではないことは、承知している。だが……、その……。異性として、魅力を感じてもいる」
「バザウ……?」
きょとんとした瞳に見つめられる。
思わず目をそらしたくなるが、そのまま話を続けた。
「プラトニックな関係を続けたいのなら、俺の欲望をむやみに刺激しないでほしい」
ジョンブリアンが子供だといっても、幼児や赤ん坊ではない。
ここまでいえばさすがに意味を察したようだ。
その顔が赤く染まった。
「バザウは……。そういうエッチなことは考えもしないんだろうって、思っていたわ。無欲で高潔で完璧な人。困った時に助けてくれるし、少し気難しいけど優しいし、頭も良くて、なんでもできるんだもの」
「過大評価がすぎるな」
「バザウのことを物語に出てくる王子さまみたいに思ってた。あなたといっしょにいると、ワタクシもお姫さまになれたの」
恋は盲目。アバタもえくぼ。ゴブリンが王子さま。
「物語好きな少女の夢を壊して悪いが、あいにく俺はゴブリンだ」
バザウはニッと笑ってみる。
口からは尖った牙がのぞいた。
「王子というより、退治される悪い怪物側だろう」
欲も持つし、悪事もしでかすし、あやまちもおかす。
バザウは聖人でも賢者でもない。
神の気まぐれで少しばかりの知恵を手に入れてしまった、一人のゴブリンだ。
「幻滅したか?」
「ちょっとだけね。夢が壊れちゃった」
ジョンブリアンは残念そうに笑った。
「でも、理想の王子さまじゃなくても、バザウへの気持ちは変わらないわ。あなたのことを尊敬しているし、いっしょにいて楽しいもの。それに、ステキな……大人の男の人だと思っているわ」
愛おしさがこみあげてきてバザウは手を伸ばした。
ジョンブリアンの頬に触れる。ふっくらとして柔らかく、血色の良い肌だ。
「ワタクシがまだ、あなたにふさわしいような大人の女性じゃなくて、ごめんなさい」
「謝ることではないだろう」
「ワタクシ自身が悲しいのよ」
「大人びる必要はない。そのままでいれば良い」
ありのままで良いのだ。
ジョンブリアンが焦って無理に背伸びをする必要はないし、させる気もない。
彼女は自然に成長していけば良いのだ。自然に大人になり、老いて、死んでいく。
バザウはどの時間の彼女も肯定する。
「そのままでいれば良い……」
オウム返しに、ジョンブリアンがつぶやいた。
「しかし……。お姫さまとは驚いたな」
ノドの奥で笑いながらバザウがからかう。
「あら、女の子は誰だって憧れるわ」
「貴族の娘なのだろう? ほとんど願いはかなっているようなものじゃないのか」
「そういう現実的な話じゃないのよ。もっと幻想的な話なんだから」
地に足の着いていない夢物語。
「物語の姫の役に憧れる娘が多いのはわかったが……、男の方は王子役などまっぴらだろうな」
英雄になりたい男。賢人になりたい男。父親になりたい男。
男のロマンは数あれど、王子さまを目指す男というのは見たことがない。
顔の良い男を周りが勝手に祭り上げているぐらいだ。
「一番理想の王子さまに近いのは、ビアンキさまじゃないかしら」
異常さの片鱗を見せることもあるが、ビアンキの言動は実に王子的だ。それはバザウも認める。
王子役を演じる男装の女。
「あれも……、人形遊びの一環なのだろうか」
「ビアンキさまが王子さまで、お人形がお姫さまなのね」
異様な人形遊び。
(なぜそんなことに、あれほど没頭しているのか……。それがわかれば、創世樹の宿主を探る手掛かりになりそうだな)
ジョンブリアンが眠たそうにしている。
舞踏会に参加した後だ。疲れているのだろう。
「もう夜も遅いな。そろそろ寝るか」
「うん。バザウのベッド、占領しちゃってごめんなさいね」
「気にするな」
バザウはソファに横になる。
ほんのわずかだが、ジョンブリアンの匂いがした。
(……俺のベッドを使ってる彼女には、俺の匂いがまとわりつくんだ……)
動物が互いの臭いをこすりつけ合っているようで、ドキドキする。
「……それじゃあ、お休み」
心臓のざわめきを抑えて、すました大人の顔でいってのける。
バザウとジョンブリアンがすごした、この満月の晩は、穏やかに幕を閉じた。




