死刑配信
今回は公開処刑。
目をビニールテープで塞がれ、手足を結束バンドで固定されていた。
「やれ」
これを合図にライブ配信はスタートした。
「はい、皆さんどうも!今日は私刑についてです!怖いですよね、
大勢で数人をぼこぼこにする、多数対少数がここで成り立ってしまうわけです。
彼らをなんの意味もなく、暴行するのは、僕達の友達明良くんです」
被害者役の彼の周りには金属バット、釘バット、竹刀、木刀、グローブ。
「どの武器をどのタイミングで使ってもOKです」
僕は最初に。
「ここは〇〇県◾︎◾︎市✕✕町〇〇という住所です!この方を助けたい方、または一緒にやっつけたい方。遠方で来られない方は、視聴者投票でも構いません、彼を助けますか?それともやりますか?」
最初の武器には、思わず竹刀を選んだが、思いっきり竹刀を振っても、致命傷にはならなそうだ。
勿論被害者にとっては充分に痛いだろうが。
僕は武器を木刀に変更した。
木刀は硬く素振りをしてみたが、これなら相当痛そうだ。
僕は最初に選んだのは狸親父という言葉がぴったり合いそうな、五十代はゆうに超えていそうな、はげ上がってバーコードにしたおじさんだった。
「パパ」
と心配そうに呼んでいるが、二十代前半ぐらいに見える。
「娘か?」
と顎先で差すようにして聞くと。
親父の方は、
「ち、違います」と答えた。
後ろから、なんだよ愛人かよ。つまらねえなと聞こえてきたので。
「じゃあその愛人もこっちについてこい」
と言うと親父と愛人を目の前にして、一気に十人ぐらいで周りを囲む。
「許してください、お願いします、この娘を好きにしていいですから」
と、親父が下衆いことを言い出したので、木刀で思いっきり頭部を叩きつける。
「ぎゃあああ」
と親父はすごい悲鳴をあげる。
愛人の方も殴られたのだろう
しくしくと泣き出した。
僕は「今日はみんな死ぬまで帰れないよ」
と言うと
みんな恐怖のあまり漏らしだした。
「汚ねえなあ、せっかく買ったChristian Louboutinの靴も台無しじゃん」と言うと。
みんなが一斉に笑いだした。
そのまま拳で殴るやつ、僕の木刀のように獲物を持つやつ。
ひたすら蹴りたくるやつ。
大勢で寄ってたかって暴行を加えた。
一時間程、殴る蹴るを続けた頃には、親父はもう虫の息だった。
愛人の方は既に白目を向いて死んでいる、
その死に顔は最高に気持ちが悪かった、僕は誰にもバレないようにこっそり、トイレに行って、胃の中の物を全て吐き出した。
親父は最後に後頭部に、回し蹴りを食らわされて死んでいった。
ライブ配信中の視聴者数は二万人。
残りの獲物は他の奴らに任せて、休憩する。
尊が言う
「まじで最高だったわ、数値見た?」
言われて見てみると快楽指数八百六十。
これは、自分でも驚く新記録だった。
投げ銭も半端じゃない量が飛び交った。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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