効率という名の狂気
尊と湊と相談する。
「今日の配信で、もっと効率よく殺せってあっただろう?効率よく殺す方法ってどんなん?」
「えええ、動脈かっ捌くとか?」
「そんなのもうやってるやつ山ほどいるよ」
「さらってきて殺すとかは?」
「それ本当に効率いいと思ってる?」
僕は冷ややかな目で二人を見つめた。
「なあ、放火とかどう?
夜中に火をつけたらさ、中にある人間一網打尽じゃん」
「それかなりいい!」
「後は今までと違ってネットで人集めて複数人で襲うとかさ」
「お前ら頭いいな、そんなこと思いつきもしなかったよ」
月の明るい夜、
「よしそろそろ動くか」
ボク、尊、湊の三人は以前から目星をつけていた、大きな家にむかった。
その家の門を超えて、玄関前のポーチには捨てようと整理していたのか、沢山の新聞紙が積み上げられていた。
僕たちは事前に持ってきた、灯油をその上にぶっかけ、マッチに火をつけ投げ捨てた。
炎は一瞬で玄関から中へと侵食していく。
僕たちは火の粉が当たらないように、慌てて外に出た。
そのうち誰かが通報したのだろう、救急車がやってきて、大規模な消火活動が行われた、全焼したのは僕たちが狙った家と両隣。
狙った家は七人家族
右隣の家は三人家族、左隣は五人家族。
全員死んでいたそうだ。
もちろん実況中継で全て配信している、僕達の快楽のは七百。
このすごい快挙にみんなご興奮を抑えきれなかった。
コメント欄も大騒ぎだ。
「すごい快挙じゃね?」
「一晩で十五人は大量殺人鬼すぎwww」
「こいつら頭おかしいよ、最高!」
「どんだけ善行積んだら、こんなに得するんだ?」
などほとんどが賞賛の声だった。
僕たちはその日、高揚した気分でそれぞれの家へ帰宅した。
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