六人になるまで
僕らは手を組むことにした。
僕らはそれぞれ名乗りあって、固い握手をした。
その手に裏切るなよとの想いを込めて。
そこから先は拍子抜けするぐらい簡単だった。
次々に現れる人達を、ひたすら狩っていく。
しばらく進むと四歳ぐらいの女の子がいた、周りを見渡しても両親らしき人はいない。
女の子は泣きながらこちらに歩いてきた、もしかしたら両親のどちらかに餌にされているのかもしれない。
そう思った僕は、躊躇なくその頭を叩き割った。
女の子の鳴き声は止まった。
二組で話をすることにした、もちろん周囲への警戒は怠らずに。
今日のお昼からも察せた通り、快楽指数で待遇が変わるということだ。
恐らく最下位の人達は何も食べていない、などの目にあっていたんじゃないかと。
うううううう
サイレンが鳴り響く。
「皆さんお疲れ様です。本日の残り時間は2時間です、ここで皆さんにお知らせがあります。この世界は快楽指数に自身を委ねることで完成します、これから先は快楽指数が低いものは、家も食事も奪います、欲しければ自分でどうにかしてください。」
「優勝者は六名残った時点で決定します、皆さん残り時間も気をつけてお過ごし下さい」
僕達は思わず小さな声で、
「よっしゃ」と囁きあった。
この調子でいけば僕らが優勝できる!と
それからは人を見つけ次第殺して殺して、殺しまくった。
それぞれの快楽指数はどんどん上がっていく。
五百、五百六十、六百。
ぴぴぴぴぴ。
通知音が鳴り止まない。
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