第32話 皆で朝ご飯を!
何故だろう?朝食にキース副団長家族も混ざることになった。
「今日も朝から眼福だなぁ。アレスにステラ。セアラちゃんは可愛い。そして、リカちゃんも可愛い。マリーは美人だ。ロゼットちゃんも美人だし、王妃に至っては言わずもがなだ。ハーレムだなぁ」
国王陛下が何を言ってるんでしょうか?キース副団長とマリーが引いています。呆れてる?普段の『ザ・国王陛下』っていう姿とはかけ離れてるからなぁ。
「父上、子供達は違いますが、セアラちゃんもマリーもロゼットも人妻です。最後の王妃は母上ではありませんか!ハーレムではありませんよ。しっかりと男性陣がいるんですから、現実を見て下さい」
「セイムスまでニクソンのように口うるさくなって……。夢を見てもいいじゃないか?」
「父上、夢は寝ている時に見て下さい。さぁ、朝食を食べましょう」
「あ、そうそう。もうすぐロゼットが第2子を産みます。サポートを頼みますね、セアラちゃん!」
私~~~??ジェイムス王子殿下は超安産だったから私みたいなド素人でも大丈夫だったけど、今度は自信ないよ~。もし、ロゼット義姉様に何かあったら、私はどうしたら?
「「あー」」
「あらあら、セアラちゃんたらアレスとステラが頑張れ!って言ってるわよ」
簡単に言ってくれるわよね。すっごい大変なんだから!
産むのも大変だけど、周りのサポートあってのものよねぇ。
「セアラちゃん、今回もお願いね!」
うーん、ロゼット義姉様に顔の前で手を合わせてお願いされたら断れないなぁ。
「マリーも手伝ってよー!」
「手伝いたいのはやまやまなのですが、その間誰も三つ子の世話をする人間がいなくなるのでちょっと…」
……孤立無援の四面楚歌。もう何が起きても知らないんだから!
結局王宮での出産となり、私だけじゃなくて王宮の医師さんも多数助けてくれたので、助かりました。最初は『平民上がりの王子妃』という色眼鏡で見られていた気がするけど、最終的には共に戦った戦友のような絆がそこにはあった。
「ロゼットお義姉様、おめでとうございます!第2王子ですよ!可愛いです(まだまだ猿みたいだけど)。これで臣下から王子を~とか言われなくなるでしょうね!」
「そうね、臣下っていうのは欲が止まらないのよ。次は姫かしら?ほら、他国との外交に使えるから」
子供を外交手段に使うのはちょっと……。でもそういうのが王家なんだろうなぁ。
「あ、セイムスお義兄様!おめでとうございます!第2王子殿下が誕生されました!」
「そうか。男の子か。私としては女の子も欲しかったんだよな。最近ステラを見ていると、なんだかニクソンが羨ましくてなぁ」
外交手段じゃなくて純粋に女の子を欲しているセイムスお義兄様がいらっしゃいますよ!と伝えたいけど、ロゼット義姉様は疲れ果ててお眠り遊ばしてるのかなぁ?初乳というので起こされるけど。
そんな感じでわたわたと忙しなくも楽しく時間は過ぎていった。




