表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薬屋に何か文句・苦情はありますか?  作者: satomi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/37

第28話 ニクソンの元・婚約者現る

 私は色々考えながら、自分の部屋に戻ろうとした。

「私の周りはなんだか問題がいっぱいねぇ。そういう年齢なのかな?」

 そんなことを考えているとニック様の部屋から女の声が聞こえた。幻聴かしら?嫌だ、王宮の医師様に診てもらおうかしら?

「ニクソン様、ずっとお慕いしていました!こうしてお会いしたかったです」

 


はあ⁈

 


「ニック様!その方はどなたですか?」

 おそらく私の作り笑顔が怖かったのか、ニック様が怯えているように見えた。

「ニクソン様のお付き侍女の方ですか?私は隣国であるアぺンジョーサ王国の第2王女でニクソン様の政略結婚で婚約者のアリアですわ」


 そんな話聞いてないし。

「俺もこの間兄上から俺に政略結婚の話があったと聞いた。えーと、まず彼女は俺の妻のセアラだ。すでに双子の子供をもうけている」

「殿方の1度の過ちくらい大目に見るのが真の淑女というものですわ!」

 ニック様は1度ではないんですけど。多分、100度位?毎度私気絶してたし。

「とにかく、俺よりも先に国王陛下に謁見するのが普通だろう?」

「想いが馳せてしまって…」

 頬を染めれば許されるという問題ではない。国際問題じゃないの?


 アリア様がお義父様の元に行った後にニック様から聞いた。ニック様も知らなかった話で、自分が知らないうちに政略結婚をしていたが、彼女の方に問題があって破談になったという話だ。

 彼女の問題ってなんだろう?お義父様はご存じなんだろうなぁ。

 私とニック様もお義父様の元へと行くことにした。


「彼女の方に問題があって破談になったと聞いているのですが?というより、俺は自分が政略結婚で婚約していることすら知りませんでした」

「あぁ、悪いなぁ。彼女の方に問題というのはなぁ。彼女、ちょーっと性に奔放過ぎてだなぁ」

「それは王家の人間としてはアウトですね」

 バッサリと言いましたね。「殿方の浮気ぐらい」とか言うくらいですからねぇ。私は浮気も許さない。

「そんなぁ。ニクソン様の事だけを想って今まで暮らしてきたのに……」

「ということは、俺のことを想って他の男に抱かれてたという事か?それは許されないことだ。俺は浮気は許さない。まして俺と他の男を比べるなど言語同断!」

 そうでしょうね。他の男の人の中には、学習せずに気絶させ続ける人はなかなかいないと思うわ。

「そういうことだ。ニクソンもそう言っているし、だいたい破談になっている話を蒸し返すとはどうなっているんだ?」

 なんらかの意図があるんでしょうね。彼女が厄介になったとか、金銭目当てとか。調べる価値はあるかと。

「そういうわけなんで、アリア様は国にお帰り下さい」


 私は気づいた。性に奔放な彼女の服装にしてはキッチリとしていると。ハイネックだし、袖も長い。不審。

「お義父様、アリア様の身辺も調査してください。彼女、性に奔放なわりに服装がキッチリしすぎているんです。もっと胸を強調したりと方法はいくらでもあるんですよ。でもドレスが変なんです」

「セアラちゃんの主張はあっているな。確かにそうだな。ニクソンも独身の時、夜会でキワドイドレスを着た令嬢に迫られたりしていたな」

「そこまでいくと、もう娼婦とか言われませんか?」

「陰では言われていたかもなぁ」

「昔の話だからなっ、今はセアラ一筋!」

「そんなに力説しなくても安心してくださいよ、わかっていますから。あ、いけないアレスとステラの授乳時間!急いでそっちに行かなきゃ、マリーが大変!!」


「ニクソン……アレスとステラに負けたな?」

「いつものことです。いつもいい感じの所で二人が邪魔をするんですよ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ここで、以前にセイムス様から聞いていた、政略結婚の婚約破棄になった隣国のアリア第二王女の登場か。もう正妻のセリアちゃんが居るし、双子の御子までいるからね。隣国とて、ニクソン第二王子のご成婚の話しは伝わ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ