第17話 事後報告の女子会
いくつになっても“女子会”なんです!…多分。
「「で?で?どうだったの?」」
今日は、やっとベッドから起き上がる事が出来るようになってから初の女子会です。私とロゼットお義姉様とお義母様の3人の。
「えーと…。ニック様にはよくしていただきました」
詳しくってそんな赤裸々報告は無理です!
「セアラちゃん、どうしたの?いつも可愛い格好なのにそんな地味なドレスを着て」
それは……。
「僭越ながらセアラ様付きの侍女であります私ローラが説明いたします。私共、セアラ様付きの侍女達は日々セアラ様を着飾る事に生きがいを感じております」
そうなの?
「わかるわ~。セアラちゃん可愛いもんね~」
「ところがです。今日はお二人との女子会です。喜び勇んで着飾ろうと思いましたよ。久しぶりでしたし。それなのに、ニクソン様が……。嗚呼、ニクソン様が……。セアラ様の玉の肌に所有印を何かの病気のようにつけたのです。これでは思う存分着飾れない!と断腸の思いでの今日の装いとなります」
そんなに?ニック様……そんなに所有印だらけにしたんですか?
「まぁ、それでセアラちゃんのドレスは季節外れにハイネックで袖も長めの全体的に露出が少ないドレスなのね。ニクソンに厳重注意しておく案件だわ!」
お義母様……。有難いけど、なんだかなぁ。でも背中パックリのドレスの時だってあるだろうし、ちょっとは控えてほしいなぁ。
「あ、そうだ!ロゼットお義姉様、セイムス殿下からのご成婚祝いって夜着を頂いたんですけども、あれは、セイムス殿下のご趣味なんでしょうか?」
「セイムス様に聞かないとなぁ。どんなの?」
めっちゃ好奇心全開の期待に満ちた目に私を写しておられる。ちゃんと答えるべきべきよね、これは。
「えーっと、全体的にスケスケで丈が短く、ニック様曰く「とても脱がしやすい」そうです」
「「きゃー、カワイイセアラちゃんがそんな夜着で待ってたの?」」
私の事はいいのです。問題はセイムス殿下のご趣味かどうかなのです。
「私もそんなセアラちゃん見たかった。…じゃなくて、それはセイムス様の趣味ね。微妙に見えなかったりっていうのがお好きみたい」
「あの子…そんな趣味なの?もっと、男らしくドーンとしてほしいわ。なんだか女々しい感じがするわね」
「結果的には夜着もすぐに脱ぐことになってほぼ全裸で2日間くらい過ごすことになるのですから、あまり関係ないですよ。気にしないで下さい。お義母様」
「ロゼットちゃんは優しいわね、あの子をかばってくれて……」
うん、あれはセイムス殿下の趣味だったのか……。確かにすぐ脱がされたんだけどさぁ。
「お義母様、ご安心を男らしいのかはわかりかねますが、私は3日間ほぼ抱き潰されていました。ニック様は十分男らしいです!」
「セイムス様も最初の3日間はニクソン様と同じ行動ですよ。やっぱりご兄弟なんですね~」
そういうもんなんでしょうか?
「あと、ご相談が…あの……ジェイムス王子殿下にイトコとかいた方がいいのかな~と」
「あらあら、セアラちゃん可愛いお悩みねぇ。私はいつでもウェルカムよ!」
「ジェイムスはどうかなぁ?セアラちゃんのこと好きだからなぁ。セアラちゃんの子が女の子だったらその子の事好きになっちゃうかも~」
「イトコ同士は結婚できるのよ?いいじゃない」
「あの…ジェイムス王子殿下のことも気になりますが、私とニック様の年齢の問題もありまして」
「そうねぇ、のん気にしてると出産で命を落とすような年齢になっちゃうわね?」
恐ろしい。
「かといって、セアラちゃんとニクソン様は新婚さんだし、今を満喫したいって気持ちもあるんでしょう?」
「まぁ、その通りです」
そうなんだよねぇ。新婚さんを満喫したい気持ちもあるし、うかうかしてると出産適齢年齢を過ぎちゃうよっていう恐れもあるわけで……。
「「ニクソン(様)と相談した方がいいわよ」」
という結論が出された。




