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母さん、いきなり洞窟ですか? Part2

こんなに更新速いのもそろそろ終了。






の、喉が痛い・・・・。


母さん、俺もう無理っす。










恐育ママの試練、2から4までをクリアした俺だ。名前はまだ無い。ちなみに転生前の名前は架透蒼姫かとう そうきだ。この厨二で明らかに女の名前には悩まされたもんだ。いじめられた事もあったな・・・・・いやいやいや。今は昔の事なんて気にしている場合じゃない。


ふぅ、これから後半分以上あると思うと気が重くなる。俺のライフはもうゼロだ。精神的な方だけど。


ついさっき獲物を食って無駄に多い体力をだめ押しのごとく回復したわけだが、もし順番通りだとすると次の試練はブレスだ。


どんなふうにブレスを吐くんだろう。これも本能でやるのか?というかすごい疲れそう。


と色々思うが、まあものは試しだ。少しやってみよう。


イメージ。


目を瞑り、自分の口からリオ◯ウスのごとくブレスを吐く姿を想像する。


そして、後は本能に任せる。


口から何かが出て行ったと思ったら、いきなり轟音に襲われた。すぐに何が起きたのかを探る。


自分の向いてる方向にある大岩、それも崩したらあかんやろーとしか思えない洞窟を支えているもの、が粉々。


妙な音が聞こえる。洞窟が微妙に振動している。パラパラという音が聞こえる。


これは、やばい。うん。すごくやばい。


天井から最初の落石がきた瞬間、俺は本気で洞窟を駆けていく。


無論、来た方向とは違う方にだが。





はあ、はあ、はあ(心の息切れ)


危なかったー。冗談抜きで死ぬかと思った。


どうしてこうなったんだ?


え〜っと、確か俺がブレスの練習して、それっぽいの出したと思ったら、口から直線上にある岩が崩れて、洞窟も崩れた。


・・・・・・今度から屋内でブレス吐くのやめよう。危険だ。


それにしても本当に助かった。本気で走った甲斐があった。


何があったのかを詳しく言うと、崩れだしたと同時に駆け出して、ノンストップで走ってたんだけど、通路のような場所からいきなり崩れていない大広間に出て、これは助かったかな?と思ったらすごい勢いで崩れだして、出口に向かって走って、落石に塞がれる直前に一塁に突っ込むバッターの如くダイブしてなんとか部屋から出れて一命を取り留めたというわけだ。長いな。


とにかく、結果的にはブレスは出来た。つまりクリア。次に行こう。


・・・・だけど、洞窟結構崩しちゃったんだけどいいのかな?


大丈夫かな、母さん。


『問題ありません。続けてください』


さいですか。了解です。


とにかく進むか、通路。いかにも洞窟って感じの通路。



確か次は爪や尻尾での戦い方だったな。また戦いか。


爪はさっき出来たからいいとして、尻尾かな。


やっぱりサマーソルトとかできた方がいいのだろうか。いやそれとも一般的な振り回しか?


試すほか無いか。


それにしても母さん、よくこんなに都合のいい洞窟見つけたな。


『それは母さんもびっくりでした』


母さんもびっくりだったのか。






お、第六感がテキーンと反応した。いるな。この先の大きい広間からだ。


死角から様子をうかがってみる。そういえばさっきから妙な音が聞こえてたな。



・・・・・・・・・す、すごく、大きいです。



大きさは、俺の五倍くらい、つまり10メートルの、鳥。


姿はダイ◯ブレイドとか想像すると分かりやすいかも。


どうやら自分より大きい敵との戦い方も混じってるらしい。


これを倒せと。生まれて一週間も経ってない俺に?


なんてこった。神は死んだ。


それでも余裕な俺。龍はどんだけチートなんだ。


俺は才能無いから、龍はみんなこんな事が出来る・・・・・・やべー。


まあ余裕があるのはいい事だ。


さてと、どうする?俺。相手は飛んでるぞ?


【サマーソルトとか──】


よしやろう。リオ◯イアさんだ。


ぶっつけ本番。手順は至って単純明快。


走りながら近づいて飛ぶ。その勢いでサマーソルト!!!


おk。やろうぜぃ。



先程考えた手順のとおり、走りながら近づく。気付かれたが気にしないで、次に移る。即ち、飛ぶ。


飛んでスピードが乗ったまま突撃。敵にぶつかる直前に空中で後転。


尻尾を、思い切り、叩き付ける!


「グギャアアアアアアアア!!」


成功、しかし敵はまだ死んでない。どんだけタフなんだ。


糞ったれ、こうなったら本能の赴くままに!


墜落した敵にのしかかり、首をくわえて、ブレス!



うわーお。即死。これで死なない奴いたら見てみたい。


洞窟に影響は無いみたいだ。助かった。


それにしても、首から上が無いよ。首から下は炭化してる。強っ。


これじゃあ食えないな・・・・・は!


何を言ってるんだ俺。そんなに食い意地がはった奴じゃないぞ!


何だ?その目は。本当だからな!


・・・何をやってるんだ俺は。次だ次。




次は確か自分より小さな「ブゥゥゥゥゥン」いるな。小さい奴。


出てきたのは俺より小さい、たぶん1メートルも無い、それでも大きいと感じる、蜂。


どうみてもランゴ◯タです本当に有り難うございました。


完全に敵意を持ってますねー確かに敵ですけどー。


牽制しとくか。倒せたら儲け物。


尻尾に届く範囲まで近づいて振り回す。


あたりません。期待はしてないけど。


どうする?といったってな。適当にやるしかない。









適当にやってみた結果がこれだよ!










当たらない。全っ然当たらない!うざい!


なんだこいつ。能力までラ◯ゴスタか。


尻尾振り回したり爪で引っ掻きまくったりしたが全て紙一重で避けられる。


尻尾は器用に動かせないし爪はそこまで長くないからな。


なので考えました俺。牽制しながら。


ありましたよ。俺って天才。


モンハ◯をやっているとき誰もがうざいと感じた事のある、風圧!


これを使えば宜しい!


羽で飛んでる限り風の影響は絶対に受ける。これを利用しない手は無い。


ランゴもどきの近くで力強く羽ばたく。風に流されて制御を失った奴に急いで近づいて一閃。


爪で切り裂いた。


よっしゃあああああああああああ!!!


やっと倒せた!


ハンターの気持ちがわかったぜ。



これで試練は後一つ、脱出だ!


テンションを上げまくりながら洞窟を突き進む。敵は突き飛ばす。


そんなこんなで十分くらい爆走してると行き止まりまできて脳天を壁にぶつけた。


いてて。出口はこっちじゃないのか?


と、よくみると崩れた岩やら何やらで塞がれた跡。かすかに差し込む光。


どうやら崩してしまったようだ。


しかしこれは簡単だ。


吹き飛ばせばいい。全部まとめてブレスで。


塞がれた出口をにらみ、口にナニカをためるためるためるためるためるためるためる。


そのためた力を、解き放つ!



爆音。



すさまじい閃光。



収束されたエネルギーが出口を求めて壁にぶつかる。


そんな力に抵抗できるはずも無く、出口を塞いでいた壁は砕けちり、消え去った。


だがそれだけでは収まらず、そのまま何も無い空間を突き抜け、天へ。


全てを出し切ったときには雲はブレスにより見える範囲から全て押し出されていた。



さすがにこれは疲れた。やりすぎた感が否めない。


喉が痛い。


母さん、終わったよ。


『はい、よくやりました。母さんはとても嬉しいです』


そうですか。それはよかった・・・・・・・



ゴ〜ル。







★恐育ママ★



あらあら、今回も寝ちゃいましたか。


・・・・・それにしてもこの子は底が知れない。


最低でも二日はかかると思っていたのに。


無意識のようですが念話までしていた。


さすがわたしの息子。


さて、洞窟の出口で寝させるなんて駄目です。


転移させておきましょう。


・・・・・寝顔が可愛い。











軽く設定。


龍の本能は任せれば一生生きていけます。理性が無いですけど。

本能には生きる為のすべてが刻み込まれていて、龍は生まれながらに本能を使いこなす事が出来る。

蒼姫くんはそれをイメージという形でやっています。


意味不明だがそんな感じ。



感想が速くも三件。有り難うございます!



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