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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Mike (マイク)

作者: MIN

アメリカの田舎で育ったドティール小学校2年生は将来の夢発表の授業で、ドティールの番になり、作文を持って発表をした。みんなの視線を感じた時、突然心臓の痛みが始まり、呼吸が出来なくなって、やがて耐えきれず悲鳴を叫び胸を叩き出し自傷行為をした。学校はすぐ病院に連れて行き、検査を終えると、医者はドティールの家族に「身体、脳に異常はありません。もしまた自傷行為が始まったら安定剤を飲ませてください」家族は医者の言葉の通りドティールがまた自傷行為をする度に安定剤を飲ませた。だが、時間が経つほど自傷回数は増え安定剤の効果は期待できなくなった。彼の自傷行為には4つの段階があった。一人の視線は両手を握って爪で手の甲を刺撃。3人以上は爪で膝や腕を、さらに心が不安が有れば首を、もっとひどくなれば胸に。だんだん心臓に近づいた。


視線を恐れるドティールの親はドティールを一人で寝させる事にしたが、一人寝ても幼いドティールは暗闇の中で不安になり悲鳴をあげた。それを迷惑と感じる住民とお隣さん。家族も同じくストレスが溜まった。母は家出をし、父はドティールを無視する生活に変わった。そして20年の時が経って、ドティールは31歳になった。ドティールは大企業の社員でレシート記録することで席は一番隅っこだ。ドティールは自傷行為を20年間したせいで、見た目が50代になっていて、身体の傷を隠す為。いつも長袖なぼろぼろ服を着るのが彼の私服だった。ドティールはレシート記録が終わるといつも携帯するノートで今起きっていることを小声で言いながら、ノートを顔に近づき、記録する事だった。ドティールはアナウンサーが夢でいつも口とペンを動かした。それは仕事場以外でもいつどこでもだった。ドティールは家に帰る前、保健福祉課へ行き、また彼は障害申請をしたが、障害対象ではない理由で申請できなかった。ドティールは家に帰って「ただいま」を言うが、父は無視した。ドティールは部屋に入り、門を閉めて、今日ノートに書いてた内容をアナウンサーのつもりで話した。父はタバコをすいながらテレビを見ていた。


翌日、ドティールは昨日と同じ日々を送って、父のタバコを買い家に戻ったが、玄関で父がドティールを待っていた。父が待っている事がドティールは何かを期待をしていたが「近所迷惑だから夜に来な」父は言葉だけ伝えてすぐ門を閉めた。ドティールはエレベーターの一階のボタンを押し閉じるボタンを押したら、エレベーターの扉に足を入れて扉を開ける40代の女性。エンマが入った。エンマはドティールに軽く挨拶をし、エレベーターから降りた。ドティールはコンビニでタベコを買い公園に行った。


夜までドティールは公園のベンチに座り、エンマの出来事を思い出しノートに書こうとしたがやめた。ドティールは父のタバコを吸い始めた。初めてのタバコを吸った彼は激しい咳をした。そして夜11時に彼は家に戻った。だがとある女性と父はセックスしてる最中だった。女性がドティールに「・・・お友達ですか、お邪魔してます・・・」父は息子を紹介せず「タバコをよこせ」と自分の部屋に行くようにサインをし、ドティールは「ごゆっくりどうぞ」の言葉と女性に挨拶をして、部屋に入った。


翌日の午前、彼はアナウンサーのオーディションの現場に行った。アナウンサーのオーディションがあれば申請して、もう彼がオーディションをしたのは何十回だった。でも受かることはなかった。カメラの前に座り、自己紹介とPRをする時に周りに人はドティールを知っていて、ドティールを適当に相手をした。そして午後6時に結果が出たが、不合格だった。


家に帰ると父に追い出せれて、ドティールは町を歩いた。ある男3人がある飲食店で皿洗いをしているエンマにコミを投げつけた。それを見たドティールは小声で話し、ノートに書いた。でも時間がたってもやめない男3人は足で男達を転ばせました。ドティールは3人の男にボコボコされた。そして3人の男が去ってドティールは立ち上がりエンマの顔を見てへらへら笑った。


家に戻ると家にいた女性がドティールを避けて、家を出た。女性が自傷行為のことを知ってしまった事を気づき、父はドティールに暴力を振るい始めた。「お前のせいでまた女(元妻も)が逃げたぞ!」反論は出来なかったドティールだった。


翌日、ドティールは仕事場から家に帰らずエンマを見つめた。そこにまた3人の男がドティールをまたボコボコにした。だが父にボコボコにされれるよりは、3人の男にボコボコされることがエンマを守っことで、ドティールは我慢をした。帰りにドティールはエンマを見て笑った。


それが3日連続、続き3人の男がさるとエンマがドティールに近付き、「変な人、毎回ボコボコになって何で笑うの」「いいじゃん、笑う機会少ないからさ」こうして二人は恋人になった。


恋人になって数日が経ち、二人は一緒に住むことにし、父に報告をしたが、父は無視した。ドティールは父に挨拶をし、荷物を持ち家を出た。ドティールはエンマとの生活が始まった。暖かく見るエンマといると自傷行為はなくなり笑顔でアナウンサーごっこをする二人だった。


家の掃除をするエンマはドティールのノートが入ってる箱を見つけ読み始めた。最初のページに20年前の母の写真があった。そして夕方になっってエンマはドティールに彼の母のことを聞いた。ドティールの母は20年前、父との仲が悪かったことしかわからなかった。20年前に家を出て、今どこにいるのかもわからないと言った。


そして数日が経ち、仕事場で新たな部長となった理事長の息子が挨拶周りに社内を回っていた。その時、部長は突然ドティールに近づき挨拶をした。エンマを虐めたあの3人の男の一人だったことをドティールは気づいた。横にいた課長がドティールを褒め始めた。「ドティールは優秀ですよ。仕事以外にも記録をするのです。」「え・・・記録ね・・・じゃぁ、あの時の事も書いているのかな・・・よろしくね」部長は握手をして、帰った。


翌日、部長がまたドティールの前に現れた。でも今度は残り二人も来た。「聞いたよ、自傷行為をするってことを・・・残念だね、そんな病気で、俺たちが助けてあげるよ」わざと腹を立てる言葉で彼は首を締める自傷行為始めた。「おいおい、大丈夫か(笑)」横で見ていた課長が近づき小声で「もう、やめたほうがいいじゃ・・・」「え?僕、何もしてませんけど?なんの事ですか?」部長は彼の横耳に近付き「これで終わると思うなよ」小声で伝えた後去った。


部長が去った後、課長は彼と二人で話し始めた「このままじゃ心苦しいよ、職業を移った方がいいじゃないか?」「移るところがないのでここにいます」ドティールは我慢する事にした。


それから毎日部長が彼の前に現れ、彼の自傷行為を楽しめた。彼はどんどん顔と心が不安定になり夜に眠ることができなくなった。それを見ていたエンマは翌日のお昼にドティールの仕事場に行った。


会社に入って部長がドティールを虐める現場を目撃したエンマは部長を止めるが部長は彼女が皿洗い女だと気づく部長は彼女に弁明すると彼女は部長のほっぺを殴った。そして喧嘩が始まった。ドティールはだんだんと首から胸を強く握り込んでやがて悲鳴と共に子供が暴れるように騒ぎ始めた。ドティールの声に周りの人達は一瞬沈黙となった。そして部長はドティールを追い出した。エンマはドティールを家に連れて行った。


家のベットの横になっても胸を握りしめるドティールだった。エンマはすぐ陣痛剤を飲ませたが、効果はなかった。ドティールは胸を握りしめ始めた。エンマはドティールの自傷行為を止めるため抱きしめた。そしてエンマが「お願いドティール・・・!楽になって!苦しいながらやる必要はないよ!私は大人になった時、私は夢を諦めたは、最初は苦しかったのにみんな何かを諦めて大人になって大変だけど少なくとも私は貴方と出会えた。夢を持つ気分は分からないけどドティールとの暮らしは私の人生で幸福だった・・・!お願い!私たちのために夢を諦めて・・・!」ドティールはエンマに謝罪と感謝と最後に自分の夢を語り、泣いた。


そして数か月後。ある田舎の農場で一人働くドティールの前に車が止まって車から課長が出てきた。「課長、お久しぶりです。」「顔色良くなったね」「えぇ、夢を諦めて後悔するのかと思いましたが元気に暮らしてます。」「よかった、俺のせいで悪化してるのかと思ってたけど君の姿を見て安心した。」「いえ、課長さんにはいつも感謝してます。」課長はトランクから本物のマイクをドティールに渡した「夢を諦めても、趣味は諦めてないんだろ?妻と遊びな、何かあったら連絡して」「ありがとうございます。課長さん」課長は車に乗って去った。

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