ナイとみんなと仲良し
☆★☆ 犬の社会性 ☆★☆
「ナイちゃんのお母さん犬の『タロ』だ」
店主の忠臣さんは僕たちにそう言って、ナイのお母さん犬である『タロ』を紹介してくれた。
「娘に会うのは1週間ぶりだな、タロ」
忠臣さんはタロを僕たちの目の前まで連れて来てくれる。
コーギーなのに随分と落ち着いた雰囲気で、初対面の僕たちなんか気にもかけずにただ、忠臣さんの指示を待っているように見える。
「ナイに比べたら凄く大きいんですね~」
妹の澪の手が届く距離までタロが近づいていたからか、澪は僕にナイのリードを預けて、タロの頭を撫でた。
確かに、ナイと比べたら随分とでかい。ナイはまだ体重が4.5㎏くらいだけど、母犬のタロは15㎏くらいはありそうだ。
いずれはナイもこんな大きさに成長するのかと思うと、少しだけワクワクした。
だが、同時に疑問も感じた。
見知らぬ人間が5人も押しかけているって言うのに、母犬のタロは全く動じる様子を見せない。
動画や記事でよく見るコーギーと言う犬種は、こんなにも大人しかっただろうか? と。
「コーギーって躾が難しいって聞いてましたけど、タロさんも、うちのナイも、随分落ち着いているような気がするんですが何か秘密とかあるんですか?」
初対面の人間を警戒しないのは何故か? もしかしたら店主の忠臣さんなら何か知っているかもしれない。
僕の素朴な疑問に忠臣さんは
「秘密って事は無いけど、ウチで産まれた仔犬たちは人見知りなんて生後3か月までには終わっちまうんだ」
そう答えて、さらに解説してくれた。
「ウチの犬舎にはよ、火・金の週2回、近所の学童保育の連中が20人近くも犬たちと触れ合う社会見学に来てるんだ。
小学生のガキどもだぞ? そりゃあ騒がしいし、自由にさせちまえば犬どもが怯えちまうリスクは高い。
だがな、そのガキどもを引率する先生が優秀でな、犬を怖がらせずに興味を引く遊び方をガキども相手に自然にさせてやがるのさ。
オレが犬の専門家なら、その先生はガキの専門家ってところだ。
仔犬には自分たちから近付かないようにガキどもにと言い聞かせてくれるし、ボールやおもちゃを犬に奪われればガキの方を褒める、犬の方から喜んでガキどもに近付いて来るような遊ばせ方をして、仔犬の興味も引いてくれる。
そんな訳でウチの仔犬たちは、産まれてから3カ月もすれば自然と人間相手の社会性を身に付けちまってるって訳なんだよ。
まあガキどもも喜んでくれるし、ウチの仔犬は聞き訳が良くなるし、オレは躾が楽になるしでウインウインな話だろ?」
「なるほど、産まれたての頃から人間に慣れていて、それに小学生20人に比べたら、僕たち5人程度じゃ驚く程でも無いって事なんですね」
僕が『なるほどな』と納得していると、母犬のタロが僕の匂いを嗅ぎに来てくれた。
「どうやらこの人間の集団のボスは、お前さんだと認めたようだな…… 相良の春斗くん、ウチのタロを撫でてやってみてくれないか?」
忠臣さんは悪戯っぽく『にやり』と笑って、なにかを試すような口ぶりで僕に話した。
僕はちょっとだけ緊張したけれど、母犬のタロの首から耳にかけてわしゃわしゃと、そして耳の後ろから頭にかけて手を回して、しっかりと強く、それでいて優しく伝わるようにと念を込めて撫でてみた。
ネットで調べた『怖がらせない撫で方』『ペットが気持ちよいと感じる撫で方』。今までナイしか撫でた事は無かったが、ナイ以外にもこの撫で方は通用するのか? 少し不安はあったがわしゃわしゃと僕はタロを撫でる。
「やはり撫で方も上手いな、いきなり頭を撫でようとしないってのもポイント高いぜ」
忠臣さんはご満悦。
「え? いきなり頭を撫でちゃ駄目なの?」
妹の澪の呟き。
「なんで?」と鈴ちゃんが
「マジか?」と鉄也くんが
「頭を撫でるって普通の事じゃないの?」と最上さんまで驚いている。
忠臣さんは再び『にやり』と悪戯っぽい笑顔を作ると
「春斗くんには、その理由がわかるか?」
と、僕に答えを促してきた。
「えーと、多分なんですが、犬は目線よりも上に手を上げられると、不安とか恐怖とかを感じる場合が多いって、以前ネットの記事で読んだことがあって、その時僕も『なるほどな』って思ったんで、手は横か下から出す方が良いのかなって思ってはいました」
「ほう、大正解だ。ちなみに信頼関係が高くなれば、上から頭を撫でてやっても不安や恐怖を感じさせることも無くなるが、仔犬のうちは信頼関係の有無にかかわらず、横から手を出してゆっくりと頭を撫でに行くのがおすすめだ」
☆★☆ 事前の準備 ☆★☆
「へ~」
声を出したのは鉄也くんだったけれど、みんな感心している様子だ。
「コーギーは特に噛むのが大好きだからな、オレも若い頃はそんな事知らなくて『頭を撫でようとしたくらいでなんでだよ』って嘆く位には齧られた」
「いい事聞いたぜ、いつかは俺も犬を飼うつもりだったから参考にさせてもらうわ」
鉄也くんも納得した様子だ。それに彼ならいつかは本気で犬を飼いそうだ。
「じいじの説得は私に任せろ、アホ兄が話すと完璧拗れる」
「あれっ? せっかく他人の振りしてやってるのに、ここで兄妹だってバラしちゃいますか? 妹よ」
「…………。 ミスった。けどいい。今日は気分がいいから」
「なんじゃそりゃ?」
「でケモ兄、いつ話す?」
「俺が就職して、初任給貰った給料日に、だな?」
鉄也くんは結構真面目に、現実的に考えているようだ。
「そんなに待てない。いつ飼えるかは分からないけど、話しは早い方がいい。だから今日話す」
鈴ちゃんはせっかちなようだ。それを聞いていた忠臣さんも
「そうだな、話すのは早いに越したことはないだろう。愛犬を飼うためにも心得ておいてもらいたい事や、準備しておいた方がいい物もある。何より家ン中で飼うなら環境にも注意が必要だ。飼う前にはたくさん調べて話し合っておいてくれよ」
ハハハと笑うのだった。
ただ、今の忠臣さんの話は僕たちにグサリと刺さった。
僕たち家族はナイを飼う際に、全く話し合いなどせず、何の準備もせず、家の中の環境なんかも全く考えていなかったからだ。
「はうっ」
クリティカルヒットしたのだろう、妹の澪が撃沈した。
☆★☆ なにそれ? ☆★☆
タロとナイの母仔がお互いの顔を舐め合い始めたのを横目に、僕と鉄也くんはそれぞれ買うオモチャの清算をした。
タロと忠臣さんに挨拶をして、お店を出たら散歩の続きだ。
「気軽にまた来いよ」と言われて
「はい、気軽にまた来ます。と返した僕らは、土手の遊歩道に向かってぞろぞろと歩く。
そして河原に降りてナイのリードを外す。
もうここは既にナイのなわばりだ。
「いい場所だな、誰もいないし広い。夏は虫がたくさんいそうだけどな」
鉄也くんはそんな感想をこぼすと、おもむろに3枚入りフライングディスクを全て袋から出した。
「ナイくんや、これは『フリスビー』で、あーる」
フライングディスク、通称フリスビー。短い名前の方が呼びやすいので、僕もフリスビーと呼ぶことにする。
ナイにフリスビーの一つを見せて、匂いも嗅がせた鉄也くんは
「それッ、取って来い」
そう言って一枚のフリスビーを投げて見せた。
しかし、ナイは良く分かっていないようで『なにそれ?』と不思議そうに鉄也くんを見つめるだけだった。
投げた瞬間を見ていた筈なんだけど、ナイはフリスビーには注目していなかったようだ。
「あれ?」
まさかの自分で取りに行く罰ゲーム? になるのであった。
☆★☆ 気付いた! ☆★☆
結構遠くまで飛んだフリスビーを自分で拾いに行った鉄也くんだが、戻らずにその場から投げる事にしたようだ。
「春斗ー! 受け取れー」
鉄也くんは僕に向かってフリスビーを投げる。さっきよりも手加減してコントロール重視のようだ。
目の前で減速して取りやすそうに見えるフリスビー。
だが、それでも、球技が苦手な僕には難しかったようで
ポロッ と、取り損なってしまった。
僕と鉄也くんの動きを見ているだけのナイだったが、ここでどうやら気が付いたようだ。
『これって、ワタシと遊びたいって言うサインなのでは?』
地面に落ちたフリスビーを僕が拾って、また鉄也くんに向かって投げる。彼我の距離10mくらいだ。
鉄也くんは難なくキャッチする。
ナイはどう動くべきか考えているようだ。やや伏せ気味でいつでもダッシュできる態勢をしている。
『さあ来い』とでも思っているのかもしれない。可愛い。
鉄也くんがまた、僕に向かってフリスビーを投げた。
そのディスクが僕に届こうとするちょっと手前
「ワンッ」
全力でジャンプしたナイは、空中でディスクをキャッチ
し損なった。
鼻に当たって痛くないかな? とは思ったけれど、地面に落ちてコロコロと転がるディスクを追いかけて行き、ついにフリスビーを捕えた。
☆★☆ 仕留める! ☆★☆
そこからも可愛かった。
前足でディスクを押さえつけて、ディスクの端をガリガリと齧る。
「ウウゥゥゥ…… ウウゥゥゥ……」
と、低く唸り、まるで獲物を仕留め、トドメを刺そうとしているかのようだ。
その様子があまりに可愛すぎて、僕は動画を取ろうとしたが、周りでは妹の澪だけでなく、鈴ちゃんと最上さんも、既にスマホを構えて撮影していた。
後で見せてもらえばいいと気付いた僕は、獲物を仕留めにかかっているナイに近付いて
「ちょうだい」
を試みるのであった。
☆★☆ ナイは放置 ☆★☆
フリスビーと言う遊びの中で、最も難しいのがこの「ちょうだい」であると言われている。
犬は、自分が捕えた獲物は他人には渡したくない。それは本能。
特にコーギーは狩猟犬。牧羊・牧畜犬ではあるものの、数ある犬種の中でも最も噛む事が大好きな犬であると言える。
僕が「ちょうだい」とか「リリース」なんて言った所でくれる訳もない。
だったらここは
「ナイが落ち着くのを待って、落ち着いて戻ってきたら褒めるから一旦休憩でーす」
撮影中の女性陣と合流して、澪にお散歩バッグからお皿と水を出してもらい地面に置いた。
鉄也くんもいったん戻ってきて女子3人と合流。
ナイはまだフリスビーと死闘を繰り広げている。
どんな動画が撮れたかな?
澪、鈴ちゃん、最上さんの3人はお互いのスマホの動画を見せ合っていた。
僕も見せてもらったけれど、みんな同じ様にしか見えない。
「やっぱり最上先輩が撮ったのが一番綺麗に見えるね」
「鈴ちゃんが撮ってたのも光の加減が良くて見やすいわよ」
「澪ちゃんの動画、近いからナイちゃんの迫力が伝わってくる」
お互い褒め合っている。
ナイはとうとう獲物にとどめを刺したと判断したらしく、満足そうな様子で僕たちの所に帰って来た。
仕留められたフリスビーの死体はその場に置き去りにして。
『持って来い』とか『取って来い』なんかは、まだまだナイには難しいようだ。
☆★☆ エンドレスフリスビー ☆★☆
「良く帰って来たね~」
澪による、褒める&トリーツである。
さっき学んだ撫でる方法を早速実践している澪。
首から耳、そして流れるように頭へと手を移動させながら『わしゃわしゃ』とナイを撫でる。
ナイも嬉しそうだ。
「ナイくんよくやったな」
何故か鉄也くんも恐る恐る手を伸ばしてナイを触っている。いや、撫でているつもりのようだ。
「小さいし柔らかいし、気を付けないと壊しちまいそうだ」
「ケモ兄、手付きが嫌らしい。普通に撫でろ」
「アハハハッ、鈴ちゃんってお兄さんに厳しいのね~」
近藤兄妹、聞いてた話よりは全然ウザがられていないように見えるんだけど? むしろ普通に仲良しじゃね?
少し休憩した後は、鉄也くんが女子3人に、残り2枚のフリスビーを渡して、今度は僕たちが動画を摂る事になった。
3人の女の子たちが楽しそうにフリスビーでキャッチボールしている。
フリスビーを追って、ナイが走る。
途中ナイに空中キャッチされて中断するも、そこはナイに奪わせるのが目的だ。
獲物に噛みついているうちに3枚目のフリスビーを使って継続。
いつの間にか再開されているフリスビーに気が付いたナイは、獲物をそのままにしてまた、フリスビーを追う。
3枚目も捕えられたが、放置された2枚目をまた拾ってフリスビーはエンドレスに続く。
僕と鉄也くんのスマホに、30分近くにも亘る『ナイと戯れる3人の女の子』の動画が収められた。
☆★☆ 仲良し ☆★☆
「ナイくんって可愛いし懐っこいし、賢いし強いし、小さいし可愛いな~」
鉄也くん、ナイが触らせてくれると解ってからは躊躇なく触りまくっている。
「アホ兄、可愛いって2回言った」
「大事な事だから何回言ってもいいんだよ」
「中間テストには出ない」
鈴ちゃんは鉄也くんに呆れたような話し方をするけれど、何となくわかる。この兄妹、絶対に仲良しだ。
「ナイ、今度は私の番」
「おい、俺はまだ満足しちゃいない」
「ケモ兄が満足する頃には日付が変わる。だからどけ」
確かにアタリは強いけどね。
近藤兄妹が一応の満足をしたと思われた頃
「ナーイ、のど渇いてない?」
澪が水を出してナイに呼びかけた。
僕たちもそれぞれ、自分たちで準備していたジュースやコーヒーでのどを潤す。
ジャブッ、ジャブッと勢いよく水を飲んでいるナイをじっと見つめているのは最上さんだ。
「私にも触らせてくれるかな?」
最上さん、実は今まで一度も犬に触った事が無いそうだ。
「大丈夫だよ」
僕の太鼓判で覚悟を決めて、おっかなびっくりと、ナイに手を伸ばす最上さん。
ナイは特に気にする様子もなく、極々自然な佇まいで最上さんに撫でられていた。
最上さんも、忠臣さんのアドバイスを守って、横から手を伸ばして首や耳をわしゃわしゃと撫でまわしていた。
ナイの表情がとろけている。
次第に、最上さんの表情もとろけ始めた。
いつの間にか、みんながナイと、ナイがみんなと、そしてみんながみんなと仲良しになれていた。
☆★☆ 増えた会話 ☆★☆
気が付けばもう時間はすでに5時を過ぎていた。
「やべ、ちょっとはしゃぎすぎたかな?」
今日、仔犬にしてはちょっと運動をさせ過ぎたかもしれない。
鉄也くんにはフリスビーを仕舞ってもらって、散歩の続きをする。
ちなみにフリスビーは3枚とも無事だ。シリコンゴムってのは結構丈夫らしい。
土手に上がって遊歩道に戻って、散歩コースのなわばりを巡る。
ナイのおかげで適度に緊張も解け、道中の会話が格段に増えた。
中学校では、鈴ちゃんが妹の澪と一緒に、僕たちと同じ『北高』目指そうと勉強を頑張り始めた話。
ウチのクラスでは僕がとてもケンカが強いとクラスで勘違いされている話。
ここで僕は、猿殺しの話の中の『大きな嘘』のネタばらしをした。
近藤兄妹は目を見開いて驚いてくれた。
僕たち相良兄弟はそれを見て大笑い。
「僕がケンカ強いわけないでしょう?」
「おにいは知りたがりの理知的で思考派なんだから」
「確かに強そうには見えなかったけどよ、うちの鈴だって可愛いのに強いから普通にあり得るかと思ってたわー」
「ウザ兄、私を可愛いとか言うな。サムい」
「アハハハハッ、鈴ちゃんって本当にお兄さんにアタリが強いのね~」
「とにかく半殺しにあったのは僕。そこ、ちゃんと覚えておいてよ」
「勝ち目が無いと知りながら戦う兄、素敵」なんて言う鈴ちゃん。
「そうね、余程の勇気が必要よね」とは最上さんの言。
「簡単に勝てる奴と戦うのに勇気は要らないからな」鉄也くんの持論。
「そっか、うちのおにいって勇敢なんだ?」澪は意外だと言わんばかりの表情。
「今頃気が付く澪ちゃんは鈍い。けどそれもいい」鈴ちゃんはやっぱり澪の味方だ。
「勇敢とかじゃなくて、ただ必死だっただけなんだけどな」
大きな嘘を終わらせた事で、今この場にいる仲間たち限定ではあるけれど僕は、大袈裟でもなく、侮られる事も無い、等身大の『相良春斗』に戻る事が出来たような気がした。
☆★☆ 別れの橋・中間地点 ☆★☆
散歩も終わりに近づいた頃、橋の袂で最上さんが立ち止った
「ここから5分くらいかな? この橋を渡ると割とすぐに私の家……」
どうやら別れの時が近づいてきたみたいだ。
「意外に近所だったんだな、俺達ん家もここからは歩いて5分くらいだ。橋は渡らないけどな」
「じゃあ今日はここで解散する?」
近藤兄妹もこの橋からは近いらしい。
もちろん僕たちもここからは近い。普通に歩けばみんなと同じ、多分5分くらいだろう。
最上さんの表情が少し淋しそうなものになった気がした。
「そうだね、近藤くん鈴ちゃん、今日は楽しかった」
そう言えば、最上さんは鈴ちゃんともすっかり打ち解けてたな。
「それから春斗くん澪ちゃん、ナイちゃんと遊ばせてくれてありがとう」
妹の澪とも、もうすっかり仲良しさんだ。
「今日はこの辺で、またね」
最上さんとはここで別れる事になった。
「僕の方こそ、ありがとう。またね」
「また遊ぼうね、ナイも絶対喜ぶから」
今度は僕らの方から誘ってみようかな?
「気を付けて帰れよ、またな」
「マジで結構楽しかった。またいつか」
近藤兄妹とも、ここで別れる。
それじゃあここで。と、最上さんは右に橋を渡った。
んじゃまたな。と、近藤兄妹は左に土手を降りた。
僕らはもう一本先の階段から左へと土手を降りる。
ここからみんな、歩いてだいたい5分。
この橋が、僕たちみんなの中間地点かもしれないと思うと、なんか可笑しくなった。
「澪、ナイ、僕たちも帰ろうな」
「うんっ、ナイは今日走り過ぎちゃったから、帰りはゆっくり歩こうね」
「ああ」
☆★☆ 4連休前日の放課後は ☆★☆
メチャメチャ楽しかった!