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マラソンと公園デビュー

☆★☆ 近藤鈴 ☆★☆



 良かった。


 澪ちゃんが大好きな『おにい』と仲直りできた。


 それに、前のような、ううん、前よりももっといい表情で笑うようになった。


 それが素直に嬉しい。


 仔犬を飼うと言う発想が凄い。


 澪ちゃんらしいとも思う。


 家族みんなを巻き込んでしまう、とても大きな我儘。


 こんなことされたらどんなに引き籠ろうとしたって、惹き寄せられてしまう。


 仔犬には私も惹き寄せられた。


 そのおかげで、遠くから見ているだけでいいと思っていた、澪ちゃんの『おにい』。


 春斗先輩とは会えただけでなく、話も出来たし、勉強まで見てもらえた。


 そしてごく自然に、一緒に散歩までした。


 それだけじゃない。


 私は、春斗先輩に今日、応援してもらえる。


 


 5月4日、朝7時。


 マラソン大会のスタート地点付近でウオーミングアップしながら、私が考えている事は、そんな事だ。



☆★☆ 驚きのナイ ☆★☆



 朝4時半。


 いつものようにナイは僕を起こしに来た。


 わしわしと撫でまわした後、ナイを抱いて階段を降りようとした瞬間


 妹の部屋から、けたたましいアラーム音が聞こえた。


 1個じゃない、スマホや目覚まし時計など複数のアラームを同時に鳴らす事で、絶対に起きると言う妹の決意を感じた。


 だが、そのけたたましさに、ナイが思いっきり驚いていたのが笑えた。



☆★☆ ちゃんと起きれた ☆★☆



「おにい~、ナイ~、おはよ~」


 朝に弱いはずの妹の澪が、なんとか起きて来たのは、アラームが鳴ってから10分後の事だった。


 特に約束なんかはしていなかったけれど、今日は何となく起きてくるだろうなと思っていたから、一応僕は妹を待っていた。


 まあ、あと5分待っても起きてこなかったら、先に行くつもりだったけどね。


「おはよ、ちゃんと準備できてるみたいだね」


 トレーニングウエアの上にパーカーを羽織っている澪を見て僕は少し安心した。


 もしパジャマのままで起きて来てたら先に出ようかと思っていたからだ。


「今日はお前の飼い主様も一緒だぞ~」


 自分に『様』を付けてナイを撫でまわす妹の澪だが、まだまだ眠そうだ。



☆★☆ 軽めの散歩 ☆★☆



 一人でナイの散歩をするよりも、二人でする散歩はとても楽だと気付いた。


 フリスビーを投げた先に誰かがいて、投げ返してくれるのが嬉しい。


 これが僕一人だった場合、もしもナイが反応しなかったら、自分で拾いに行く罰ゲームになるからだ。


 ナイが飽きるまではフリスビーで遊んで、その後はワニの綱引きだ。


 今日はこの後、桜の公園にも出かける予定だから疲れを残さないように手加減する。


 水分を補給させたら、後はいつものコースをテクテク歩いて、今朝は早めに切り上げた。



☆★☆ 澪の計画通り ☆★☆



 ナイを含む家族そろって朝食を食べたら、公園に行く。


 妹の友達『近藤鈴』ちゃんの応援だ。


 8時スタートと聞いているから、7時半に公園に着く様に、7時10分に家を出る。


「ナイ、昨日買ってもらったTシャツを着ていくよ~」


 澪がナイに水色のロゴTシャツを着せて、ハーネスを付ける。


 意外と言うか予想通りと言うか、ナイは大人しくシャツを着せられて、ハーネスの装着も嫌がらなかった。


「春斗は本当に元気になったな~」

「そうねえ、こんなに元気になれるんだったらもっと早く犬を飼うべきだったわね~」


 両親が僕たちを生暖かい目で見つめている。


「すべては私の計画通りなのだ~」


 澪が調子に乗っているが、否定はできない。事実だからだ。


「犬好きと言う僕の弱点を、見事に撃ち抜かれたからね」


「つまり、ナイが凄いって事だな」

「そうね~。仔犬の魅力って侮れないわ~」


 両親が言外に『澪が凄いわけでは無い』と言おうとしているようだが、ここは僕が援護しよう。


「ナイを飼おうと我儘を言えた、澪の勝ちだな」


「え? おにい、もしかしてそれ、褒めてるの?」


「当たり前だよ、今こうして僕が笑っていられるのは、元を正せば全部、澪のおかげなんだからね」


「ぐはッ! 春斗のくせにわたしの涙腺を刺激するとは……」

「あなた、それは春斗のせいではありませんよ。年です、年を取ったせいですよ」


「お父さんとお母さんは放っといて、おにい、もう行こ?」

「そうだな、ナイがなんだか眠そうになってるし行くか」


「ナイ、澪ちゃんの応援に行くよ~。公園デビューだよ~」


 行ってきます。と挨拶して、僕らは公園に向かった。



☆★☆ 鈴ちゃんに ☆★☆



 公園内に入って、スタート地点に向かっていた時


 突然『バァン!』と言う大きな音がした。


 当然ナイがビビる。ちなみに僕と澪もビビった。


 時間を確認したら7時半丁度。


「あれ? 時間を間違えたかな」


 と、不安になったけど、スタート地点に着いたらちゃんと鈴ちゃんがいて、僕たちを見つけた彼女は文字通りに駆け付けて来てくれた。


 聞けばさっきの発砲音は、フルマラソンの方のスタートの合図だったらしい。


「澪ちゃん、春斗先輩、来てくれてありがとう。頑張る」


 鈴ちゃんは、水色のランニングウェア姿だった。


 身長は低い方だと思うけれど、ポニーテールにまとめた髪型がキリっとした感じで凛々しい。


 露出された腕や足の筋肉なんかは、まるでアスリートのようだ。


 そしてピンクのハーフパンツも鈴ちゃんにはとてもよく似合っている。


 正直、一瞬見惚れた。



☆★☆ スタート前 ☆★☆



 僕の視線に鈴ちゃんは気が付いているのかいないのか、そんな事はお構いなしに話は飛ぶ。


 何と言っても今日はナイの公園デビューだ。


「今日のナイちょっとオシャレ。可愛い」


「ナイの水色と鈴ちゃんの水色、なんかお揃いみたいで悔しいよ? なんでだろ」


「昨日、ウチの親たちがナイの為にって、Tシャツとかハーネスなんかを買って来てくれて、今日は初お披露目なんだよ」


「似合っている。センスもいい」


「親が選んだんじゃなくて、ペットショップの忠臣さんが選んでくれたらしいんだけどね」


「あの店の人、なかなかやる。ウチで犬を飼う時は必ずあそこで買う」


「そう言えばどうだったの? 犬飼う事決まった?」


「ううん、まだ。でも私が北高に合格したらOKの約束は取った」


「あ~それ、今のところかなり厳しいよね……」


「でも、あてはある」


「あ、私それ分かった」


 妹と鈴ちゃんが揃って僕を見つめる。


 言っても大丈夫だよ、ちゃんと予想できてるから。


「不断の努力もする。だから春斗先輩、頼っても良いですか?」

「おにい、お願い」


 なぜ妹の澪まで僕に頼んで来たのかは分からないけど、僕の答えは決まっている。


「もちろんいいよ」


 5教科なら僕は得意だ。それに昨日、2人の勉強を見てあげたけど、それも楽しかったから。


「頑張って鉄也くんと同じ高校に通ってあげて、可愛い犬をモフらせてあげてね」


 僕は「兄孝行な妹さんだね」とまで付け足してみたら、鈴ちゃんは物凄く微妙な表情をしてくれた。


「澪ちゃんの『おにい』って…… 良くボケとか冗談とかを言うの?」

「ううん、おにいはボケられないし冗談とかもあんまり言えない、純粋なツッコみキャラだよ」


 小声で話し合う2人。一応僕にも聞こえている。


 妹よ、おにいはちょっとだけならボケれるんだぞ? 冗談だって言おうと思えば言えるんだぞ? 


 う~ん…… と苦しそうに唸る鈴ちゃんだが、そんな中、無情にも集合の放送がかかった。


『女子、ハーフマラソンに出場する方は、スタート地点までお集まりください。繰り返します___』


「あーーー! もうそんな時間か~」


 澪が名残惜しそうに鈴ちゃんの手を取った。


 周囲にいた女性たちの何人かが、スタート地点に向かって歩み始める。


「鈴ちゃん、9時半前には遊歩道のあの橋の所にいて待ってるからね、見送ったらすぐここに戻る」


「うん」


「頑張ってね」


「うん」


 もう時間が無いのだろう、澪が早口で鈴ちゃんに話し掛けている。


 僕も何か気の利いた言葉を掛けたい。応援していると伝えたい。けれども何故か、何の言葉も思い浮かばなかった。


 そんな僕に、鈴ちゃんの方から話しかけてくれた。


「春斗先輩、行ってきます」


 ああ、そうか。


 気の利いた一言なんか要らないんだ。


 気負う必要も、飾る必要もない。普段通りの言葉でいいんだ。


「行ってらっしゃい、待ってるから」


「うんっ」


 やがて、ハーフマラソンがスタートした。



☆★☆ 待ち時間の計画 ☆★☆



 女子ハーフマラソンのスタートを見送った僕たちは、一旦公園から出て、河原の原っぱに行った。


 ハーフマラソンは終盤、ここの土手の車道側を走る。もちろん今は車両通行止めだ。


 それを僕らは遊歩道側から見送り、鈴ちゃんが通り過ぎたら最短距離にて公園に戻る。


 上手く行けば鈴ちゃんより先にゴール前で、もう一度待ち受けることが出来ると言う計画だ。


 その間僕たちは、ナイと一緒に遊びながら時間を潰す。



☆★☆ 偶然の遭遇1 ☆★☆



 8時半も過ぎた頃、河原に2つの人影が降りて来た。


 ここに人が来るなんて珍しいなと思って緊張したけど、よく見たら一人は最上茜さんだった。


「春斗くんおはよー」


 気軽に挨拶してくれる最上さん。でも、一緒にいる小学生くらいの女の子の存在がちょっと気になる。


「おはよー最上さん」

「最上先輩おはようございます」


「ナイちゃん今日はおしゃれだね~」


 しゃがんでナイにも挨拶してくれる最上さん。ナイは最上さんの匂いを確かめ、隣にいる女の子の匂いも嗅ぎに行った。


「妹の『(みどり)』って言うの、よろしくね」


 最上さんはナイにそう話し掛けてくれていたけど、僕たちにも教えてくれているんだ、と言う事もなんとなく判った。


「昨日ね、緑に『犬を触って来た』って自慢して、写真や動画を見せてたら、妹も『触りたい』って言ってくれたから、連れてきちゃった」


 えへへと笑う最上さんだけど、隣にいる妹さんが固まっているぞ?


 もしかしたら人見知りしてるんじゃないかな?


「緑ちゃん、って呼んでいいかな? 僕は春斗。相良春斗って言うんだ」


「…… うん」


「ナイおいで」


 僕がナイを呼ぶと、結構な高確率で来てくれる。ちょっと嬉しい。


「触ってみていいよ、って言うか触れる?」


「た、たぶん……」


 おっかなびっくり、おそるおそるナイに手を伸ばす緑ちゃん。これは可愛い。


 そう言えば一昨日、最上さんがナイを初めて撫でた時もこんな感じだったな。


「ところで、どうして私たちがここにいるって分かったの? ホントに偶然?」


 僕が緑ちゃんに構っているからか、澪が最上さんに聞いた。実はそれ、僕も気になる。


「えっとね、実は近藤くんに聞いたの。鈴ちゃんが出るマラソンの応援に、ナイちゃんを連れて行ってるはずだから多分いるぞって」


 なるほど。偶然ではあるけれど、事前情報で予測は出来たと。


「で、その鉄也くんは……」



☆★☆ 偶然の遭遇2 ☆★☆



「いやーホンっと偶然だなぁ~」


 割とすぐに遭遇した。


「鉄也くんは妹の応援しないの?」


 スタート前、僕たちは鈴ちゃんの応援をしたけど、身内であり兄である鉄也くんは見かけなかった。


「心の中ではしてるよ。でもな」


 なんだか悲しい話の予感がする。


「本番前に俺の顔を見るとモチベ―ションが下がるらしいから『朝は起きて来るな、顔を見せるな』って言われちゃっててさ、ホントあいつは照れ屋さんだからな~」


 そうでもなかった。


「で、アイツがいない間に俺はナイくんをモフれるだけモフる…… ってあれ?」


 緑ちゃんの存在に、今頃気付いたのかな?


「ナイくんが服を着てる!?」


 って、そっちか


「服なんか着てたらモフモフ度が下がるだろうに~!」


 しかも犬服反対派か


「まあこれはこれで可愛いから1枚」


 スマホで撮影し出す。


 鉄也くんは自由人だった。もうメンタルが『風』か『雲』くらいのレベルで自由な人なんだね。


「で、この子が最上の妹ちゃんだね、初めまして『鉄也』ですよ~」

「は、初めまして『緑』です……」

「緑ちゃんか。可愛いね、小学生?」

「は、はい、5年生です」

「5歳年下か~ 小さい子って可愛くていいね~」


 鉄也くんって結構、可愛いモノ好きだよな……


 念のため、お巡りさん呼んでおこうかな?



☆★☆ 沿道応援 ☆★☆



 緑ちゃんが僕たちにも慣れてきて、ナイを愛でる手つきも安定した頃。


「お、9時20分か」


 鉄也くんが時間を気にし出した。


「多分今日の鈴は気合が乗ってて調子がいいはずだから、そろそろ上を通るぜ」


「え? 鉄也くんわかるの?」


「アイツの実力と距離的には、ここを9時半通過だろうけど、今朝は俺の顔を見てないし、お前らとナイくんに激励された。と来れば5分はタイムを縮めると予想」


「ねえ緑、私も鈴ちゃんの応援をしたいんだけどいい?」


 緑ちゃんにとっては全然知らない人なんだろうけど、緑ちゃんは


「いいよ、わたし先に帰ってればいい?」

「一緒にいてくれたら『おねえちゃん』嬉しいかな~」

「わかった。じゃあ一緒にいる」


 一緒に応援してくれるようだ。


 僕たちは土手を登り、遊歩道に並んだ。


 やがて、トップランナーと思わしき数人の集団が見えた。


 3,4,5…… 6人だ。


 まばらではあるけど、ちょっと離された6番手に鈴ちゃんがいた。


「先頭集団に取りついてるなんて流石は俺の妹だ」


 鉄也くん嬉しそう。


 先頭集団が僕たちの前に近付いてきた。


 その6番手の鈴ちゃんがこっちを向いて、手を振ってくれた。


「うわ~、余裕か?」


 鉄也くんがちょっと引いてるけれど、僕と澪は応援するためにここで待ってたんだ。だから


「鈴ちゃーん! 頑張れ~ッ!」


 この妹の叫びに僕も乗っかる。


「鈴ちゃん頑張れッ! ゴール前で待ってるぞーーッ!」


 大声で叫ぶなんていつ以来だろう?


 もの凄く恥ずかしかったけど、僕にしては大きな声を出せた。


 僕たちの前を通過した時、鈴ちゃんは5番手に並びかけていた。


「あ~コラ、ペース乱すな! 平常心で行けーッ!」


 鉄也くんの応援にはプイッと顔をそむけたけれど、僕にはそれが余裕の表れにも感じられた。


 先頭集団の背中を見送った僕たちは、急いで土手を降りる。


 ここから公園までの最短距離は遊歩道ではない。


 市役所前から大手門に向かい、門をくぐればすぐ。ここからなら大体7~8分だ。


 多分歩いてもランナーよりは早く着ける。


 こうして僕たちはゴール前で鈴ちゃんを迎える準備をするのだった。



☆★☆ 賑やかな日常 ☆★☆



 鈴ちゃんの結果は結局6位だった。


 けれどもそれは、大人も混えての全体の記録で、中学生の中ではダントツの1位。


 高校生を混ぜても1位。


 上位5名は毎年参加している社会人のベテランさんなんだとか。


 そんな大人の上位陣の人達に


「中学生? まだ2年生!? え? 陸上部じゃないの? 来年も出る?」


 鈴ちゃんが気に入られていた。


 ゴールタイム 1時間54分50秒。


 昨日の宣言通り、2時間を切った。


 ただ、上位の陸上選手なら1時間10分台を目指して走ると鈴ちゃんは言う。


 でも僕は、順位だとかタイムだとか、そんな事には興味はない。


 目標に向かって努力して、やり遂げた鈴ちゃんに感動したし、尊敬もした。それなのに


「凄くカッコ良かった……」


 僕はその一言しか言えなかった。


「うん、鈴ちゃんてホントカッコ可愛いいんだよ~」と、澪は自慢げに胸を張って

「5位の賞品と6位の賞品の格差がひど過ぎて笑える」と、鉄也くんは揶揄う。

「21Km走り切るってちょっとめまいが……」最上さんはハーフマラソンだったとは今知ったみたいで

「おねえちゃんのお友達って凄い人なの? ねえ凄い人なの?」と、緑ちゃんは鈴ちゃんに興味深々な様子だ。


「帰ってシャワー着たら少し寝る。午後の散歩前にライン欲しい」


 そんな事言う鈴ちゃんって、体力お化けなのかな?


「うんっ、わかった。今日は私が迎えに行くね」

「そうしてくれたら助かる」

「俺がたたき起こしてやるよ」

「澪ちゃんに頼む。ウザ兄のは要らない」


「春斗くん、また遭遇したいから、私にもラインしてくれる?」

「わたしも付いてきていいですか?」





 午後の散歩も、僕たち相良兄妹に、鉄也くんと鈴ちゃんの近藤兄妹と


 さらには最上姉妹も加わって


 ナイの周囲は賑やかに過ごす事になるのであった。 


 





 次回最終話『仔犬のちから』

 本日18時、予約投稿済みです。

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