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45 婚約って、そんな簡単でいいの?


アン達が戻って来てので、事情を伝えて

ウィルは王城の私室へ

私は、アンを連れて自分の私室へ

それぞれ転移して着替える事にし


着替えた後に、国王様と父に謁見する事にした。


着替えた私は、アンに私が戻るまでに

暫く、ハンデルンをメインに動くから家には

あまり帰らない旨を兄と母に

ある程度、先に話してくれと伝えてウィルの元へ転移した。



着替えたウィルは王子スタイル。

ここ最近、ラフな格好しか見てなかったから

ちゃんとした服装は、キラキラ感が半端ない。


「ローズ。

そのドレス素敵だね。綺麗だよ。

今度、僕色のドレスを作らないとね。」


サラッと、そう言うセリフを言ってしまうのは

乙女ゲーあるあるなのよね。

本当に、慣れない。

嬉しいけど、苦笑いになってしまう。


「ありがとう。

国王様には、話はいってるの?」


そう尋ねると


「あぁ〜、伝わってるし

首を長くして待ってるみたいだよ。」


とても良い笑顔で答えるウィルに

それとなく言ったのか?と思ったが


「そう。じゃ〜早く行かないとね。」


と、言う私にウィルが手を差し出した。

エスコートしてくれるらしい。


手を取ると、ある部屋の前まで転移した。

ここに国王と父が居るのだろう。


ウィルが扉をノックする。

直ぐに国王の「入れ」の声が聞こえてくる。


扉を開けて2人で入ると

そこには、国王様と王妃様にお父様が居た。


直ぐにカーテシーをすると、

いいから、直ぐに座りなさいと王妃様が急かしてくる。


言われるままに、ウィルと2人で並んで座る。



「で、婚約するって事でいいのよね?」


確認するように王妃様が聞いてくる。


「うん。やっとローズが折れてくれたからね」


と、嬉しそうに言うウィル。



「まぁ〜、嬉しいわっ。

ローズマリーには、息子のどちらかとって思ってたのよ〜。」


王妃様がニコニコしてる。


「この通り、君が幼い時から王妃は君を気に入っていてね。

ジョンに婚約の話を、ずっと持ちかけてたんだけどね。

マリーが選ぶまでは、婚約なんかさせないって

突っぱねてたんだ。

私も、ウィリアムが選んだ相手がマリーなのは嬉しいよ。」


国王様も、ご機嫌だ。


ただ一人、場違いなくらい暗くしてるのは父だった。


「マリー。本当にいいのか?

婚約なんてしなくていいんだぞ。

マリーは、ずーっと家に居ていいし

結婚なんてしなくてもいいんだ。」


出た!親馬鹿。


「お父様、私が一生家に居たら

お兄様が困りますわよ。

それに

そんな事、言ってると

お母様に、怒られますわよ。」


と、冷たくあしらうと。


矛先をウィルに変える父。


「ウィリアム君。

君の事は、昔から息子の様に思っていたが

本当の義息子になる事は無いと思うがね。


君ならマリーじゃなくても選り取り見取りだろ。

何でマリーなんだ。」


ちょっと。

王子に向かって、言い方考えろ!と

言いたくなる。


「御義父上様。

僕は、ローズマリー以外は考えられません。

諦めて下さい。」


そう言い切ったウィルに、父は項垂れた。


早々に用意したのか

婚約届の紙を目の前に差し出された。


既に、国王の許可印が押されている。


「二人ともサインをしなさい」


国王に促され、サインを入れた。


これで、婚約成立だ。

呆気なく、終わった。

こんなもんか。


お披露目会でもしましょう。とか王妃様が張り切って居たが

ウィルが、そう言うのはいいと断った。


それから、簡単にハンデルンの話をし

その方向で考える事が決まった。


資金の事は、男爵位を与える予定の男に出させる様だ。

かなりの、やり手なのだろう。

近いうちに紹介される事になった。


その人物と話を進めると言う事だ。


暫く、ウィルと共に過ごすと言う話は

父が騒ぎ出して一悶着あったが


国王と王妃に諌められ、最終的に折れた父は

哀しそうな顔をして、サッサと家に帰ってしまった。

母に慰めて貰うのだろう。


ちょっと可哀想なので

後で、父が喜ぶ事をしてあげよう。



その後、国王と王妃に挨拶して

ウィルの私室へと戻った。


「サインする前から許可印が押されてるとは

ビックリですわ。」


そう言うとウィルが笑いながら


「父上も母上も、ローズを気に入ってるからね。

僕と同じく、君を逃したくないのさ。」


それを聞いて思う。

チートスキル持ちの私をって事よね。

確かに、神の加護持ちだもんね。


考えてる事がバレたのか


「ローズ。

今、気に入ってるのは能力の方だと思っただろう?


違うからね。一人の女性としてだよ。

僕も、両親も君の素直で媚びない所を好ましいと

思っているんだよ。


王家の人間は、媚びてくる奴等に飽き飽きしてるんだ。

偉そうにしたい訳じゃない。」


ウィルは察しがいい。

たまに心が読めるのか?と思うが

私が顔に出し易いのか?


「ごめんなさい。

私ね、前世の癖なのか自分に自信がないの

愛される自信がね。

両親や兄、屋敷の使用人達の愛は素直に受け取れるのに他の人には適応しなくて。


だから、ウィル様が私に想いを伝えてくれる時も

嬉しいけど、戸惑いが大きくて

素直に喜ばなかったり…。

愛の受け取り下手みたいです。」


俯く私にウィルが顎クイして私の目を見つめ


「愛される自信がないのは、僕もだよ。

不安だから独占欲が増していく。

僕の愛を怖がらないで受け入れて欲しい

ずっと愛を贈り続けるから

だから、同じだけ僕を愛して。

僕が不安にならないくらいに。


それと、様は要らないよ。

ウィルって呼んでみて。」



ウィルの星屑の瞳に吸い込まれそうになる。


「ウィル…」そう囁けば


「愛してるよ」とウィルに唇を奪われた。



前世からの記憶から言えばファーストキスでは無いけど


ローズマリーとしてのファーストキスは

溶けてしまいそうだった。



こんなイケメンに愛されるとか

夢なら醒めないで〜!








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