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22 次元を越える旅へ


兄と王子を迎えに行くということは次元を越えるという事だ。


勿論、肉体は邪魔だ。


たまに異次元に迷い込むと言うが

それは、今いる次元にもっとも近い領域の

境界線の曖昧な場所に入ってしまった感じなのだとか。


最悪、二つの次元の狭間に閉じ込められたりするらしく何だか恐ろしい。



ガロは、元々エネルギー的な存在

私との契約を解除すれば、エネルギー体に戻る。


では、私はと言うと

ガロとの契約を完全に解除するのではなく

魂との繋がりだけは残すとの事。


何だか難しい話で完全には理解出来ないのだが

私は意識だけ次元を移動すると言う事らしい。


ガロとの魂の繋がりで意識体を形成する事で

兄達の精神世界の次元へ行くらしい。



まぁ、そんな感じだ。



ガロが説明してくれるのを聞き

段取りを決める事にした。



兄と王子が目覚める時に誰か居るようにする為に


兄には、お父様とルナ様。


王子には、国王様と王妃様。


それぞれに待機してもらう事にした。



私は、自室のベットで横になりながら意識を集中する事になるので

多分、1日から2日は起きないと思うとの事だったのでメイドのアンに伝えておいた。



契約解除も再契約もガロがしてくれる。

後は、ガロに任せようと思う。



長くて2日は起きれないみたいなので

私は軽く食事を済ませて、湯浴みをした。



さぁ〜次元を越える旅へ出発だ。



出発といっても、ベットの上だけど。(苦笑)



ガロが『行ってくる。見つけたら声を掛ける』

そう言い残し、金色に輝く塊になって姿を消した。



私はリラックスして横になり待つのだった。



暫くすると


(見つけた。リュカの方から行くぞ!)


と頭の中に直接、ガロの言葉が響く。


「ってガロ?早過ぎない?」


と慌てて言うと


(あっちに時間とかの概念は無い、全く人間は人間の次元でしか考えられんのか?

まぁ〜いい、早く意識を集中しろ。

俺に意識を向けろ。)



てか、次元とか何とかかんとか

知らないって言うのよ。

と、ちょっとイラッとしながら



目を閉じて

ガロに意識を向け、集中する。



すると、目の前にガロだと思われる黄金の光の塊が現れた。


(おう、来たな。

神をイメージして神の姿を作ったように

自分をイメージして姿を作れ。)


イメージか…

自分自身をイメージした。



すると、透き通った自分の姿が形取られる。


「わっ、なんか幽霊みたい」


と言うとガロが笑っている。


(神も透き通ってたろ。

まぁ〜実態がないからな透けて当然だ。

ついでに俺のイメージもしろ)


そう言うのでガロのイメージもしてみた。



すると、やっぱり透き通ったガロの姿が現れたのだった。



『さー、リュカに会いに行くぞ』


ガロがエスコートするように手を差し出してきた


私が手を取る。



そして次元を越えた。










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