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14  精霊王と神(ガロ視点)

今回、少し長めです。


(おかしいな・・・エネルギーがデカすぎる)



国王が持ってきた木箱をみて胸騒ぎがした。



俺は、神のところに急いだ。


【無の世界】

漆黒の闇が広がる、ある次元の世界。

どの次元でもなく、全ての次元でもある

神そのものでもある場所だ。


『おいっ!神。聞いてるか?』


何処にでも誰にでもなくガロは問いかける。


暫くすると


『おぉ〜精霊王か、珍しいな。

オマエが来るとは、何かあったのだな?』



急かす様にガロが言う


『面倒だ!

早くローズマリーの転生前視点の神を出せ!

話が進まん

全てのエネルギーの神とは話したくないっ!』



それを聞いた神が笑う。


『オマエが求める神も又、私なのだがな。』


神が言い終えた直後

目の前の世界は、一面白い世界に変わる。



『どうしたのだ、ガロ』


やたら白い神が俺に問う。


『ローズマリーの神か。

全てが、やたら白くて目がチカチカする』


目を背けるガロに神は微笑みながら


『ローズマリーのイメージじゃ。

直ぐに慣れる。


で、何か用か?』


知ってるくせに!

と、舌打ちしそうになりながら


『神が以前、話した事と今の状況が噛み合わん。

どぉーなってる?

もういいだろ!詳しく話せ。』


怒りの込み上げてる顔をしてるガロに優しく淡々と神は語る。



『そうだな。ガロよ…

オマエ、怖いのだろ。


久しぶりに地上で肉体を得て、人と触れ

人に影響されたか。


本来、オマエたち聖霊は人間と近い存在だが

その性質は、全く違う。


同じ魂というモノを持ちながら

肉体を持たぬ、エネルギーそのものだ。

エネルギーでありながらにして魂を持ち

エネルギーの形を構築する存在。


召喚され肉体を得て

人間に近いものになるのは必然か…


愛を知ったか?ガロよ。』



俺は何も言えなかった。

愛とは何だ?

ただ俺はローズマリーを失いたくない。

笑顔で居て欲しいだけだ。

それだけだ…



『肉体を得て感情が芽生える。

人間とは複雑怪奇なものだ。

ガロよ。苦悩しているのだな。


難儀よの〜


ガロよ。答えは自分が決めるのじゃ。

誰が決めるものでもない。

神である我も、オマエの答えを決められない。


物事は、ただ流れるものだ

時の流れは、ただただ進んでるだけだ。

我が、決めた訳では無い。


これから、オマエ達がどうしたいか。

それだけじゃよ。』



その言葉に、少しイライラした。

その怒りをぶつけるように吐き捨てた。


『神っ。決めてるのはアンタだ!

気まぐれで決めるだろ!

あの少女の為に、あの世界を作ったのも。

ローズマリーを転生したのもアンタだ!』



叫びにも似たガロの言葉を聞いた神は、笑い出す。


『確かにそうだ。

我の気まぐれだ。

神の、と言うより

ある一辺に過ぎない神がな。

神は、無限の一面を持っている。

それは、オマエも知っておろう。

地上に留まり過ぎか?


キッカケだけだ。

チャンスとも言えるがな。

その後の事は知らぬ。


やるのも、やらぬのも

途中で破綻するのも、逃げるのも

やり遂げることも


与えられた者が考えれば良い事だ。


あの少女の物語を、今直ぐに壊したいのだろう?

なら、やれば良い。

我の許可など要らぬのだ。


オマエやローズマリーが決めれば良い。


どんな結末になろうと

我は、見守るだけなのだ。


たとえ、あの世界が消滅しようとな。


あの世界は、我が創った瞬間から

あの世界の住人のものだ。


我の手から離れておる。

人々が、この世界を

生かすも、殺すも自由なのじゃ。


人間が、神に助けを祈れば

キッカケやチャンスを与えるが

それだけだ。


介入はせぬ。


それも分かるだろ。


心が乱れ過ぎじゃ、ガロ。

オマエは、精霊王。


全ての次元領域や法則、神とは何か

魂とは何か、その存在全てで理解しているはずじゃがな。


肉体が邪魔するか?


まっそれも言い訳じゃがな。


魂の結び付きが、オマエを変えるか?


変わらなくても

変わっても

我は、オマエが愛おしいぞ。


苦しく逃げ出したいなら

地上を離れるか?

恐怖・不安・執着。惑わされるでない。』



分かってる!

俺は冷静じゃない。


何だか分からない不安と胸騒ぎがうるさいっ!


ローズマリーとの精霊召喚のせいなのか?

俺は俺じゃ無くなってきてるのか?


ローズマリーを、失うのが怖いのは

魂の結び付きのせいなのか?


なんでこんなに、イライラする

なんでこんなにもモヤモヤする


俺は、どうなってんだ!



『心が乱れ過ぎだ。

精霊召喚で肉体を持つなど、コレが初めてでもなかろう。


その時と、今は何か違うのだ。


オマエは、初めての感情を知ったのじゃよ。

微笑ましいなぁ。


ガロ。オマエは直ぐイライラする。

初めての事に、恐れがあるからだ

オマエのイライラの正体は恐れと不安じゃ。


まったく、精霊王の名が泣くわ。


力だけじゃ無く。

心も強くなれ。



なぁ、ガロ。


ガロと言う名をオマエに与えた人間を覚えているか?


精霊王を含め、オマエには幾つもの名を与えてくれた人間は沢山居ただろう。


だが、オマエは「ガロ」の名を与えられてから

それ以外の名を持たぬようになった。


あの人間の女との出会いも

オマエを成長させたと我は思っている。


オマエも、そう思うから「ガロ」の名を手放さないのだろう?


では、今の様な感情があの時

オマエにあったのか?


その意味を考えるのだな


我から言えるのは、ここまでじゃ。』



ガロと言う名をくれた女がいた。

もう、いつの事だったか忘れるくらい過去の話だ。


もう、顔も思い出せない。


その女との日々は楽しかった。

かけがえのない宝物の様な日々だった。


だが、それだけだ。

人はいずれ死して肉体が無くなる。

魂は残るが、また別の存在になる。

そう言うものだ。

聖霊に終わりはない。

人間も魂だけなら終わりはない。

ただ肉体との結合で新たな自分だと認識する

だから終わりがあると人は思っているだけだ。


そう言うものだ。

そう思っていた。



なのに、何故か

ローズマリーとの日々の中で

俺は、初めて特定の人間を失うのが怖くなった。


コレが、神がいう

【愛】というものなのか…


俺には分からない。


理解することが、怖いだけか?



恐れなど

弱いヤツだけの感情だと思っていた。


俺は強い。そう思っていた。


この、感情が恐れなのか?


俺が弱い?


認めたくなかった。


誤魔化したかった。


逃げ出したい…




でも、俺は…



今、ローズマリーに



会いたい。




神に背を向ける。


すると神が

『行くのか?』と尋ねる。


『あの女の物語とかいうもんをぶっ壊してくる。』と俺は言う。



『まぁ〜、闇雲に突っ走るな。

コレを見てからでも遅くないだろ。

今の学園の様子だ。


いつもの、我の気まぐれだ。』


と、神は悪戯っ子のような笑みを浮かべ

その姿かを消した。






誤字・脱字など多かったらすいません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 不快極まるキャラを書くのが天才的だなと思う [気になる点] この神を名乗るゴミカスの言動がどこまでも不快 いまだかつてここまで不快な神は見たことがない。あまりにも不快で文章がまったく頭に入…
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