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36話 やってくれたな



それから俺たちはどんどんコマを進めていった。


今は第8試合。

勝者サイドと敗者サイドそれぞれ残り4人なので合わせて8人。


まだ負けていない俺と服部は5試合目で勝者サイドの準決勝、みーさんは7試合目だ。


俺と服部はともかく、敗者サイドのみーさんは休憩がないのによくここまで戦えていると思う。



『スノウ選手には未来が見えているのかー!?』


『とても読みが正確ですね』



で、俺の試合は実況枠に選ばれていた。


もちろん未来が見えているわけはなく、普通に見てから判断しているだけだ。


普通に考えて、初めて俺とオフラインで対戦する人では対応できる前に試合が終わっても仕方ないと思う。



『スノウ選手が決めたー!!スノウ選手止まらない!まさに台風の目!このまま優勝まで突っ走るか!?』


『番狂わせですね』



この試合も2対0で勝てたので、次は勝者サイドの決勝だ。



実況枠の進行が終わったのでみーさんの様子を見に行くと、みーさんの試合もちょうど終わったところのようだ。



「ありがとうございました!」


「っ......!?」



対戦相手に輝くような笑みをお見舞するみーさん。


これは、童貞を殺す笑みだ......

みーさん、無自覚でやってるんだろうな。



「勝ったの?」


「ううん、負けちゃった!」



あれ?てっきり勝ったものだと。



「そ、そっか......」


「でも、楽しかった!7位だっけ?こんなに勝てるとは思わなかったもん」



確かに、このレベルの大会で64人中7位ってかなりすごいよね。



「スノウちゃんは?」


「うん、勝ったよ」


「おお〜!すごい!次は勝者サイドの決勝だね!」



と、そんなところに近づいてくる男が1人。



「よお」



服部だ。



「その様子だと、次はお前かな?」


「おう。俺らもここらで1度ケリをつけとこうじゃないか」


「望むところだ」



ようやく、こいつと雌雄を決する時が来たようだ。

生物学的に言えば、既に俺が雌になっちゃってるんだけどね。






ーーーーーーーーーー






『勝者サイド決勝は未だ負け試合なし同士の対戦です!』


『見ものですね』



とうとう始まってしまった服部戦。


俺は竜女、服部はキジ。いつも通りの組み合わせだ。

服部は俺とは戦い慣れてるので、今までの相手よりやりにくいのがはっきりとわかる。



『HTR選手のターンが続きます!』


『ハメるのがうまいですね』



さすがは服部。

いくら反応が早くても何もできない場面が多い。


そうしてどんどん追い詰められていき......



「あぁっ」


『決めたー!快進撃を続けてきたスノウ選手を止めたのはHTR選手です!』


『お見事ですね』



2対0で負けてしまった。

こいついつもよりうまいじゃないか。

さては何かのスイッチが入ってるな?


まあでも、敗退したわけじゃない。

これから敗者サイドで勝ち残った1人に勝って、その後服部に勝てば優勝できる。

服部も人間だから疲れはどんどん溜まっていくだろうし、むしろこちらに利がある。



......と、思われた。






ーーーーーーーーーー






「キャラ変えてくるってなんだよぉー!」


「ははは!いずれこうなることもあると思ってな。お前用に持ってた隠し球だ」



敗者サイドでは問題なく勝った。

それから再度服部との決勝をしたんだが、なんと服部がキャラをキジからキツネに変えてきて、ペースを崩され2本とられて優勝を逃してしまった。



「ぐぬぬ」



決勝での辺りからの歓声はすごかった。

俺がOwatterで注意を呼びかけたせいか逆にどんどん観戦が増えていって、決勝の時は試合が動く度にブワッと会場が沸いたからね。この規模の大会ではまず見られないはずの光景だろう。



ってことで、大会は準優勝に終わった。

まあ、今回ばかりは、服部が1枚上手だったと認めざるを得ない。

次は俺も他のキャラを練習してみようかな。



そうして服部の優勝で大会は終了し、それからは会場が使えなくなる21時まで、来ていた人達とフリーで対戦をして過ごした。






ーーーーーーーーーー






「じゃ、帰るか。俺車で来てるから2人とも送ってくよ」


「えっ、い、いいんですか?」



服部が送ってくれるらしい。

それは助かるね。もう夜も遅いし、みーさんは疲れてるだろうから。


まあ、男が美少女2人を車に乗せるって結構問題ありそうだけどね。



「大丈夫、こいつは信頼できるよ。私を宙吊りに縛っても手を出さなかったからね」


「えぇ!!?」


「おま......!」



あれ?なんかみーさんが今まで見たことがないレベルで動揺してるような。



「あれ、HTRさんにやってもらってたんだね......」



俺と服部を交互に見るみーさん。



「それで付き合ってないの......?」


「うん、私は女の子が好きだからね」


「そ、そっか......」



ということで、俺達は服部の車で家の近くまで送ってもらった。


やはりみーさんはかなり疲れていたようで、車に揺られてすぐに眠ってしまった。

俺も、暗くて窮屈な車内が心地よくて、気づいたら寝てしまっていた。






ーーーーーーーーーー






翌日。


俺はなんとなくみーさんのOwatterを眺めていた。



『スノウちゃんと超乱闘の大会に来てました!』



そう言ってみーさんが投稿していたのは、昨日会場で撮った俺との腕組みツーショットの写真だ。


みーさんとはとても仲良くなれたと思う。


出会い方はちょっと特殊だったけど、今では服部と同じくかけがえのない友達になっている。


でも、もうすぐ2人は学校が始まっちゃうから、遊べる時間が少なくなっちゃうね。



そのつぶやきをリオワータしたら、他のつぶやきも見てみる。



『寝てるスノウちゃんにいたずらしてみた!』



「......ん?」



なんだろうこれ。

なんか、めちゃくちゃ伸びてるんだけど。


リオワータ3000、フェバ2万って、既に俺が縛られたやつより伸びてるじゃん!?


な、何したの!?


と、添付されていた動画を開く。



映っていたのは、服部の車で気持ちよさそうに寝ている俺。


そこにみーさんの右手が近づいていき......



「なっ!?」



俺の胸を揉みだした。



「えっ!?えっ!?な、何して!?」



『......ん......んー』



20秒近く胸を揉まれても全然起きる気配のない俺。

まじかよ。全然気付かなかった 。


みーさんめ、やってくれたな。


俺はすぐに、あるアイテムを持って透明化ダッシュでみーさんの家に向かった。






ーーーーーーーーーー






ピンポーン



「あ、スノウちゃん!」


「みーさん、今いいかな?」


「うん!あがって!」



そうしてみーさんの部屋に入れてもらった俺は、さっそく、あるアイテムを取り出した。



「......スノウちゃん、それなに?」


「ロープだよ」


「うん、それはわかるけど」


「みーさん、ちょっと後ろを向いてくれるかな?」


「え?うん」


「それで、両腕を後ろで組んで」


「こう?」


「そうそう」



......



......



「ね、ねえスノウちゃん、どうして、私を縛っているの?」


「しかえし」



まるで語尾にハートマークがついてそうな言い方で優しく告げると、みーさんの顔から血の気が引いていった。






ーーーーーーーーーー






『仕返しにみーさんを縛りました』



撮った動画を添付して、投稿する。


動画の中のみーさんは、前の俺と同じように海老反りの体勢で宙吊りになっていて、涙目になってゆらゆらと揺れていた。首からは『私はスノウちゃんにセクハラしました』と書かれた紙をぶら下げていて、その罪状が丸分かりになっている。


清楚系美少女を動けなくしている背徳感。

素晴らしいね。



さて、ここからどうしようかな?



「スノウちゃん、ゆ、ゆるして......」



動けなくなって泣きそうな顔で許しを乞う姿はとても扇情的だ。


あ、そうだ。



「ねえ、血を吸わせてもらう約束、したよね?」


「う、うん」


「今、吸ってもいい?」



みーさんはあれから完全に健康体になっているようで、2ヶ月以上経った今でも検査で何も異常はないらしい。

そろそろ、いいんじゃないかな。

というか今、みーさんを食べてしまいたくて仕方がない。



「......うん、いいよ」



......!



本人の了承が得られてしまった。


ああもう、我慢できない。


空中でゆらゆらしているみーさんを引き寄せ、服の襟をどけると、みーさんの白い首元が露わになった。



「じゃあ、いくよ?」


「うん」



前は吸っている時に気絶しちゃったからね。

今度こそ、異世界で数多の人間が虜になってしまう快楽をしっかりと教えてあげようじゃないか。



「かぷ」


「......っ」



温かい人肉を牙で突き破る感触と同時に、みーさんの痛みを堪える声が耳元に聞こえてくる。


では、いただきます。



「ちゅぅぅ」


「っ!?」



突き破った肌に吸い付くと、口の中にたらたらと熱いものが流れ込んでくる。

口いっぱいに広がる鉄の味と、鼻に抜ける血のにおい。

以前吸った時より確かに味が濃くなっていて、口の中の嬉しさがより一層大きくなっている。



「ん......っ......!」



口に溜まった血を飲み込めば、言い表せないほどの心地良さが体を巡った。

今まで育んできた絆やみーさんの優しさ、俺への感謝、好意、全てを感じることができる。


もっとみーさんの血が欲しくて、無意識に吸い出す力が強くなる。



「......ス、スノ、ちゃ......これ、やば......ぁあっ!」



やがてみーさんは俺の腕の中でびくんびくんと体を震わせ、しかしロープに動きを押さえつけられ、ロープをぎちぎちと鳴らした。


それでも容赦なしに吸い続けていると、ぴちゃぴちゃと水が跳ねる音が聞こえ、みーさんに恥じらいのような味が加わった。



そうしてみーさんを味わっていると時間はどんどん過ぎていってしまい......とうとう、血が出なくなってしまった。



「ぷはぁ」



すごい。

以前吸った時とはケタ違いのおいしさだ。

みーさんと仲良くなった証だろうか。



「はぁ......っ、はぁ......」



みーさんは頬を紅潮させてちょっとだらしない顔をしていた。


漏らしちゃったみたいなので、洗浄魔法をかけて掃除してあげる。



「今ほどくね」



そうしてロープを全てほどいて解放してあげた頃には、みーさんの呼吸もだいぶ落ち着いてきたようだ。



「な、なにこれ......」


「みーさん、おいしかったよ」



本当にうまかった。

妹のもめっちゃうまいけど、気持ちよさの種類が全然違って、それぞれが最高にうまいのだ。



「そ、そっか、ならよかった」


「よかったら、また今度飲ませてくれない?」



そういうと、みーさんは恥ずかしそうに「......う、うん」と、返事をした。




『寝てるスノウちゃんにいたずらしてみた!』


5000リオワータ 4万フェバ


コメント:

『みーさん、グッジョブ』

『めっちゃやわらかそう......』

『尊い(T T)』

『俺もいたずらしたい』




『仕返しにみーさんを縛りました』


4700リオワータ 3.5万フェバ


コメント:

『えっっっ』

『泣きそうになってるwww』

『黒スノウちゃん』

『この後どうしたんだろうか......』


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― 新着の感想 ―
え?出なくなった……? いや、動脈静脈を避ければ吸ってるうちに血管がぺちゃんこに萎んで出なくなったとか? それか血管を避けて皮膚内部の血を吸ったとか?
[一言] こいつあ18禁だあ
[一言] どのくらいの量を吸血しているのか? 貧血を起こさないように注意が必要です。
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