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メモリーの絶対的確信

感想を貰ったのが嬉しくてすぐ続きを書き始めた単純な奴です...

皇豐鬼羅丸さん、感想ありがとうございました!

状況を説明すると、僕の目の前にいる女の子に、昨日僕は告白された

そして喜んで快諾し、僕たちは彼氏彼女の関係になったわけだが...


「そんな写真信じませんよ!あなたは私の彼氏なんかじゃありません!」


寝ると前日の記憶をなくすという彼女の特殊能力によって見事に忘れ去られてしまった...


「あの~... 自分で自分のことを寝ると記憶がなくなっちゃう症状があるってことは分かってるんでしょ? だったらそんな絶対的確信があるかのように断言しすぎるのもおかしいんじゃない? ほら、この写真の叶向、笑ってるじゃん? もし俺が叶向を無理やりキスさせたんならこんな笑顔じゃなくてもっと嫌な顔するはずでしょ?」


「まず1つ、私を下の名前で呼ばないでください!」


最初に下の名前呼んだのそっちじゃん~~~...


「2つ、絶対的確信はあります!」


・・・?


「3つ、笑顔も無理やりさせたんです!」


そんなアホなあああああああ...


「で、まあとりあえずいいとして絶対的確信ってなんだよ!」


「私、寝ると自分が前日の記憶をなくしてしまうことは知ってます なんで知ってると思います?」


「え、お母さんに教えてもらったから?」


「...まあそれもあるんですが、起きたらベッドの近くの壁に”森目叶向(もりめかなた)は寝ると記憶がなくなる”と目立つ字で大きく書いてあるんです それだけじゃありませんよ、忘れても次の日以降把握してないといけないことは壁中に目立つように書かれてあります 書かれてあるというか、私が書いたんでしょうけどね その中に”あなたのことはこの日記を見れば分かります”というメモがありました メモの近くの机には私がつけているであろう日記帳がありました その日記で昨日のことを読みましたが、あなたのことは書かれていませんでしたよ!」


「え...!?!?!?」


「私、彼氏ができたら絶対忘れないように日記に書きますよ! 書かれてないということは私はあなたの彼女じゃないか、何か理由があって無理やり彼女ということにさせられて、無理やり笑顔でキスさせられたんです! それを忘れたくて日記に書かなかったんです! 反論ありますか!?」


「な...」


なんで叶向は僕のことを日記に書いていなかったんだ...

昨日のあの幸せな時間は僕にとってのものであって、彼女にとってはちょっとからかっただけのことだったのか?...


「反論はないんですね! それではそろそろ授業が始まるので自分の席に帰ってください!」


そう言って、彼女は敬語で彼氏の僕を追い払った


なぜ彼女は僕のことを日記に書かなかったのか




続く





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