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盾と鎧

「へいへーい、こっちこっち、一発もあたってねえぞ。」逃げながら石を放つ。

「てめぇ、いい加減うざってえんだよ。」男の手から火炎放射器から発射されるような炎が出る。

確かに炎はやばいが当たらなkればどうということはないと赤い仮面の人も言っている。

実際その通りで炎が出る瞬間を見てからの回避は楽だった。何より奴の異能力の発動条件が分かった。

空気を吸って吐き出す、その行動が発動条件だと思う。確信は無いが。

射程距離は空気を吐き出している時間、吐き出す勢いで威力が変わる感じだろう。


まあ、問題は無いな。こっちにヘイトを向けつつアイツの到着を待てばいい。「オペ子さん、周囲に人は居ますか?」インカムのマイクに囁く。「大丈夫です。人の反応はありませんが2人ほどそちらに向かっています。」「敵?味方?」「全員、マスクを付けていますね。」「使えそうなら勧誘するか。」話しながらスリングショットで10mmステンレス弾を放つ。左足に直撃、膝を付いた瞬間に腕を狙い直撃、スタン弾を体に直撃させ気絶させる。

「「あっ!」」二人の声が重なる。「ターゲット完全に気絶してますね。いい腕です。」オペ子が皮肉る。

「すいませんね。手加減できないので。」ため息をつきながら答える。

「2人組来ますよ。」「隠れて反応見よう。」名も無き異能者をどこでも見渡せる位置に放置し近くの建物に入り隠れる。

「3・2・1・来ます。」確かに来た、チャリで、二人乗りで。

自転車をこいでいる方はガタイがいい。見せるだけの筋肉ではなく使えるいい筋肉だろう。あと背中に盾背負ってる。キャップって呼ぼう。

後ろに乗っているのは、何だあれっ!?鎧か?黒い鎧騎士?マスクじゃなくて兜だし。目のところ赤く光ってる。あいつはRXって呼ぼう。


自転車から降りコンビニの駐輪場に止め名も無き異能者に近づく、何か話しているようだが聞こえない。当たり前だが。「しゃーない、話してみるか。音無さんは近くにいるんだろ。」「はい、異能センサーではすぐ近くにいます。」「よし、音無さんいざという時頼む。」


近づく得体が知れないが同じ人だ。まずは話し合いだ。その後戦うなり交渉するなりすればいい。

さあ、行こうか。正々堂々卑怯卑劣に



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