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案山子~宇佐美みちる詩集~  作者: 宇佐美みちる
8/9

案山子 其の八


   夕暮れ孤独


 夕方 すれ違う 人々の

  それぞれに人生が待つ


  電話もある テレビもある

  街にはこんなに人が居るのに

  飼っている猫よりも

  つながりのない人達――


 私には どれくらい

  共に苦しみ悩む友が居るだろう?

 上辺と上辺でさらりと付き合い

 毎日の課題に追われ

  こなしていくだけの社会――


  それは この世の一面であると

  今は認めよう

  では 何故

 あまた居る人間のなかで

――私はあなたに出逢ったのか――

――あなたは私に出逢ったのか――


  その不思議の重みを

   しっかり感じとって

  明日はまた一人

   そんな人が増えていくようにと

    願い生きていこう・・・・・・


**********************


   この大地


 夢見る少女が夢を追い


 夢見ぬ大人は地の底で


 肢体ふるって


 大地に立つ。


  その日、夢は人となる

  その日、大人は人となる


 力強い足並みで

 駆け抜けてゆくのか、

 この大地。



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