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ガレキ  作者: がっかり亭
27/46

勝敗

「フィールドアウト!」

 ヨミーの声が響き渡る。

 レキが、フィールドから出た――つまり逃げ切ったのだ。

「LVリバー側神体の逃走成功。よって試合終了である! ドリメイト国マイスター・バインドに1ポイントを追加するである」

「ちっ……」

 勝ったのはバインドであるのに、憎々しげに顔を歪めていた。

 時を同じくしフィールドが解け、双方の神体がスタンドの前に瞬間移動されてきた。なお、この瞬間移動はジャッジに精霊王が与えた能力であり、神体に備わっているものではない。

 レキは両腕を失い、背中に大傷を受け、満身創痍の状態で現れた。

 タカラもやっと痛覚のリンクが途切れ、汗だくだが平静を取り戻して来ている。

 一方、フリーダは現れるなりその場に(ひざまず)いた。

「申し訳ありませんバインド様……!」

「己が無能だと思われるだろうが愚か者が」

 バインドはフリーダを蹴り飛ばす。

「おい、お前……」

「黙れ」

「うっ……」

 止めようとしたタカラを、フリーダが睨んだ。

 心臓まで凍りつきそうな、視線。

「……まぁいい。また来るぞ。次は完全に破壊してやる」

 バインドはマントを翻し、踵を返した。

 その後をフリーダが追いかけて行く。

 彼らが消えるよりも早く、ヨミーの姿が消えていた。

 残されたのは、タカラと、ぼろぼろのレキ、そして重傷のヤミタ。

 タカラは、レキの方を見た。

 背中の傷も、砕けた両腕も、人間なら何回か死んでいてもおかしくない。

「くっ……」

 完全な、敗北だった。

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