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現代神様  作者: 有富有馬
5/23

現れるものは・・・

 「うっ・・・・・」



 水で濡れた手に地面の砂利がつく。でもそんなことを考えられる様な状況ではない。



 (また?・・・・・・)



 トイレから出てすぐだった。急に襲ってきた頭のグラつき、覚えている。いや思い出した記憶。頭の中にフラッシュバックしてくる痛み、そして映像。



 確実に自分が見たことがないシーンなのにも関わらず、それはまるで昔から持っている記憶の様な懐かしさを感じさせる。この矛盾が妙に指先をチリチリさせる。



 (??・・・・これは・・・・・)



 場面、というべきだろうか・・・・・ここにきて映像の内容が変わる。


 先ほどの霧が立ち込めた様な涼しそうな雰囲気から一変して空を重々しい暗雲が覆い隠し、周りの空気を荒々しくさせたかのような雰囲気。



 そこに見えるのは何だろうか、川の水が荒れそこから巨大な何かが迫ってくる気がする。とても重い、巨大なとても嫌な感情がこもった何かが・・・・



 (・・・・・・鳥居・・・・?)



 またもや、場面が変わる。



 周りにはさっきの淀んだ荒々しい空気の名残が感じられ、空を覆っていた暗雲はほとんど消え去り白い霞の様な雲やモクモクとした大きな雲が空を覆い始めていた。



その隙間からはひとすじの光が漏れその場所だけを照らしている。



まるで神々しさを感じさせる自然の風景だがそこには、真っ赤な鳥居がいくつか見がみえそれらが円を描いているように見える。



 つくりたてを感じさせる木の混じりけのない真っ赤な鳥居。その円の中心には巨大な何かが見るが、先ほどからある場所や場面が飛んだりモヤの様なものがかかってハッキリと分らない。

 


 「ん・・・・・」



 なんだかとてもすっきりしない感じがする。



そんな嫌な気持ちを残したまま、ゆっくりと痛みは引いていき不思議なほどに思い出したように現れていた記憶は逆に、思い出そうにも全く思い出せず鳥居の映像を最後に全く分らなくなったのだ。



 「なんなんだ・・・・・・一体」



 

 最近妙に変である。今まで見たこともない夢を見たり、急に体調がすぐれなくなったりとおかしなことが起きている。



 いままでになかった経験は響の気持ちを妙にあせらせ、自分の事がよくわからなくなる。まるで自分が自分ではないとも思えてくる。



 パキリ



 そんな悩みをかき消すかのように響の耳に枝の砕ける音が聞こえてくる。



 恐らく用を足しに来たのだろう。祭りの会場で近場のトイレはここだけだ。当然周りの人もここに来るはずだ。



 誰だろうか?そう思い音の方向に視線を映す。



 「?おんな・・・・・・の・・・ひと・・・・・?」



 首をかしげて疑問に思う。そこには街灯に照らし出された真っ白な着物を着ている髪の長い1人の女性がいた。

 陶器のような冷たい白さを持つ一人の女性。



 (なんで・・・・・?)



 率直に疑問に思う。



 おかしなことだ。トイレのためにここに来るのは分るが、ここには男子トイレしかない。



女子トイレはもう少し離れた場所にあるのだが・・・・・・



 チリン・・・・



 そんな音がした。よく見ると彼女の帯には一つの鈴がついている。いきなりの登場に妙にビクついてしまったか、とりあえず



 「あの~ここは・・・・・男子トイレ・・・・なんで・・・・すけど・・・・???」

 

 

 あれ・・・・・




 なぜそんなことに気づいたのだろうか、自分でも不思議に思う。鈴を見ていた視線が少し動いただけだ。



 やんわりとほほ笑んでいる女の人の着物の着方が妙に不自然差を感じさせるのだ。



 勿論真っ白な着物という時点で不自然といえば不自然のような感じをさせるのだがそれとは違う小さな事が目に映る。



 「ひだり・・・・・」

 


 左なのだ。

 


 本来なら右でなくてはならないものが左、それは大きな意味の違いを持たせる。



 着物を左前に着つけるということはタブーであり、その意味は死者を意味する。



 起源は飛鳥時代までさかのぼるがそんなことは今はいい、つまり今この目の前にいる女性の服は見える、ではなく正真正銘の




 「死装束・・・・」




 「・・・・・・プッ」




 何を考えているんだ。響は自分の考えがばかばかしく思えてしまう。おもわず吹きだしてしまうほどに。



 この目に前にいる人が幽霊だとでもいうのか、そんなことを考えられるわけがない。理由は分らなが間違えただけだろう。それとも何かのコスプレに決まっている。



 とりあえず、どうしたものか、


 

 「あの、」

 


 「ねぇ、あなたがそうなの」



 「・・・・・・え・・・」



 なんと冷たい声。響の言葉を遮りいわれた言葉は響の頭にぶち込まれる。



 単純な一言、すぐにそれがその女性のものだとは分る。しかしそれが聞こえてくるのは耳元だ。



 黒い髪が響の肩にかかり、肉体のしっかりとした重さが肩にかかるのを感じる。

 


 ・・・・・・・・・いつの間に?



・・・・・・・・・いつから彼女はそこにいたのだろうか?

 


今わかることは、気づかぬうちに彼女は響の目の前に立ち耳元で冷たい言葉をささやいたのだ。



 これが、人間の体温なのか?

 彼女の言葉より何より先に理解したのはは肩に触れる女性の体温だ。




 まるで死体の体温。人間が生きていくためには到底無理な温度を響の皮膚は感じ取る。



 その実感は響の思考回路を吹き飛ばし、頭の中に一つの考えを浮かび上がらせる。



 この女は人間ではない、と



 「うっ!!」



 恐怖を感じた瞬間から反射的に響はその化け物と呼べるであろう女を振り払おうと腕に力を込める。



しかしその小さなか細い手は全く動く気配がない。それどころか、キリキリと万力の様に握る力が強くなってくる。



 「ねぇ・・・・・あなたがそうなの?」



 再び聞かれる問い、しかし今の響にそんな言葉は耳に入らない。



 恐怖に支配された人間に起きること、それはテレビドラマやアニメでみるような大声を上げることではない。



 恐怖は体をすくめさせ、なにもさせてくれないのだ。



 動くことも、



 喋ることも、



 響は剣術において殺気による恐怖を徐々に克服してきた。最初こそくすんで思いどおりに動くことはできなかったがそれでも動くことが出来た。



 しかし今感じている恐怖は恐怖の質が違う。



 恐怖の中でも、人が本能的に恐ろしいと思うものではなく、人間の感情から生まれてくる恐怖。



 蛇に睨まれた蛙ということわざは本能的恐怖だろう。



それでも蛇に食われそうになれば無駄だとわかっていても体を動かしたりすることは、本能で行う。



 しかし感情による恐怖は全てを許さない。



感情があるだけに本能までも抑えられる。



食われそうになっても金縛りのように抵抗することも声を上げることもできない。



まさしく感情表現がある人間だけに存在する別の恐怖。



「あ、・・・ああ」



 呼吸がとまりそうだ。さっきから途切れ途切れに吐き出してるだけで吸い込んでいる気がしない。



 童顔のその顔の黒い瞳はまるで瞳孔が広がっているように見える。その女は小首をかしげると、

 


 「みつけたぁぁ」



 表情を変えずの疑問顔が一瞬にして大きな喜びの顔に変わる。



 怖い。



良く見ると異常なまでに白い皮膚と妙にハッキリと赤い唇からつくられる笑顔は狂喜の笑顔にしか見えない。

 



 ペタリとその女の右手が響の頬に触れる。



 まるで響の唇を奪うかのようにやさしく、ゆっくりと、



 

 「ちょうだい・・・・」




 何を?一体何を欲しているのだ。




 「ちょうだい・・・・」



 こんな訳の分らない奴が欲しがるようなものなど持っていない。




 「ちょうだい・・・・」




 だから何を!!?




 「あなたの血をちょうだい」




 「・・・・・へ?・・・・」



 

 血?



一瞬その単語の意味が分らなくなる。そんな予想外過ぎる言葉に張りつめた恐怖が一瞬だけ緩む。



 なぜ?なぜ?なぜ血なのか。


 

 ゆっくりと女の顔が響の顔に近づき、鼻の先が当たるか当たらないかの距離だ。




 チカチカと先ほどまでしっかりと光っていた街灯が突然点滅し始める。



 女はその光を浴びて奇妙なほどにコントラストが利いている。


 ゆっくりゆっくりと



 

 白い体に不釣り合いなほど真っ赤な唇が響の唇に近づいてくる。



 なぜ血なのか?



なぜ自分が襲われたのか?



ギリギリ恐怖の中で考えることができた大きな疑問を今は考えることすらできない。



それを覆い隠す様に頭の中を埋め尽くす一つの言葉が浮かんでいるからだ。



それは




 自分が、今、ここで、この時に、この瞬間、死ぬということ。



 胸の奥から何か熱いものを感じる。熱くもあり、そして暖かくもある。



 体の中から温まる様なこの感じは浴槽につかっているよう思える。その沸き立つ何かはゆっくりと響の心の中を満たしていくのだ。



 それは次第にボコボコと沸騰するかのように熱くなる。



 体中に熱せられた針金を入れられたように全身が熱くなる。 

 


 いや違う、この感じは滾りだ。響の血が、全身の血管を巡り滾っているのだ。


 

 その感覚は懐かしくも思える初めての感覚。



 体の底から細胞一つ一つからそんな知っているようで知らない力が湧きあがってくるのだ。



 「??」



 幅にして1センチもない所で女の動きがピタリと止まる。



 何を感じ取ったのかその顔にはとても不思議そうな顔。まるで子供が初めての物を見る様な表情で周りをキョロキョロと見始めるのだ。



 ヒュン、ヒュン、ヒュン



 と先ほどまで静かな夜であった場所に風が巻き起こる。

 木々がザワザワと音を立て、空一面に輝いていた星が消える。雲が空を埋め尽くしたのだ。



 「??・・・・・」


 

 変わらずキョトンとした疑問顔をうかべながら突然起きたその状況を女は目が離せないでいた。



 出雲の地方ではコロコロと天気が変わる。しかしそれでも異常なほどに早すぎる速度だ。



 そんな突然の風景から視線を戻そうと女が顔を近づけた時だ。



 「っ!!?」



 

 ゴキという鈍い音が左手首に、引くことを知らない痛みが走る。



 

 不意に来た痛みに耐えきれず、崩れ落ちるがガクンと途中で頭が大きく揺れ地面に付くのを止める。

 プツプツと女の体温とは不釣り合いに顔に汗が流れる。



ゆっくりと上を見上げると、女の左手首を握りつぶし、なお離さない1人の男、神塚響が立っているのだ。



 ゾクリという悪寒が頭からつま先まで駆け巡る。



 そこに立っている少年はさっきまで怯えきって何もできなかった少年だ。そんな自分が恐れることなど何もない。



そう思いながらも少年の目線から顔をそらすことが出来ない。



 そらせばその瞬間確実に自分の命は蝋燭の火の様に消え去ると直感できてしまうからだ。




 本能が死を覚悟させ、本能ではない感情から来る恐怖がその女の動きを止める。



まるで体中に電気ショックを受けたように無様にプルプルと。


 

 「あ、ああ、ああ」



 立場が逆転する。



今度は自分がハンターの立場から駆られる獲物の立場に変わってしまったのだ。




 青の瞳、



暗い闇の中で鈍い光を灯す青の光は響の瞳。本来は黒のはずである瞳は全てのみこむ荒波の如き青だ。



 荒れる長き髪、



暗い闇に同化するほどの漆黒の黒髪は荒々しく風になびきながら腰のあたりまで伸びている。



 突然変わるその姿。



しかし姿だけではない。その纏う雰囲気もいつもの響とは全く違う怒りに満ちた半面自然の様な強さを作り出している。

  


 見下ろす姿は正に蛇と蛙。



 

 ヒュンヒュンヒュン!!




 「!!??」




 風の音の強さが変わる。それと同時にフワリと女の体が浮きだした。



髪も死装束も顔に映る汗すらも全て巻き上げながら、まるで天空に召されるかのようにういたのだ。



 ヒュンヒュンヒュン!!!!!



 風はさらに強くなる。




 渦を巻き集中し、圧縮するように響の右手に集まる。




 まだ、まだ、まだ、まだ・・・・・・・



 ギロリと異常なまでに鈍く光る響の左目が女を捕える。



 「ぐぁおおおぁぁぁ!!」



 風が集約した右手を迷いなく女に向ける。



 1秒後、一瞬にして後ろの木々ぐちゃぐちゃになぎ倒し、地面をえぐり取る。

 


 響の右手の風は、女に向けた瞬間水風船の様に破裂し女を巻き込み暴風を巻き起こしたのだ。




 不思議なのはその台風の力をひとまとめにしたような一撃が、その通り道以外に何の被害も出していないことだ。



 勿論、そんな馬鹿げた一撃をうけた者は無事ではなく、ぐちゃぐちゃに吹き飛ばされた木々の隙間に挟まりつぶされている。



 口から血を流して息を引き取っている。いやむしろ本当に生きているかどうかも不思議ではある存在なのだが。




 「すばらしい」



 静まり返った空気の中、パチパチと拍手の音が聞こえてくる。



 いつからか、どうやってきたのか、全く分からないが、響の左横からその声は聞こえてくる。



 その姿は分からない。

 頭から真っ黒な狩衣のようなものを羽織っており顔を見ることが出来ないのだ。



見えるのは、その口元ぐらいだ。



 服装はまるで平安貴族。

 しかしその色は羽織っている狩衣と同じように真っ黒だ。



よく見ると縁を波縫いのように赤い紐が通っている。



 「いやぁ・・・・・本当に素晴らしい・・・・・その威力、その姿、我が探し続けた存在だけはある。」



 突然聞こえてきた声にいらつく様な態度をうかばせながら響はその声の主を睨めつける。



 「・・・・・なるほど、まぁいいか・・・・・・」



 その響の表情を見て何かに気づいたのか、しかし声の主はさしてどうでもいいといった感じで話を流す。



 「僕もそれなら納得だ。完全に覚醒しきっていないが・・・まぁ所詮『もどき』ではこんなもんだろう。」



  チラリとその男は吹き飛ばされた女の方を見る。



  フンと鼻で笑うと、すぐさま響の方を見る。その態度はまるでおもちゃに興味をなくした子供のように見える。

 


 「まぁしかしそう睨むな、俺はお前の血に様はあるが今でなくていい。」



 まるで獣のように目の前の敵を食い千切ろうとする響を声の主はなだめる。



 「まぁワシ的にはゆるりとまつさ・・・・・さて・・・・そろそろ帰るとするか・・・・・大物も来ているしな」



 響はいつでも刈り取るような体制の中余裕な様子で後ろに視線を映す。



 その目線の先で紅蓮の光が上がる。



 高速で迫りくるそれを何処から取り出したのか、真っ赤な木刀のようなもので受け流す。



 「・・・・・うむ・・・・」



 視線は右腕、真っ黒な狩衣の様な服が奇麗に裂けておりそこから真っ赤な木刀にと同じくらい真っ赤な血が流れている。それをぺロリと下でなめると、



 「・・・・・まぁそうだろうな・・・・・・流石といっておこうか、加具土命」



 響と男の間に立つ1人の男は長く伸びた髪を肩のあたりで止めている茶髪の顔立ちの良い男は命道一真だ。



 「!??」



 突然の事に妖怪の様に変化した響は視線をどちらに移すか迷っているように見える。



 プシュゥゥ・・・・



という消化音とともに一真の刀の炎が消えていく。



 ゆっくりと視線を上げた先に見えるのは響。



 子供の時からよく知る男であり、自分の弟子的存在である男・・・・・しかしその姿は今までに見たことのない様な姿。青い瞳に荒々しく伸びた髪。



風貌的に狼男の様な姿だ。


 

 「響・・・・・・・」



 その表情は何かに気づいている様子であり少し戸惑いもあり、困った様な顔であり分っていた様な顔でありと様々な心境が見て取れる。



 「安心しろ・・・・俺は何もしちゃいないさ。なにもな」



 その男は膝に付いた泥をパンパンと払い真っ赤の木刀をどこかにしまっている。



 「お前は・・・・・・誰だ?」



 刀を構える。ゆっくりと間合いを計りながら、人足とびで切り倒せるように。その周りには小さな火の粉が舞い始める。



 加具土命という一真の名前とは違う名前をいわれながらも当然の様に反応する。



 知っているものと知らない者との関係。



なんとも妙な関係ではあるがお互いそのことをしっかりと理解しているようだ。




 「まぁ・・・・・そのうち分るだろさ」



 「いーや、今知りたいんだ。答えてもらおうか」



 「といわれてもな自分に名前など今は意味などないからな」



 何だろうか、話に妙な違和感を感じる。



 いったい誰なのか、この一連の事件の黒幕か、昨日の夜に聞いた声の主なのか、または違う存在なのか・・・・・・



 「それより、後ろの同胞を見てやったらどうだ。」

 「!!??」



 指を刺された方向を見る。本来なら敵前で視線を外すことは死を意味することだが、言葉通りなのか・・・・目の前の敵からは全く敵意を感じない。



 

 「響!!」



 ふらふらと足をおぼつかせな、今にも気を失い倒れそうな姿の響。



さっきまでの雰囲気はなりを潜めいつも通りの普通の高校生といった雰囲気を見てとれる。



完全に違うと分るほどの雰囲気の違いに一真は不安を感じるが、とりあえずそんな場合ではない。



 5メートルは軽くあった距離を一瞬にして縮めて前に倒れこむ響を受け止める。



 その顔は少し疲れたかのような表情。



 額にピタリと手を置いてみる。とりわけ何か大きな異常は見てとれない。



ふう、とりあえず安堵の息が漏れる。 



 「とりあえずここは引かせてもらうよ。我にも必要な事があるからね」



 「!!」


 そんな捨て台詞の場所を見れば、いつの間にかその人物は闇夜に溶ける様に消えている。



 拡散したように消えるその気配。ゆっくりと浸透しているようにも思える。



 ドーン!!と一発、先ほどまで聞こえなかった花火が上がり一瞬だけ夜空を輝かせる。

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