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転生医術師の魔法好きがこうじて神にまで上り詰めた件  作者: 吾妻 八雲
シーズン2 【聖域巡礼編】(闇の神殿)

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闇魔導師との対決:知性が試される瞬間

「快適ー!」

リーフィアが新しいキッチンで楽しそうに料理をしていた。


「あの場合、人なんですか?それとも人型の魔物なんですか?」

ハーベルが真剣な顔で尋ねると、リーフィアは手を止めて考え込んだ。


「実は、私も人型とは戦ったことがないのよ……。」

「そうなんですか……。」


「はい、できたわよ!」

「うおー、ハンバーグだ!」

ハーベルが子供のように目を輝かせ、大急ぎで食べ始めた。


「一番厄介なのは、魔物で知能が高い場合ね……。」

「なるほど……人間だった場合、話は通じるんですかね?」

「逆に、人間が魔物化されている場合も厄介ね……。」


「どっちにしても、一筋縄ではいかなさそうですね……。」

二人は考えながら、ご飯を黙々と食べていた。


「まあ、明日までに作戦を考えるから、今は気にせず食べちゃって!」

「はい!」


ハーベルが素直に返事をすると、リーフィアはふと思案顔で呟いた。


「もし話しかけられたら、どうする?」

「そうね……内容によっては迷ったり、困惑させて来るかもね……。」


「耳を傾けないのが一番なんだけど……。」

「なかなか、そういうわけにもいかないですよね……。」


「あと、知能が高い可能性があるから、今までみたいに力でゴリ押しって訳にもいかないわね……。」

「この辺から、頭を使えってことですね……。」

「まあ、そういうこと……。」


リーフィアが後片付けをしながら言葉を続けた。


「今晩は、新しいベッドでゆっくり寝れますよ!」

「お風呂もゆったりで最高だったわ!」


湯上がりのリーフィアにハーベルは思わず見とれてしまった。彼女のリラックスした笑顔は、まるで安心感そのものだった。


「じゃあ、今日は寝ます!」


本当は【MACOK】について話を切り出すべきか悩んでいたハーベルだが、この和やかな雰囲気を壊したくなくて、そっと眠りについた。


⭐☆☆☆☆☆☆⭐


翌朝、ハーベルはリーフィアの声で目を覚ました。


「ハーベル、ちょっと来て!」


「ふあーーー、どうしたんです。師匠!」

彼は大きなあくびをしながら寝室を後にした。


「見て、作戦を考えたの!」


リーフィアが見せてきたのは、一枚のメモにしっかりと書かれた作戦内容だった。


•••••••••

【作戦コード:女神イリスの聖裁】


闇を操る魔導師に対し光で応える。


『装備と戦術』

全装備を闇耐性に特化させ、敵の攻撃を無力化する。

攻撃の主軸は、光属性に特化した装備と神聖魔法。


『各員の役割』

ハーベル: 研ぎ澄まされたシックスセンスに神聖魔法を纏わせ、敵に強力な物理攻撃を叩き込む。

毒や麻痺などの状態異常は、自らの力で浄化。

リーフィア: チームの生命線。

防御と回復に専念し光を放ち続けられるよう、後方から支援。


『敵の特性』

ゴースト系の敵でない限り、神聖系物理攻撃が有効。

闇の魔導師を打ち砕き、光の勝利を掴み取る。

•••••••••


「なんか………カッチョいい!!分かりました。装備は【海賊セット】【闇のマント】【魔道の腕輪】でいけそうですね。武器は【シックスセンス】と【海賊ナイフ】の二刀流で臨みます!」

ハーベルが得意げにポーズを決めた。


リーフィアはその姿に思わず見惚れてしまった。


「でも、いきなり極大魔法を使われたら一貫の終わりだから、私の合図でいつでも退避できるように、テルミットを用意しておいてね!」

「了解!」


「魔力量のコントロールは、私に任せて、初めから全力で行きなさい!」

「任せてください!」


ハーベルはやる気満々でナイフを手に攻撃の練習をしていた。その表情は強い決意に満ちていた。


次回 45階層の秘密:ダークエルフの少女との出会い

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頑張って続きを書いちゃいます!

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