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転生医術師の魔法好きがこうじて神にまで上り詰めた件  作者: 吾妻 八雲
シーズン1 【王立魔法学院編】

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魔道具とハーベルの旅立ち

「スキルで設定したのはいいけれど、インプット方法がまだ分からない…。」

ハーベルはまた考え込んでしまった。


魔力を使わないのであれば、動作によるものだろうか?

動作、つまり物理的な方法でインプットすることで、魔道具の発動に必要な魔力量を軽減しているということなのか…


「なんて画期的な魔道具なんだ!天才だ!」


魔道具といえば、魔力を流して火を継続的に灯したり、水を出し続けるものなど、生活魔法の手助けをする程度のものが一般的だった。


しかしテルミットは、ひとつの魔道具に複数の機能を持たせ、さらに物理的な動作で魔法を発動させることで、使用する魔力量を抑えることに成功していた。


こんな革新的な魔道具は、見たことも聞いたこともない!

ハーベルは感動しながらテルミットを眺めていた。


「となると、リーフィアさんに電話をかけ直せるのは当然のことだ!」

そう呟き、ハーベルはテルミットを耳に当ててみた。


すると、テルミットが澄んだ水のような美しい青色に輝き始めた。


「あらあら、もう気付いちゃったのね?」

リーフィアの声が聞こえた。


「はい!リーフィアさんは本当に天才です!」

ハーベルは心からそう思っていた。


「リーフィアさん…いや、リーフィア師匠!」

「まあ、なんて嬉しいことを言ってくれるの!」


「師匠!どうぞよろしくお願いします!」

「ええ、こちらこそよろしくね!」

リーフィアの声は、明るく楽しそうに響いた。


「さて、あとはご両親の承諾だけね。頑張って!」

「分かりました!」

ハーベルの声は、軽やかに弾んでいるようだった。


「それにしても、このテルミットって、作成するにはやっぱりスキルが必要なのですか?」

ハーベルが尋ねた。


「そうよ。ただ、今はまだ教えられないわ。」

「もちろん、承知しています!」


「でも時期が来たら、最初から順番にしっかり教えるから、楽しみに待っていてね。」

「分かりました、師匠!」

ハーベルの声は、未来への希望に満ち、清々しいほど晴れやかだった。

次回 魔法と医術:二つの夢、ひとつの道

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