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転生医術師の魔法好きがこうじて神にまで上り詰めた件  作者: 吾妻 八雲
シーズン4 【聖域巡礼編】(第二幕)
115/133

新たな旅立ち:リーフィアの決断

みんなの家へ戻ると、ネルの部屋はすでに用意されていた。


「ステキな家ね!」

ネルがハーベルにくっついてきた。


「ええ、ネルの部屋もあるからね!」

「うわ、すっごく可愛い部屋!ハーベル、ありがとう!」

またハーベルに抱きついた。


ハーベルも悪い気分ではなかった。


「家、大きくなったね!」

「そういえば、土の神殿で35階層までにいくつかアイテム出ました。」


【ロックイヤリング】【岩戸】【岩虫の眼】

【ロックダウンハンマー】【ダイヤブロック】


【ロックイヤリング】

土属性アップ 岩属性取得で「建築」スキルで大型の建築物の構造分析と建築が可能。


【岩戸】

カチューシャで、使用中「岩戸」スキルで自分の周りだけ岩のバリアができ、中からは外を観察することができる。


【岩虫の眼】

虫眼鏡のように目の前にかざすとかなり微細な構造までみることができる。


【ロックダウンハンマー】

土属性アップ、ハンマー型の武器で「封鎖」スキルで相手の行動のうち時間と防御力を著しく制限できる。


【ダイヤブロック】

大きなダイヤの原石で磨けば光る?大金持ちになれるかも…。


「ネル、全部付けといたら?」

「ええ、そんなの悪いよ、みんなで集めたのに…。」

「あらあら、遠慮しないであなたのおかげであんなにスムーズに進めたのよ。」

「そうよ、遠慮なさらないで!」

「うん、ありがとう。」

ネルもとても嬉しそうに微笑んだ。

その姿を眺めていると、ハーベルもなんか嬉しくなっきてしまった。


••••••••••

ネル ♀ 【守護戦術士】

種族:ヒューマン

武器:【ロックダウンハンマー】

魔法属性:土属性

固有スキル:「構築」

武器スキル:「建築」「封鎖」「岩戸」

光:応用魔法5

闇:応用魔法5

炎:応用魔法5

水:応用魔法5

風:応用魔法5

土:究極魔法10

•••••••••• 


「みんな食事よ!」

「結構大人数になったね!」

みんなの属性やスタイルを分析して、パーティー構成を見直すことになった。


クラリッサは、今まで通り偵察隊で、俺とノワールとフレアが前衛中心だ。


師匠とフランで回復や治癒を、アクシアは、水魔法と弓で後衛に配置した。ネルは、防御魔法を中心に作戦立案と指揮をお願いした。


「かなりバランスのいい構成だ!」

フレアが感心しながら腕組みをした。


•••••••••

フラン ♀ 【ゴーレム】

種族:ピクシー

魔法属性:光属性


ノアール ♂ 【ゴーレム】

種族:ピクシー

魔法属性:闇属性

•••••••••


⭐☆☆☆☆☆☆⭐


翌朝、ハーベルたちは55階層を目指していた。


ネルの戦術通りに行けば、50階層クラスでも楽勝だった。

「やっぱり、ネル、すごいは!」

フレアがネルの肩を叩いた。

「ハハハ…。」


「55階層は、ゴーレムのマーク?」

「ああ、ゴーレムか…。」

「今、覗いて見たら、三体のようです…。」

「ストーンゴーレム、アイアンゴーレム、ゴールドゴーレムですね!」

「手分けして対処を!」

「はい!」


「ストーンゴーレムは、水魔法が弱点なのでアクシアとクラリッサで対応を!」

「分かりましたわ!」

「了解!」


「アイアンゴーレムは、ハーベルと師匠で!」

「オッケー!」

「任せて!」


「ゴールドゴーレムは、フレアが攻撃で、私が防御します!」

「任せろ!」


「フランとノアールは、各チームのサポートを!」

「うん、分かった!」

「分かったわ!」


ストーンゴーレムがものすごい勢いで突っ込んできたが、クラリッサのネクロマンシーで連れていた魔物に押さえ込ませた。


「今です、アクシア!」

「はい、ディープブルーショット!」

水流の矢がストーンゴーレムの核を貫いた。

「ハイドロ•フォール!」

さらに、滝のような量の水でストーンゴーレムを押し流した。


ゴールドゴーレムが、胸の前でガンガン音をたてながら、手をぶつけ合って戦闘態勢に入った。


「岩戸!」

ネルは岩戸を展開した。

「ボルダー•シールド!」

フレアに向かって詠唱すると、岩魔法の力で防御力が格段に上昇するのが分かった。


「おお、これいいな!」

フレアはそう言って、構えを決めた。


そこへゴールドゴーレムが突進してきた。


ダダダダダ…ダダダ…ダダ…。


「うあわ!」

フレアが吹っ飛ばされた。

「チーー!って全然痛くねえ!」

ボルダー•シールドの効果で無傷だった。


「ハハハ…明鏡止水!」

水面に一滴の水が落ちると、波紋が広がっていった。


ううう、うう、ううう

ゴールドゴーレムは身動きがとれない。


「百花繚乱!」

フレアの剣撃がゴールドゴーレムを炎の花吹雪で包み込むとドロドロに溶けてしまった。


「あとはアイアンゴーレムだけだ!」

「ハーベル加勢にきてやったぞ!」

「フレアありがとう」


ドォーーーーー!

アイアンゴーレムが腕を振り回してフレアに襲いかかった。

ガシュっ!

両手刀でしっかりと受け止めた。


「雷鳴:第8上級魔法!ライトニング・デヴァスター!」

ハーベルが詠唱すると、

雷の大きなハンマーを持った鬼神が現れ、アイアンゴーレムをそのまま押し潰した。


鬼神はそのままスーッと消えた。


「完全にオーバーキルね…。」

リーフィアが呆れていた。


「ネルがいるだけでこんなに変わるなんて!」

「作戦って大事だな!」

「お宝、お宝!」


【神器:金剛の盾】【神器:金剛の短剣】

【ダイヤモンドペンダント】【ゴーレムの心】


「やった。神器、神器!」

「師匠、金剛ってダイヤモンドのことですよね?」

「そうね、何か引っ掛かるわね。」


【神器:金剛の盾】

世界一硬く物理攻撃も魔法攻撃も防ぐことができる。

形状は、小手のようになっていて普段は盾のようにはなっていないが、攻撃を受けると光るシールドのようなものでガードされる。「反射」スキルでほとんどの攻撃を打ち返すことができる。


【神器:金剛の短剣】

世界一硬い刃を持つ短剣ですべてものを切り裂く。

ただし、金剛の盾だけは傷つけることすらできない。

さらに、金剛の盾を装備しているときだけ「万華鏡」スキルで放った一撃が、何千何万もの攻撃となって相手に襲いかかる。

しかも、魔法を付与した攻撃も有効である。


【ダイヤモンドペンダント】

土属性アップ、身に付けていると「絶対防御」スキルが発動して1日に1回だけどんな攻撃も無効化する。

真夜中を過ぎると再使用可能となる。


【ゴーレムの心】

土属性アップの魔昌石、今のところ何に使えるかは不明?


「あらあら、またハーベルが装備すると良さそうね!」

「このダイヤモンドペンダントをネルにつけてあげたいんですが…。」

「私も、そう言おうと思ってたの!」

リーフィアが嬉しそうに言った。


「ネル、つけてあげる!」

「ハーベル、ありがとう…。」

ネルは顔を赤くして恥ずかしそうに言った。


「よっ、お二人さん熱いね!」

フレアが冷やかしていた。


「ゴーレムの心は、私がもらっておくわ!」

「この後どうします?」

「60階層以降は「把握」でも見ることはできません…。」

ネルが驚いているようだった。


••••••••••

ネル ♀ 【守護戦術士】

種族:ヒューマン

武器:【ロックダウンハンマー】【ダイヤモンドペンダント】

魔法属性:土属性

固有スキル:「構築」

武器スキル:「建築」「封鎖」「岩戸」「絶対防御」

光:応用魔法5

闇:応用魔法5

炎:応用魔法5

水:応用魔法5

風:応用魔法5

土:究極魔法10



ハーベル ♂ 【医術師】【ネクロマンサー】

種族:ヒューマン

武器:【シックスセンス】【神器:金剛の短剣】【神器:金剛の盾】

魔法属性:全属性

固有スキル:「統合」

「破壊」「精製」「合成」「構築」「解析」「分解」

獲得スキル:「設定」「把握」「毒耐性」「召喚」「魔法陣」「ライブラリー」「分離」「蘇生」「切断」「転写」「怒号」「万華鏡」「反射」

光:究極魔法10 神聖:応用魔法6 薬剤:応用魔法5

闇:上級魔法8  虚空:応用魔法4 

炎:上級魔法8  黒炎:応用魔法5

水:上級魔法9

風:上級魔法9  雷鳴:上級魔法8

土:上級魔法9

•••••••••• 


「じゃあ、一度戻りましょうか!」

「はい!」


⭐☆☆☆☆☆☆⭐


「ちょっと、みんな集まってもらってもいいかしら!」

リーフィアがいつになく真剣な顔だった。


「私は、この辺りで一度、自分の家に戻ろうと思うの!」

「師匠!」

「なぜですか?」

「お師匠様!」


「こんな立派なパーティーもできたし、他に用事もあるから…。」

リーフィアは少し寂しそうな顔で言った。


「あとのことはネルに任せるわ!」

「ええ、私では無理です…。」

ネルは下を向いてしまった。


「ネル、大丈夫よ、みんなの顔を見てみなさい!」

リーフィアがネルに優しく言った。


ネルが顔を上げると、仲間の微笑んだ顔がネルを励ましているようだった。


「ネル、お願いします!」

「ネルならできる!」

「ネルさんにお任せしますわ!」

「ネル、私が面倒みてあげるわ!」

そう言って、フランがリーフィアの膝から降りて、ネルの膝へ飛び移った。


「フラン!」

ネルが嬉しそうにフランの首もとを撫でた。


「じゃあ、みんなに渡しておくものがあるの!」

リーフィアが、全員分の無限収納袋とテルミットとホウキを用意しておいてくれた。


「私からのみんなへの感謝の気持ちよ!」


•••••••••

後に、この三つの魔道具は、【三種の神器】と呼ばれるようになるのだった。

•••••••••


リーフィアが、道具の使い方を一通り説明し終わると、

「あとは、フラン、お願いね!」

「ええ、任せて!」


「師匠、今までありがとうございました!」

「いやだ、ハーベル、いつだって連絡も会いにもこれるでしょ!」

「そうですが、寂しいです…。」

ハーベルは涙目で、リーフィアに抱きついた。


「立派になったわね!自慢の弟子よ!」

リーフィアはハーベルの頭を優しく撫でながら言った。


こうして、リーフィアは新たな旅立ちを迎えた。

次回 魔物は食材!?驚きの食文化!

続きの気になった方は、

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リアクションと⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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