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【Click→】人体関連コラムシリーズ

うつ病やアスペルガーが劇的に改善する? 「TMS治療」てのを聞いたことがあるかい?

作者: エンゲブラ

(それにしてもAIはなんでも画像作ってくれて非常に助かる)

挿絵(By みてみん)

TMS治療とは、経頭蓋への磁気刺激でさまざまな症状を改善させるという治療法。


・頭部に磁気コイルを当て、脳の特定部位(主に左前頭葉)に磁気刺激を与える

・これにより脳血流を増加させ、低下した脳機能の回復を図る


―― さすがAI先生、分かりやすい。


・うつ病患者の約8割に症状改善がみられたとされる

・特に薬物療法で効果が不十分な難治性うつ病に有効とされている

・薬を使わない治療法で、副作用が少なく安全性が高いのが特徴

・1回の治療は3〜40分程度で、通常週3〜5回、4〜6週間継続する


副作用が少ないというのは、非常に素晴らしい話である(磁気刺激による脳細胞等の変質などの検証はおそらくまだまともにはされていないと予想するが)。


・日本では2019年から一部の医療機関で保険適用となりましたが、条件がある


保険適用とか素晴らしいじゃん。


―― 筆者はどこでこの治療法を耳にしたのか?

筆者が大好きなYouTubeチャンネル『岡田斗司夫ゼミ』の切り抜きからである。


日本では主にうつ病の改善に使われている治療法のようだが、動画ではアスペルガー症候群の改善において、絶大な効果があったというエピソードが述べられている。


他にも絵をまったく描けなかった作家が、実験を受けてからしばらくの間、名画家のようなすばらしい絵が描けるようになったなど、非常に興味深い内容だ。


動画で語られているエピソードは、治療法として確立される前の実験段階の頃の話のようだが、面白いのは脳の機能を高めるというアプローチではなく、過剰に働いている方を抑えることによって、脳のバランスを整える、という手法。


―― この話を聞いてすぐに思い出したのは、色覚障害者用の色が見えるようになるサングラスの仕組みだ。


一般的にひとの目は、赤・緑・青に感度を持ついわゆる「3色型色覚」であると言われており、色覚異常のあるひとは、そのうちのひとつ(ないしはふたつ)の色に対する感度が低くなっている。そこで色覚を補正するサングラスが登場するわけだが、興味深いのがその仕組み。足りない色を補色するのではなく、他の二色に対する感度を劣っている色覚の感度にまで下げるという手法である。


そう、すべては「バランス」なのである。


色が見えるようになるサングラスをかけ、人生で初めて色というものを体験する使用者たち。その様子を見て、みんなが感涙するという動画は、数年前にシリーズ化もして流行っていたのを記憶するひとも多いだろう。そして、この手法はおそらく脳でも可能となってきているようだ。


うつ病ならドーパミンの分泌不全、統合失調症なら過剰分泌。様々な脳の障害も、原因は「バランス」の不均衡によって引き起こされているに過ぎない。


人間は極めて生理的な生き物なので感覚に思考は振り回される。


人間の脳は、右脳の働きが活発な時は、必ず左脳の働きが制御され、逆もまた然りであると岡田斗司夫氏は言う。この原理を使い、電磁波を使用し、活性化させたい部位の「逆の部位の働きを下げる」というのがTMS実験による治療の手法であると岡田氏は解説する。


岡田氏の動画では、これに近い手法で軍事転用目的の実験についても言及しており、非常に興味深い。興味のある方は「岡田斗司夫 発達障害」の検索ワードでYouTubeで探してみてほしい。

あれ、AI先生が教えてくれた日本での治療法をよくよく読んでみると「脳血流を増加させ、低下した脳機能の回復を図る」とあるな?


これって岡田氏の動画では危険とされていた機能向上の方での使用例だよね?

日本にはまだ完全なノウハウが持ち込まれていないということなのだろうか?

それとも作為的に、実験的な脳の機能向上の方を日本にすすめ、臨床データのサンプルを取ろうとするいつものアメリカさんの陰謀の匂いが…考えすぎ?

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