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ファクト ~真実~  作者: 華ノ月
第五章 羽を失った鳥は猛獣をエサにする
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ショートショートコメディ⑤ 写真


「奏ちゃ~ん!絵美さ~ん!見て見て~!!」


 孝君、何かを掲げながら嬉しそうに何か言っている♪(何があったのかな?♪)


「どうしたの?」

「なになに?」


 奏ちゃんと絵美ちゃん、興味津々♪


「これだよ!!」


 孝君、そう言って一枚の写真を二人に見せる。


「!!」

「?!」


 その写真を見て奏ちゃんと絵美ちゃんびっくり!!


「や~ん♪可愛い~!!♪」


 奏ちゃん、その写真を見てそう声を上げちゃう♪


「へぇ~、良く似合うわね」


 絵美ちゃんもその写真を見て顔が綻んじゃう♪


「……どうしたの~?」


 そこへ、広斗君が登場!


「高校の時の写真だよ!」


 孝君が満面の笑みでそう答える♪


「へぇ、懐かしいね。いつの写真?」


 広斗君、懐かしむようにそう声を出す♪


「凄く可愛いですね!広斗さん!!」


 奏ちゃん、どこか興奮気味でそう声を発する♪


「うん。こんなに似合うのは凄いわ」


 絵美ちゃん、ちょっと顔を赤くしながらそう言葉を綴る♪


「えぇ~?男なんだからそこまで可愛いってことは無いと思うよ?」


 広斗君が悪い気はしないのかそう言葉を発する♪


「いえ!これは断然可愛いですよ!サラサラのストレートもよく似合います!!」


「え?」


 奏ちゃんの言葉がよく分からなくて広斗君困惑。


 広斗君は天然パーマがかかっているからね♪


「一体、何の写真なの??」


 広斗君が、その写真が何なのか見当が付かなくて頭にはてなマーク。


「孝君!この写真、焼き増ししてね!私、絶対欲しい!!」


 奏ちゃん、顔を赤くしながら孝君にそうおねだり♪


「これは可愛すぎます!!この……」


 奏ちゃん、そう言ってその写真を広斗君に見せる♪



「不思議の国のアリスバージョンは最高です!!」



 ――――カピコーン……!!!



 広斗君、固まっちゃった?!



「そ……それって……」


 広斗君、だらだらと冷や汗をたらしながらそう声を発しちゃう♪


「うん!高校の学園祭の時に広ちゃんが演じた「女装版不思議の国のアリス」だよ♪」


 孝君が満面の笑顔でそう言っちゃう♪



「たかやん……、ちょっと来い……」


 え?!広斗君なんか怒りモード?!


 わ~!!孝君を広斗君がズルズルと引きずって行っちゃった~!!


「……お前、なんちゅうものを奏に見せた……」


 広斗君、孝君に掴みかかりながら怒りモードで言っちゃう。


「え?え?なんで?可愛かったから見せてあげようとしただけだよ?!」


 孝君、広斗君が何で怒っているのかが分からなくてそう言葉を綴っちゃう。


「奏の前では男らしくいたかったのに……お前は……」


 広斗君、ご立腹?!



 ――――キュポンッ!!



 広斗君、何かを取り出し、それを孝君の顔に近付けちゃいました。




「……あれ?孝君は??」


 広斗君が一人で戻ってきたので奏ちゃんが広斗君にそう尋ねる。


「ちょっと、急用を思い出したと言って帰ったよ♪」


 広斗君、奏ちゃんに満面の笑みでそう言葉を綴る♪


「そうなの?今日はみんなで飲みに行くことになっていたのに……」


 絵美ちゃんが「残念」という感じでそう言っちゃう。


「今日は僕たちだけで行こうか♪」


 広斗君がそう言って三人でいつもの居酒屋に行きました♪




 その頃、孝君は……。



「……広ちゃんのバカ~……。おでこに油性ペンで「アホンダラ」って書かなくてもいいじゃんか~……」



と、るーるーと涙を流しながら泣いていましたとさ♪




 ちゃんちゃん♪




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女装版不思議の国のアリスは刺激的ですね!(笑 おでこに油性ペンは過酷です(笑 しかも人には見せられない悪口(笑 油性ペンは落ちるまで時間がかかりそうですね~。 これはるーるーと涙が流れます。 肌荒…
[良い点] 事件の真犯人が、最後の最後まで分からず、展開から目が離せませんでした。麗美、眞子、真奈美のそれぞれが、夜の街で必死に生きようとする中で起きてしまった事件。切ないですが、真相が分かって良かっ…
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