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三十六から四十
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舞う欲目 地響き悲し 十六夜よ 祭祀長き日 犇く妖魔
まうよくめ じひびきかなし いざよい(よ さいしながきひ ひしめくようま)
37
今は未だ 問弔の 道印し 魑魅のいらむと 人魂は舞い
いまはまだ とひとむらいの みちしる(し ちみのいらむと ひとだまはまい)
38
まさか今 裁かれた過去 遺す傷 此の子が誰か 狭間いかさま
まさかいま さばかれたかこ のこすき(ず このこがだれか はざまいかさま)
39
罪一つ 裁かれた過去 遺す疵 此の子が誰か 罵殺と秘密
つみひとつ さばかれたかこ のこすき(ず このこがだれか ばさつとひみつ)
40
果し合い 叶うか無電才 長けた 勇んで向かう 長い明日は
はたしあい かなうかむでん さいたけ(た いさんでむかう ながいあしたは)