前編主要人物
星光瀬怜奈 (セレーナ・スターライト)
伊達幕府女神隊軍団長。元々はイシガヤ家の御用商人の娘だが、才能を見出だされ軍に抜擢された。艦隊指揮と野戦築城が得意で鉄壁将軍と称賛される。人種的にはフィン人であり、幕府内でも目立つ長い金髪に白い肌をした女性。
煩多狩守斗 (カリスト・ハンター)
伊達幕府女神隊副軍団長。イシガヤ家の侍女になる予定が、才能を見出だされ女神隊士に抜擢された。神速の兵站管理と陣形変更を得意とする参謀タイプの艦隊指揮官。木星の貧民街出身で、大和民族系との混血。
石谷隆信 (タカノブ・イシガヤ)
王族石谷家当主にして遊撃隊軍団長。幕府においては執権、朝廷においては太政大臣の官職を有する。CPGという巨大企業の名誉会長にして、木星の衛星エウロパという穀倉地帯を私有する。また黒脛巾と称する私設工作部隊を所有する。イボルブと呼ばれる超能力者でもある。遠江石谷氏。
伊達銀 (ギン・ダテ、シルバー・スター)
伊達幕府の元首にして伊達幕府軍総司令。朝廷においては征東将軍・大納言の官職を得ている。蝦夷の鬼姫の異名を持ち、パイロット、サイクロプス隊指揮官、艦隊司令官として有能だが、政治外交は不得手。銀色に光る黒い長髪で知勇に恵まれた女将軍。シルバー・スターの名前は通称。仙台伊達氏。
奮熟馬鞍 (バーン・フルーレ)
王族奮熟家当主にして陸軍師団総長、後に軍団長。地獄の番犬の異名を持つエースパイロットでもあり、諸兵民衆から人気もあるイケメン。イボルブと呼ばれる超能力適性が高い。母は伊達家出身だが、父方の祖はアメリカ系の白人種。官位は左近衛少将。仙台伊達氏。
老蘇譜亜沙流 (ファーサル・ロウゾ)
王族老蘇家当主。まだ若いが防衛軍師団長を務める。祖はモンゴル系で浅黒肌。後の会戦で足を失い義足となる。官位は右近衛大尉。平氏を称する。
蔵運香楠庭南都 (カナンティナント・クラウン)
王族蔵運家当主にして幕府軍の副司令官。朝廷においては内大臣を務める。守勢寄りだが大軍の指揮については得意とし、兵站管理や幕僚としての適性が高い。朝廷政治を得意とし、幕府軍においては担当窓口となっている。楠氏。
聖書経芽守 (ヘルメス・バイブル)
兄が準王族聖書家当主。幕府軍においては防衛軍軍団長、朝廷においては中務卿を務め、夫のカナンティナントの補佐を行っている。どちらかと言えば謀略戦に強いが、サイクロプス隊指揮官としては現代の巴御前と呼ばれる程に勇猛。三河鈴木氏。
鬼庭良信 (ヨシノブ・オニワ)
準王族鬼庭家当主ではあるが、石谷家の宿老でもある。CPGに強い影響を持ち、幕府軍においては遊撃隊副軍団長を務める。官位は左馬頭。鬼庭氏。
片倉綱宗 (ツナムネ・カタクラ)
伊達家重臣。遊撃隊師団長を務めるが、堅物で、どちらかと言えば戦術参謀タイプ。官位は備中守。白石片倉氏。
楠正信 (マサノブ・クスノキ)
石谷家重臣。石谷家の私設工作部隊黒脛巾の頭領格。遊撃隊旅団長も務める。祖は石谷家の落胤のため、親族の少ない石谷一門として加えられている。官位は刑部少輔。楠氏。
真田繁宗 (シゲムネ・サナダ)
伊達家重臣。遊撃隊旅団長を務める。官位は左近将監。仙台真田氏。
神崎夜緒音 (ヤオネ・カンザキ)
女神隊師団長。母が鬼庭家出身であり、鬼庭家と石谷家の関係強化のため、タカノブの婚約者となっている。癖の無い戦闘指揮官であり、政治経済にもそこそこ強い良将。官位は図書助。鬼庭氏。
厳島久遠 (クオン・イツクシマ)
知謀に優れた女神隊士であるが、シルバー大佐やイシガヤの戦術参謀を務めることが多い。パイロットとしても有能。タカノブの側室となっている。官位は図書少允。
石ヶ谷空音 (ソラネ・イシガヤ)
元戦災孤児で、タカノブの側室。石谷家の家宰としてCPGやマーズウォーター社の役員を務める。
九鬼藤幸 (フジユキ・クキ)
海軍軍団長。意外と気の効く老練な艦隊指揮官で、対外的にも武勇名高い幕府軍軍団長筆頭。九鬼氏。
李明 (ミン・リ)
空軍軍団長。政治には疎いが戦闘指揮は優秀な指揮官。台湾出身で幼少の頃に帰化した。先祖は李如松を称する。
来栖丹頃 (ニッコロ・クルス)
陸軍軍団長補佐。軍政家としての才能がある俊才。バーンの補佐を務める事が多い。
猪苗代響 (ヒビキ・イナワシロ)
女神隊のサイクロプス隊指揮官。士官学校では主席であったが、言動は突飛。乱戦指揮を得意とする。
伊達山吹 (ヤマブキ・ダテ、ヤマブキ・スター)
ギンの妹でタカノブの側室。イボルブでありパイロットとしては優秀。
凪仁天皇
日本協和国元首。軍政知略に優れる。イボルブと呼ばれる超能力適性が高い。
雪仁親王
凪仁天皇の第一皇子。木星に遊学中。
多喜一氏 (カズウジ・タキ)
東国鎮守府将軍。東日本の大半を治める。官位は左大臣。源姓多喜氏。
槇田宗次 (ソウジ・マキタ)
西国鎮守府将軍。西日本を治める。官位は右大臣。藤原姓槇田氏。
ナイアス・ハーディサイト
名将の誉れ高く禿鷹将軍と呼ばれる東南亜細亜連合の盟主。ベトナム出身だが、新連邦政府よりフィリピン総督を命じられ周辺国を影響下に置いた。イボルブと呼ばれる超能力適性が高い。
奮熟射倶流 (イーグル・フルーレ)
前伊達幕府執権。バーンの父。正妻はシルバーの伯母。幕府建国戦争以来の猛将と知られ、イボルブのパイロットとして、或いは指揮官としてその名を馳せる。愛機は深紅のヘル、乗艦は純白のフェンリル狼。
佐竹倶重 (トモシゲ・サタケ)
木星方面軍の師団長の1人。サイクロプス戦を得意とする。父は艦隊指揮官としてイーグルの副官を務めた。
三田摩或 (マール・サンダー)
若いながらそれなりの規模の宇宙海賊の頭領を務める。のちに伊達幕府に降る。
フェドラー准将
宇宙海賊として大軍閥を率いる名将。中堅国家並みの兵力を有していた。




