第5話『愉快なサザエさん』
ウォーレン達がマサイの土偶戦士ホワイトのもとに駆け付けた時には、既に謎の暗殺者ホワイトの姿はそこになかった。
彼はいったい何者だったのだろうか。そしてなぜウォーレン達の命を狙うのか。大きな謎を残したままウォーレン達を乗せた船は日本に着いた。
ー中略ー
「HEY!ウォーレン。アレガ、サカナヤサンダゾ!」
スイスのハーフ松岡は流暢な日本語でウォーレンに語りかけた。
「あれが魚屋さんか・・・ここまで来るのは本当に大変だったな」 ウォーレンは呟く。
「どれ、早く新鮮な魚を買って王様のもとに届けなくては」
ウォーレンは、そう言うと新鮮な「ししゃも」を手に取った。
「300円だ!」 魚屋のおやじが、しゃがれた声でウォーレンに言う。
「300円か・・・うん?」
ウォーレンはポケットに手を突っ込むが、ビスケットしか出てこない。
どうやら財布を忘れてしまったようだ。
ホワイトとスイスのハーフ松岡に貸してもらおうと思ったが、彼らのポケットからもビスケットしか出てこなかった。
「仕方ない・・・」
そう言うとウォーレンはホワイトとダイエー対楽天の試合を見に行った。
・・・だからソフトバンクだって。