第14話『この世で一番怖いもの・・・それは人間じゃ』
「実はな、日本と言う国に悪行で金を稼ぐクロマティって男が居るんだ。俺はそいつを襲って金を奪おうと考えている」
「ふんふん、それで。私達はどうすればいい?」
ウォーレンとオルガはすで打ち合わせを始めていたが、ペタジーニはウォーレンの話を信用していなかった。
しかし、ペタジーニは彼女が怖いので結局は言いなりなのであるが。
「じゃあ、俺たちは一足先に日本に向かってるぜ」
「わかった、私達も準備したらすぐ行く」
ウォーレンは話を終えると、すぐさまオルガから借りた船に乗り込み、全速力で日本に向かった。
「なぁ、ウォーレン。クロマティって店長だろ。一体どうするつもりなんだ?」
ホワイトは素朴な疑問を投げ掛けた。
「なぁに、潰し合いをしてもらうだけさ」
そう言ったウォーレンの顔は、既に海賊よりも恐ろしかった。